先住民族関連ニュース

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「SDGs五輪」めざす東京、食材・木材に調達基準

2018-01-14 | 先住民族関連
朝日新聞2018年1月13日06時39分前田大輔、神田明美
 スポーツの祭典を通じて、環境や人権を大切にする流れを広げよう――。2020年の東京五輪・パラリンピックで、こうした取り組みが動き始めた。めざすのは、環境の保護や貧困の撲滅など17分野の目標をかかげる国連の「持続可能な開発目標(SDGs(エスディージーズ))」を進めることだ。
 国際オリンピック委員会(IOC)はSDGsに沿った大会運営を求め、大会組織委員会も「史上最高に持続可能な大会」をかかげる。国連が15年に採択して以降、夏季五輪として初めて準備段階から進める本格的なSDGs五輪をめざす。
 組織委がとくに取り組むのが、建設資材や食材だ。建設業者、選手村の食堂や競技施設のフードコートで食事を提供する業者らに対し、重要な6分野で調達基準づくりを進めている。
 すでに「木材」「農産物」「畜産物」「水産物」では基準をつくった。食品やせっけんなどに使われる「パーム油」と「紙」は3月末までにつくる。
 基準では、環境と、生産地で働く人や先住民の人権を守ることを重視する。木材は、伐採で生態系を崩さないことや地域住民らの権利に配慮することを義務づけた。
 農産物は環境や生態系との調和、水産物では小さい魚までとるのを減らす取り組みなどだ。第三者機関がこれらを審査して認証したものを推奨している。
 組織委は調達基準のほか、「持続可能性に配慮した運営計画」の第2版を6月までにつくる。自然エネルギーを増やしたり排出量取引制度を使ったりして、二酸化炭素(CO2)の排出を実質ゼロにする「脱炭素五輪」をめざす。再利用やリサイクルの推進、長時間労働の禁止や人権保護なども盛りこむ方針だ。
緩さ指摘する声も
 ただ、早くも課題が浮上している。木材の基準では、コンクリートの型枠に使う合板について、熱帯林乱伐が起きている地域のものを排除していない。
 新国立競技場の土台の工事では、この型枠にマレーシア・サラワク州の熱帯林乱伐で先住民と紛争が起きている企業のものが使われ、環境NGOがインターネット上で改善を求める署名運動を起こしている。
残り:739文字/全文:1430文字
https://www.asahi.com/articles/ASL146CXKL14ULZU00M.html

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一部市民が撤去要求、NYのコロンブス像存続へ

2018-01-14 | 先住民族関連
読売新聞2018年01月13日 17時53分

 【ニューヨーク=橋本潤也】マンハッタン中心部に立つ15世紀の探検家クリストファー・コロンブスの像が撤去を免れ、存続することが決まった。
 コロンブスが先住民を抑圧した史実を踏まえ、一部市民が撤去を求めていたが、ニューヨーク市のデブラシオ市長が12日、検討の結果として撤去しない方針を発表した。
 像は1892年に「新大陸発見400年」を記念して建てられた。セントラルパーク南西部にあり、観光名所にもなっている。
 コロンブスは西欧社会では長く米大陸の「発見者」とされてきたが、米国内には先住民を中心に複雑な感情を持つ人も少なくない。市は近隣に像の意義を説明する標識を立てるほか、先住民に関する記念碑の新設も検討するという。
 市長は声明で「撤去ではなく歴史の詳細を加える方法を採る。公共の場ではニューヨークの多様性を反映させる努力をする」と宣言した。
http://www.yomiuri.co.jp/world/20180113-OYT1T50080.html

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アイヌ民族博物館の村長像解体へ 白老 腐食進み、3月の休館後に撤去

