先住民族関連ニュース

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テイクオフ:1月26日の祝日オーストラリア

2018-01-18 | アイヌ民族関連
アジア経済ニュース2018/01/18(木)
1月26日の祝日オーストラリアデーは、約230年前に英国からフィリップ提督が流刑者らと共に入植のため、現在のシドニーに到着した日だ。現在は、連邦政府や自治体が建国記念日としてさまざまな式典を行っている。
しかし、建国を祝うオーストラリアデーに反対する動きが、ここ数年間に活発化している。入植により土地を奪われたと考える先住民は、同日を「侵略の日」とし各地で独自にイベントを開催して対抗している。
こうした動きに呼応し、日にちを変えて先住民も受け入れられる建国記念日としてのオーストラリアデーを模索する動きもある。候補の一つとして、先住民を国民として人口統計に含めることになった1967年5月27日の憲法改正国民投票の日がある。しかし多文化主義の現状を反映したものではなく、変更は一筋縄ではいかないようだ。(頼徳)
https://www.nna.jp/news/show/1713525

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チリ訪問:教皇、南部の都市テムコでミサ「一致を作り出す人に」

2018-01-18 | 先住民族関連
バチカン放送17/01/2018 12:57
チリを訪れている教皇フランシスコは、南部の都市テムコでミサをとり行われた。
1月17日、チリ司牧訪問3日目に入った教皇は、午前、首都サンティアゴの空軍基地から特別機で、およそ670Km南のテムコに向かわれた。
ラ・アラウカニア州の州都テムコは、人口約28万人の都市。マプチェ族が先住していたこの地域には、現在もその文化・伝統が色濃く残されている。
教皇はテムコの空港でミサを捧げられた。このミサには、アラウカニア地方の先住民族の代表らも参加した。
人々の発展を意向とするこのミサの中で、教皇は説教を通して、人間の尊厳の擁護や一致の構築を呼びかけられた。
教皇は、アラウカニアの素晴らしい風景の背後に、人権の重大な侵害に苦しみ、多くの不正義の重荷を毎日背負う人々の存在を見つめ、これらの人々の苦しみのために祈るよう招かれた。
土地を奪われ、追放され、その回復を願う人々の重い苦しみに心を寄せつつ、教皇は一致と和解のプロセスを脅かすあらゆる形の暴力に注意するよう促された。
相互理解の文化は、暴力と破壊を基礎には成り立たない、暴力は暴力を生み、正当な理由をも最後には誤ったものにしてしまうと警告された。
一致のための対話を諦めないよう励まされた教皇は、紛争と分裂が勝つことがないようにと願われた。
また、教皇は、一致とは画一性でないと指摘すると共に、「すべての民族・文化はそれぞれ社会に貢献している。文化に優劣をつける論理に組してはならない」と話された。
この地が美しいものであり続けるために、わたしたち一人ひとりが互いの違いを尊重し、希望のもとに、一致を作り出す人となっていかなければならないと、教皇は説かれた。
ミサ終了後、教皇はアラウカニアの住民を代表する人々と、聖十字修道女会が運営する教育施設、カーサ・マードレ・デ・ラ・サンタ・クルスで昼食を共にされた。
http://ja.radiovaticana.va/news/2018/01/17/チリ訪問:教皇、南部の都市テムコでミサ「一致を作り出す人に」/1359216

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チリでカトリック教会やローマ法王に対する大規模デモ、教会襲撃も

