先住民族関連ニュース

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「軍機」医学、歴史の闇に <731部隊軍医の博士論文>

2018-01-21 | アイヌ民族関連
京都新聞1/20(土) 19:10配信
 京都府精華町の国立国会図書館関西館で閲覧した731部隊の平澤正欣軍医の博士論文には不自然な点がある。当時の学術論文でも実験にサルを使う場合、通常は「タイワンザル」などと特定して書く。「特殊実験」とは人間にペストを感染させた生体実験だと、複数の研究者が指摘している。
 平澤軍医は戦死したが、終戦後の1945年9月、京都帝国大医学部は博士号を授与した。医学者を派遣するだけでなく、軍医らに博士号を出す学術的権威の仕組みとして帝国大学は731部隊を支えた。軍事機密の判を押され、公開されなかった学術論文。
 京大に対し、人道に反した不正な論文だとして、今月にも「731」学位検証を求める会を設立する準備が、京滋で進められている。
 京都帝大医学部4年の時に731部隊長石井四郎の講義があったと、昨年105歳で亡くなった日野原重明・聖路加国際病院名誉院長は何度か語ってきた。「細菌、ウイルスを食事や動物を介して患者に感染させて、何週間で熱がこのように出て、脳死を起こして死んでしまうというグラフなどもありました」(2012年「医師のミッション-非戦に生きる」)
 731部隊の実態を知る元隊員は戦後73年を経て、もう少ない。だが、歴史的な資料を次代に継ごうとする人はおり、貴重な資料が京都にもある。
 立命館大国際平和ミュージアム(京都市北区)に09年、「竹澤正夫資料」が遺族により寄託された。731部隊員の生活や武道日誌。極秘印が押された「野戦防疫給水部勤務ノ参考」。ノモンハン事件に731部隊が出動、銃撃され重傷を負うなどした「国境事変出動日誌」もあった。
 中でも戦友会誌のため戦後寄せられた北條円了軍医大佐の書簡と直筆原稿は貴重だ。ドイツで細菌学も研究した東京帝国大医学部卒。731部隊でチフス研究をした経過を述べ、敗戦時にドイツから戻る途中、米国で勾留され尋問された様子も記す。癖のある字で、長文だが、北條軍医は自分が生体実験をしたとは一言も書いていなかった。
 竹澤氏は元731部隊員だが、武道師範で太平洋戦争開戦に同部隊を離れている。戦後は警察で武道教師として勤務、戦友会の事務局も務めた。戦中は、研究施設とは遠く、少年隊員の「東郷学校」教育や自治会と、普段の暮らしのあったことが資料から読み取れる。細菌研究と無縁だったからこそ資料を廃棄せず、戦友会活動にも熱心だったのかもしれない。
 2006年、竹澤氏は長野県で亡くなった。孫の男性(31)は遺品を整理している時、「石井四郎」とある書簡に気付いた。731部隊は中学生の時に森村誠一氏の「悪魔の飽食」を読んで知っていた。
 祖父は戦争の話をせず、祖父が野戦病院で命を取り留めたと祖母から聞かされたぐらい。祖父は几帳面で731資料を封筒で分類し、アルバムには説明も付されていた。「森村誠一さんの731部隊についての本に、祖父は線を引いていました。戦後、複雑な思いだったでしょう。731部隊は施設を爆破し証拠隠滅したとされますが、極秘資料を祖父が持ち帰ったのは奇跡的です」
 731部隊の人体実験を巡って論争があり、追及する研究者に「売国」などと匿名の罵倒がネットで飛び交う。身内が負の歴史に関わったことを公にするのは勇気がいったのか、聞いてみた。
 「いいえ。自宅で保管するよりも、1次資料を散逸させず、歴史の暗部を探究する人に役立てたい」。孫はデリケートな隊員の個人情報も含む資料に対応できる博物館を全国で探し、平和ミュージアムに行き着いた。(12回続きの8回目)
 ■【次回】 不失其正。そう書かれた扁額(へんがく)が明治35年築の京大医学部資料館、旧解剖学講堂に掲げてあるという。中国の古典「易経」から、正しさを見失わないことの意。731部隊の系譜をたどり、石井四郎と病理学教室清野教授が出会った大正時代へ、樺太のアイヌ民族の遺骨へとさかのぼる。医学部資料館を訪れると、扁額は修復中で取り外されていた。
http://www.kyoto-np.co.jp/education/article/20180119000140