2018-01-14 | アイヌ民族関連
北海道新聞01/13 05:00
 【白老】胆振管内白老町とアイヌ民族博物館(白老町)は、博物館のコタンコロクル像(村長像)の解体を決めた。高さ16メートルの巨大な像は白老観光のシンボルとして長年親しまれ、記念撮影スポットになっていた。設置から30年以上経過して腐食が進み、アイヌ文化復興の拠点「民族共生象徴空間」の整備に伴って博物館が3月末で休館するのに合わせて撤去される。
 像は強化プラスチック製で、内部は鉄骨造り。右手にイナウ(木幣)を持ち、腰の刀に左手をかける姿。町史によると、像は1969年に町内の自動車レース場に設置され、レース場廃業に伴って79年に現在の場所に移された。
 アイヌ民族博物館は象徴空間の整備予定地にあり、4月以降に施設の多くが解体され、跡地は国に引き渡される。町と博物館は像の移設を検討したが、像内部の腐食が進んで倒壊の危険があり、構造上、補修もできないため断念。解体費は約1千万円と見込まれ、町が負担する。同博物館の野本正博館長は「残念だが、やむを得ない。これまで見守ってくれたコタンコロクルに感謝したい」と話している。
※コタンコロクルの「ロ」と「ル」は小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/156556

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アイヌ民族、踊り手で参加 道東舞台「オセロ」仙台公演

2018-01-14 | アイヌ民族関連
北海道新聞01/13 05:00
 シェークスピアの名作を翻案し、幕末の道東を舞台にした演劇「アイヌ オセロ」が12日、仙台市内で地元の劇団「シェイクスピア・カンパニー」(下館和巳代表)により上演された。道内からアイヌ民族の踊り手も参加し、観客170人が熱演に見入った。
 「オセロ」はシェークスピアの四大悲劇の一つ。黒い肌を持つ軍人オセロが、妻で白人のデズデモーナの不貞を疑い、嫉妬によって身を滅ぼす物語だ。今作は幕末に仙台藩が蝦夷(えぞ)地の警備を担った史実をヒントに、オセロをアイヌ民族に、デズデモーナを仙台藩士の娘に置き換え、2人の恋を通して差別問題を問い掛けた。アイヌ民族でユカ〓劇の演出家秋辺デボさん(57)=本名・日出男、釧路市阿寒町=も共同演出として芝居作りに参加した。
 道内のアイヌ民族5人も踊り手などの役で出演。結婚式の場面では神々に祈る儀式カムイノミや踊りを披露した。仙台市の大学生藤原陽南子(ひなこ)さん(19)は「東北弁のセリフがずしんと来た。アイヌ民族の方々の踊りと歌は存在感が違った」と語った。
 仙台公演は14日まで。7月14日には札幌のかでる2・7で上演する。
※〓は小さい「ラ」
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/156552

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サッポロHDが道内2団体に寄付

2018-01-14 | アイヌ民族関連
北海道新聞01/13 05:00
 ビール大手のサッポロホールディングス(HD、東京)は12日、札幌市内で昨年7月に開いた「札幌麦酒祭り」のビールの売り上げの全額303万9千円を、公益財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構(札幌、中村睦男理事長)とNPO法人北海道遺産協議会(札幌、石森秀三会長)に半額ずつ寄付した。
 両団体への寄付は3回目。道庁赤れんが庁舎で贈呈式を行い、サッポロHDの尾賀真城社長が、中村理事長と石森会長にそれぞれ目録を手渡した。尾賀社長は「北海道に育ててもらった企業として、アイヌ民族の文化振興や北海道遺産の保護に少しでも貢献していきたい」と話した。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/156537

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東温市地域おこし協力隊員 向井健さん(43) アボリジニの“心”響かせたい /愛媛

2018-01-14 | 先住民族関連
毎日新聞2018年1月13日 地方版
「世界で最も古い管楽器」と呼ばれる豪州の先住民族・アボリジニの楽器「ディジュリドゥ」を使うイベントを27、28日、東温市で開く。アートでまちを元気にする「アートヴィレッジとうおん」構想の企画「世界の伝統文化に触れるトークセッション」の第1弾。今夏以降も第2、第3弾を予定している。
 ユーカリの木を筒状にしたディジュリドゥはアボリジニの宗教儀礼で使い、太古の物語を伝えてきた。27日午後2時、大阪在住のディジュリドゥ奏者・GORIさんの演奏とトーク「大地の響き」を高畠華宵大正ロマン館(下林)で開く。
(全文394文字)
https://mainichi.jp/articles/20180113/ddl/k38/070/531000c