2018-01-18 | 先住民族関連
TBSニュース 1/17 4時54分
 ローマ法王フランシスコは、南米歴訪で15日からチリを訪れていますが、首都サンティアゴでは、聖職者による子どもへの性的虐待事件をめぐって、抗議デモのほか、教会が襲撃される事件が起きています。
 ローマ法王フランシスコが15日から訪れているチリのサンティアゴでは、カトリック教会やローマ法王に対する大規模なデモが行われました。チリでは、2011年に長年子どもに性的虐待をしていた聖職者が有罪判決を受けていて、信者らがバチカンや法王に対し、反発を強めていました。また、AP通信によりますと、チリでは、12日からカトリックの教会が相次いで、火炎瓶を投げ込まれるなどの襲撃を受けているということです。犯人はまだ捕まっておらず、警察が捜査を進めています。
 一方、ローマ法王は16日、バチェレ大統領らを前に演説し、子どもへの性的虐待事件について謝罪しました。
 「私はここで教会の者によって子供たちにもたらされた修復不能な傷に苦痛と遺憾の意を表明せざるを得ません」(ローマ法王フランシスコ)
 ローマ法王は、このように述べた上で、「被害者を支援するため全力を尽くす」などと話しました。ローマ法王は、南米歴訪中には、カトリック教会の聖職者のほか貧困層や先住民などの団体と面会する予定で、18日に、次の訪問国・ペルーへ移動します。
http://news.tbs.co.jp/sp/newseye/tbs_newseye3266152.html

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アイヌ同化策に加担、教団の歴史直視 東本願寺で資料展示

2018-01-18 | アイヌ民族関連
京都新聞 【 2018年01月17日 16時20分 】

 京都市下京区の真宗大谷派本山・東本願寺にある参拝接待所ギャラリーで、同派とアイヌ民族との歴史を振り返る展示が行われている。明治政府のアイヌ同化政策に加担した宗派の過去を直視する内容となっている。
 同派は明治以降、国の意向を受け北海道開拓に乗りだし、アイヌの人々に布教した。会場では、当時の同派の北海道やアイヌに対する考え方がにじむ文書や絵が並ぶ。
 明治2(1869)年、同派が政府に提出した「開拓出願書」のパネルには、アイヌを「土人」と記載。さらに「異教に流れる恐れがある」とし、開教や開拓を正当化している。
 布教の様子を描いた「現如上人北海道開拓錦絵」(全19点)の3点も展示した。うちの1点には、屋外の地面にアイヌの人々を座らせ、座敷の上から「南無阿弥陀仏」と書いた「六字名号」を渡す光景が描かれ、当時の教団の差別的な態度がうかがえると説明する。
 このほか明治政府制定の「北海道旧土人保護法」の紹介パネルや、1903年に大阪で開催された内国勧業博覧会で、アイヌを「見せ物」とした人類館に関する資料も陳列。アイヌの版画家結城幸司さん(53)が手がけたシカや熊、鯨などの作品もある。
 展示を企画した同派解放運動推進本部の蓑輪秀一さん(51)は「国に追随しアイヌの言葉や文化を奪ってきた宗派の歴史を見つめ直す機会にしたい」と話す。31日まで。入場無料。
http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20180117000087

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先住民文化「紋面」保有者の女性が死去 存命4人に/台湾

2018-01-18 | 先住民族関連
中央社フォーカス台湾2018/01/17 18:11
簡玉英さん=苗栗県政府提供
(苗栗 17日 中央社)台湾の先住民に伝わる「紋面」の保有者、簡玉英さんが16日、死去した。簡さんはタイヤル族で、北部・苗栗県泰安郷のタイヤル族集落に暮らしていた。台湾全土で存命している紋面保有者は4人になった。
山地先住民選出の黄月娥・苗栗県議会議員によれば、簡さんは100歳を超えていながらも健康状態はこれまで良好で、昨年10月に県職員が簡さんを訪ねた際も楽しそうに歌を披露していたという。だが、今月初めに風邪を患って入院し、16日午前に息を引き取った。
紋面とは、顔に施した入れ墨。紋面はかつて、タイヤル族やセデック族、タロコ族にとって重要な文化で、栄光の象徴とされた。黄県議によれば、女性の紋面は織布などの能力を有し、結婚する資格があることを意味するという。だが、日本統治時代に禁止され、伝統は次第に失われていった。存命する保有者は高齢化しているため、関連記録の保存が急がれている。
存命の紋面保有者は、苗栗県に1人と東部・花蓮県に3人。苗栗県の保有者はタイヤル族で、花蓮県の3人のうち2人はタロコ族、残る1人はセデック族。
苗栗県と花蓮県は「紋面伝統」を無形文化財に指定し、紋面保有者を無形文化財の保持者に認定している。また、文化部(文化省)文化資産局は両県と共同で2016年から紋面文化保護の取り組みを進めている。
(管瑞平/編集:名切千絵)
http://japan.cna.com.tw/news/asoc/201801170008.aspx