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北海道150年、映す 道庁赤れんが庁舎に映像投影

2018-01-21 | アイヌ民族関連
北海道新聞01/20 17:30 更新
 国の重要文化財・道庁赤れんが庁舎(札幌市中央区)に北海道の自然やアイヌ民族の世界観をイメージした映像を投影する、初のプロジェクションマッピングが19日、始まった。色鮮やかな光と、ムックリ(口琴)などのアイヌ伝統楽器の音色を織り交ぜた音楽で、幻想的な夜を演出した。
 北海道150年を盛り上げる記念事業で、加森観光(札幌)の主催。オープニングセレモニーでは関係者や観光客らがカウントダウンを行い、赤れんが庁舎の一面に映像が映し出されると、歓声が上がった。
残り:176文字/全文:402文字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/158004

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赤れんが庁舎、壁面駆けめぐるヒグマ…映像投影

2018-01-21 | アイヌ民族関連
読売新聞2018年01月20日 07時46分
 札幌市中央区の道庁赤れんが庁舎で19日、外壁に映像を投影する「プロジェクションマッピング(PM)」が始まった。
 自然を敬って生きるアイヌ民族の世界観を始め、シャチやヒグマなど北海道の動植物を描いた映像が映し出されると、集まった観光客たちから歓声が上がっていた。
 同庁舎でのPMは初めて。北海道命名150年を記念して、加森観光(札幌市)が企画した。
 映像は同庁舎正面の壁面全体に投影され、アイヌで集落の守り神とされるシマフクロウが冒頭に登場し、道内の海や川、山を案内していく設定。その先々で出会うシャチやサケ、山の神とされるヒグマ、オオカミ、シカが壁面を駆けめぐる。
 初日の式典で、加森観光の加森公人社長は「北海道の大地の起源を音と光で感じてほしい」と呼びかけた。
 2月25日まで。毎日午後6時半~同8時半、12分間の映像が10回流される。観覧無料。荒天時は中止。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180120-OYT1T50007.html

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VIC州議会初の女性先住民族議員に殺害脅迫

2018-01-21 | 先住民族関連
日豪プレス2018年1月20日
「オーストラリア・デーに半旗提案」発言で
 VIC州議会初の女性アボリジニ議員が、「オーストラリア・デーには半旗を掲げよう」と発言したために殺害と集団強姦の脅迫を受けたことを明らかにした。
 ABC放送(電子版)が伝えた。
 リディア・ソープ緑の党下院議員は、「アボリジニに対して犯罪が行われたことを思い出すため、1月26日のオーストラリア・デーには半旗を掲げよう」と提案している。
 それに対して今週初めに脅迫の電子メールや書き置きが舞い込んでおり、同議員はVIC州警察に通報している。
 脅迫文書の一つはメルボルン北東のノースコート地区の同議員選挙事務所の扉の下に差し込まれていた。
 ソープ議員は、「文書は強姦脅迫で内容は仔細にわたって生々しく書かれていた。私には子供がいるから子供の安全が気づかわれるし、職員も家族も脅迫に動揺している。こんな行為は見過ごせない」と語っている。
 昨年、メルボルン首都圏の3自治体が1月26日のオーストラリア・デーの公式祝賀中止を決めている。リチャード・ディ・ナタリ連邦緑の党首は、「自治体の決定は、オーストラリア・デーに対する論議が高まっていく始まりだろう」と語っている。
 また、ソープ議員は、「私はこのような行為を容認しないし、脅しに屈して国民への呼びかけをやめることもしない。むしろアボリジニ女性としてこれまで以上に主張していく決意だ」と語っている。
 ソープ議員は、脅迫主に挑戦し、「脅迫状は真のオーストラリア人と名乗っているが、私は世界で最も古くから現代まで継続している文化の出身だから、真のオーストラリア人とは何なのか聞いてみたい」と語っている。
■ソース
Victoria’s first female Aboriginal MP receives death threats over Australia Day comments
http://nichigopress.jp/ausnews/news_affair/158240/