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松阪 松浦武四郎生誕200年記念事業 来月24日開幕、協賛募集 アイヌ古式舞踊や功績劇披露 三重

2018-01-14 | アイヌ民族関連
伊勢新聞 2018-01-13

松浦武四郎生誕200年記念事業への協賛を募る小林委員長(左)ら=松阪市役所で】
【松阪】松浦武四郎生誕200年記念事業実行委員会(委員長・小林壽一元松阪市教育長)は12日、三重県の松阪市役所で2月のオープニングイベントの内容を発表した。また、「武四郎生誕200年」「記念事業を応援します!」などとチラシやポスター、名刺、ホームページに入れてもらう協賛の募集を始めた。
北海道の名付け親として知られる松阪市出身の探検家、松浦武四郎(1818―88年)は2月に生没したので同月に合わせた。記念事業を1年間繰り広げる。
オープニングイベントは2月24日午後1時半から、同市川井町の農業屋コミュニティ文化センターで開く。静内民族文化保存会がアイヌ古式舞踊を、劇団松阪ドラマシティが武四郎の功績劇をそれぞれ披露する。アイヌ文化を伝承する宇梶静江さんと長男で俳優の剛士さんのトークセッションがある。
同25日午前10時半からは同市小野江町の松浦武四郎記念館で第23回武四郎まつりを開催。修理していた近くの武四郎誕生地を同11時から一般公開する。
記念事業PR隊長「たけちゃん」のイラストは無料で使用できる。「松浦武四郎の偉業を広め隊!」の文字が入った記念事業のステッカー(縦10センチ、横30センチ)を1枚1000円で同館で販売している。
小林委員長は「武四郎さんは人を引き付ける魅力がある。知名度が上がっている。北海道と連携し、つながりが広がれば」と期待した。
問い合わせは同実行委事務局の同館=電話0598(56)6847=へ。
http://www.isenp.co.jp/2018/01/13/12745/

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記念事業、2月開始 松浦武四郎生誕200年

2018-01-14 | アイヌ民族関連
中日新聞2018年1月13日
記念事業をPRする小林寿一・実行委員長(左)ら=松阪市役所で
 松阪市出身の探検家で、北海道の名付け親としてアイヌ民族と親交を深めた松浦武四郎(一八一八~八八年)の生誕二百年記念事業が二月に始まる。武四郎の魅力を紹介するオープニングイベントや、武四郎の実家の公開などがある。
 オープニングは二十四日午後一時半から、松阪市川井町の農業屋コミュニティ文化センターで開催。俳優宇梶剛士さんが、アイヌ民族として文化伝承に取り組む北海道出身の母、静江さんと「武四郎の道は未来へとつづく」をテーマに対談する。民族共生を目指した武四郎の魅力を語る。
 アイヌ民族による舞踊の披露や、市民劇団「劇団松阪ドラマシティ」による武四郎の劇の上演もある。
 翌二十五日からは、武四郎が幼少期を過ごした実家、武四郎誕生地(同市小野江町)が初めて公開される。同日には武四郎記念館(同町)で恒例の「武四郎まつり」がある。館内を終日無料公開するほか、小学生の学習発表がある。
 記念事業は二月から来年二月までの一年間。武四郎が探索した大台ケ原(大台町)のバスツアーや武四郎が身に着けた首飾りのレプリカ作製などを予定している。また、記念事業の実行委員会はPRキャラクター「たけちゃん」を描いた三十センチ大のステッカー購入(千円)による協賛を募っている。(問)記念館=0598(56)6847
 (作山哲平)
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20180113/CK2018011302000027.html

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