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ローマ法王、アマゾン先住民の未来に警鐘 訪問国ペルーで

2018-01-21 | 先住民族関連
AFPBB News2018年1月20日 14:18 発信地:プエルトマルドナド/ペルー

ペルーのプエルトマルドナドで、アマゾン盆地から集まった先住民の代表らと面会し、贈り物を受け取るローマ・カトリック教会のフランシスコ法王(右、2018年1月19日撮影)。(c)AFP PHOTO / Cris BOURONCLE
【1月20日AFP】ローマ・カトリック教会のフランシスコ(Francis)法王は19日、南米アマゾン(Amazon)を訪れ、アマゾンと同地に住む人々の未来について強い警鐘を鳴らし、アマゾン先住民が「ここまで脅かされていることはいまだかつてない」と述べた。
 フランシスコ法王を待ち受け、ペルー、ブラジル、ボリビアにまたがるアマゾン盆地から大勢の先住民が結集した中、法王がペルー・プエルトマルドナド(Puerto Maldonado)に到着すると、裸の上半身にペイントを施し、頭にカラフルな羽根を着けた先住民の人々は歌と踊りで歓迎した。
 法王は、大勢の先住民を前に、アマゾンと同地に住む人々は「深い傷」を負っていると述べ、大規模農業と「石油、ガス、木材、金を手に入れようとする巨大事業の利益によってもたらされる圧力」に対して遺憾の意を表明。さらに、アマゾンの女性たちが耐えている「終わりなき暴力」について強調した。 
 法王が先住民と面会を行う際のあいさつで言及した23の先住民族の一つHarakbutの代表は、「私たちを保護してほしい」「土地を取り上げられたら、私たちは消滅してしまうかもしれない」と訴えた。(c)AFP/Katell ABIVEN, Catherine MARCIANO
http://www.afpbb.com/articles/-/3159301

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教皇、チリ・カトリック大学を訪問「新しい対話と出会いの追求を」

2018-01-21 | 先住民族関連
バチカン放送局18/01/2018 11:54
チリ訪問中の教皇フランシスコは、首都サンティアゴで、カトリック大学を訪問された。
1月17日午後、若者たちとの集いが行われたマイプ巡礼聖堂に続き、教皇が訪問されたのは、教皇庁立チリ・カトリック大学。
同大学は、1888年の創立から、今年で130周年を迎える。この間、創立当初の2学部から、今では18学部を擁するまでに発展、現在およそ2万5千人が学んでいる。
構内で行われた教皇との集いには、同大の学生・教授陣はもとより、チリの学界を代表する人々が大勢参加した。
教皇は関係者を前にした講話で、対話と出会いの工房としての大学の役割を強調された。
ジークムント・バウマンが指摘する流動化社会に言及された教皇は、拠り所が雲のように稀薄になりつつある現代に、あらためて「わたしたち」や「共同体」の深い意味を発見し、紛争や暴力を生む個々の利害関係を克服していかなければならないと話された。
「大学は国内の共存に奉仕するよう呼ばれている」と教皇は述べ、国の未来を創造する場として、対立する論理を乗り越え、新しい対話と出会いの空間を追求して欲しいと希望された。
また、教皇は、そのダイナミックな対話の中で、人民の思いが消されることがないようにと話し、特に先住民族の共同体の持つ豊かな文化に触れられた。
知識が常に生活に奉仕し、生活と一致しながら発展を続けていくものであるよう、教皇は学術界の人々に願われた。
http://ja.radiovaticana.va/news/2018/01/18/%E6%95%99%E7%9A%87%E3%80%81%E3%83%81%E3%83%AA%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E3%82%92%E8%A8%AA%E5%95%8F%E3%80%8C%E6%96%B0%E3%81%97%E3%81%84%E5%AF%BE%E8%A9%B1%E3%81%A8%E5%87%BA%E4%BC%9A%E3%81%84%E3%81%AE%E8%BF%BD%E6%B1%82%E3%82%92%E3%80%8D/1359366

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アマゾンの先住民族は、領土を守るために法王に尋ねる

2018-01-21 | 先住民族関連
Business Monkey News (blog) 2018/01/20

彼らは今日、教皇フランシスコの到着のための準備として、ペルーのニュース庁(アンディー)の写真提供は、コリセオデ・プエルト・マルドナド(ペルー)で金曜日2018年1月19日に、ネイティブのコミュニティのメンバーを示します。 EFE / ANDINA /カルロス・Lezama
プエルトマルドナド(ペルー)、1月19日(EFE).-「多くの残虐行為や不正は」「先住民族の兄弟」によって被った教皇フランシスコ前に発表さとプエルトマルドナドでの会議中に、それらを守るために頼ま先住民族の代表ペルーのアマゾン。
約4,000インディアンはペルー、ヘクターSueyoとYésicaPatiachi訪問のメインイベントで教皇を満たすために集まっコリセオデプエルトマルドナドで、Harakbutの先住民族は、劇的な状況を発表しました。
彼の言葉は、ホルヘBergoglioとの会談のために、神のコロシアム母を満たした約4,000先住民族の代表者の拍手で迎えられました。
「アマゾンの様々な地域からの私たちの土着の兄弟は、私たちの天然資源の農場に苦しみます。 ...木こり、金探鉱者、石油会社「と彼の話を始めました:今日、多くの部外者は私たちの領土に侵入します。
彼らはそれが鉱業や石油産業の到着を自分たちの生活をどのように変化したかを報告しました。
「彼らは私たちに相談することなく私たちの領土を入力して、地球は、金属製の黒の水を作る毒と私たちの改宗は死の川に下水際に苦しむ台無しにする場合、外国ピアス我々は多くを苦しみ、死んでしまう、」彼らは続けました。
彼らは来たドミニカ宣教師ホセ・アルバレス・フェルナンデスと、呼ばれるよう彼らは、ApaktoneのHarakbut(賢明な古い父)の村に到着したことを想起し、彼らは言った、「私たちは離れていたとき。」
「そして今、我々はあなたが私たちを守るために頼む」と彼は主張しました。
彼らは彼らの子供のための教育のために呼ばれるので、彼らは差別を受けていませんが、学校は彼らの伝統や先祖の知恵を消去しません。
彼らは他の場所からのものであり、ここに住んでいたことがない人たちがしたいことを恐れを表明し、「彼らが消えるよう。」
そして、彼らは気候変動と「このすべてに地球に何が起こっているかについての懸念をリリースし、空は非常に怒っていると私たちは私たちの惑星を破壊しているので、泣いて。私たちは食べ物を持っていない場合は、私たちは飢えます。」
別の証言は、Amazonが「マナーを持っていたことを説明したペルーのアマゾンでCondorcanquiから来たマリアリュドミラベルメオ、64、awajúnインドの、親が子供に良い値が、今多くの若いだったということでした彼らが失っている「と悪徳とコミュニティ全体に影響を与える悪い習慣を学んでいます。」
マリア・リュドミラベルメオが自然の乱用されていると、魚を殺して木を伐採していることを報告し、油を利用し、川から金を取って、鉱業と川を汚染、多くの動物を狩っ。
彼は、「当局は、私が小さい頃のように、清潔で新鮮な空気私たちの環境を維持するために、森林保全に貢献する。」と呼ばれます
https://businessmonkeynews.com/ja/ja/%E3%82%A2%E3%83%9E%E3%82%BE%E3%83%B3%E3%81%AE%E5%85%88%E4%BD%8F%E6%B0%91%E6%97%8F%E3%81%AF%E3%80%81%E9%A0%98%E5%9C%9F%E3%82%92%E5%AE%88%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AB%E6%B3%95%E7%8E%8B%E3%81%AB/

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オーストラリア ブリスベン郊外 / 先住民の歴史を学ぶシアター形式の体験プログラム、3月オープン

2018-01-21 | 先住民族関連
トラベルビジョン2018年1月20日(土)
 19世紀、イギリス人がオーストラリア大陸に入植したことにより、先住民アボリジニの人々の生活が一転。
 その時代に実在したアボリジニ家族の実話を元にしたライブシアターショーで、先住民の血を受け継ぐ18人の役者たちが7つのセットでそれぞれ演じ、最後は演者と観客が一緒にダイニングホールでオーストラリアの伝統料理ダンパーと呼ばれるソーダブレッドやグリル焼きなどの夕食を楽しむ2時間半のプログラム「スピリット・オブ・ザ・レッド・サンド」が、2018年3月、ブリスベン郊外のビンリー歴史村にオープンします。
 最大120名まで収容可能で、事前予約が必要。
 ブリスベンとゴールドコーストの中心地からの無料送迎サービスもあります。
 ブリスベン、ゴールドコースト地域にオーストラリア先住民の歴史を体験出来る新しいタイプのプログラムが誕生します。
  ※スピリット・オブ・ザ・レッド・サンド(Spirits of the Red Sand)
住所: 205 Main Street, Beenleigh, Queensland 4207
詳細: http://spiritsredsand.com/ (英語)
情報提供:クイーンズランド州政府観光局(TQ)、日本海外ツアーオペレーター協会
http://www.travelvision.jp/news/detail.php?id=80472

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