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おっきいフキ、アイヌの伝統食など北海道の食を描く「おいしい大地、北海道!」

2018-01-18 | アイヌ民族関連
コミックナタリー2018年1月17日 18:38

すずきももの単行本「おいしい大地、北海道!」が、本日1月17日にイースト・プレスより刊行された。
「おいしい大地、北海道!」は、北海道で食べられる四季折々の食材について描いたエッセイマンガ。茎の長さが2~3メートルにもなる日本最大のフキ・ラワンブキ、農場や工房の個性が光るチーズ、クリスマスにピッタリのエゾシカ、アイヌの伝統食・オハウなど、雄大な自然を誇る北海道ならではのさまざまな食べ物を紹介した18編が収められている。
また2月25日には北海道・紀伊國屋書店札幌本店にてトークショーとサイン会を開催。イベントにはゲストとして、作中に登場する食材の生産者も出演する予定だ。
https://natalie.mu/comic/news/265582

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シンボルの村長像、今春撤去 老朽化で

2018-01-18 | アイヌ民族関連
毎日新聞2018年1月17日 08時44分

 北海道白老町のアイヌ民族博物館(野本正博館長)が所有する高さ16メートル、幅7メートルの村長(むらおさ)像(コタンコロクル像)が今春、老朽化のため撤去されることになった。2020年4月開設予定の「民族共生象徴空間」の整備に伴って3月末に博物館が閉館された後に解体する。
 白老観光のシンボルとなっている村長像は、内部に鉄骨が組まれた強化プラスチック製。1969年に同町竹浦の丘陵地にあった自動車レース場に建立され、廃業後の79年3月に白老民族文化伝承保存財団などが移設した。約400年前の白老コタンの開拓者がモデルで、右手にイナウ(木幣)、左手で刀を持ち、訪問者の安全と幸福を祈ってきた。
https://mainichi.jp/articles/20180117/k00/00e/040/186000c

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北海道沖で超巨大地震!? 専門家が400年前の津波被害を検証

2018-01-18 | アイヌ民族関連
ウェザーニュース2018/01/17 18:18
2017年12月、北海道沖の千島海溝でM(マグニチュード)9級の巨大地震の発生が切迫していると政府の地震調査委員会が公表しました。北海道沖で巨大地震が発生したらどんな被害が生じてしまうのでしょうか。
沿岸部を大津波が襲う
千島海溝では過去340〜380年間隔で巨大地震が起きていましたが、前回の地震発生からすでに約400年が経っています。そのため「切迫している」という表現になったのでしょう。地震調査員会によると、今後30年以内にM8.8以上の地震が発生する確率は40%です。
千島海溝で巨大地震が起こったら、北海道地方の沿岸部を大津波が襲うことが想定されます。
アイヌの言い伝えに津波被害
3年前に北海道各地を回り、過去の地震津波を検証した元東京大学地震研究所准教授の都司嘉宣(つじ よしのぶ)さんが語ります。
「北海道先住民のアイヌは文字を持たなかったため、過去の出来事は言い伝えで伝承してきました。津波は『オレプンペ』または『オハコベ』といい、潮を湧かす神が海水を一気に吸い上げ、そのあと吐き出すことで津波が起きると考えられています」
たとえば、白老(しらおい)のアイヌの伝説に、大昔、大津波で野も山も大波に襲われ、樽前山(たるまえやま)も頂上が少し残っただけで多くの人は死に絶えましたが、心の正しいアイヌは神のお告げで樽前山の頂上に逃げていたので助かったという話があるそうです。
伝承をもとに現地調査

そうした伝承をもとに、都司さんは津波が押し寄せたという土地を訪れ、標高を計測しました。すると、津波浸水高50m、60mというところもありました。
「伝承だけでは津波が発生した年代を特定できませんが、話の中に“チシャ(砦)”が出てくるものがあります。アイヌが砦を造るようになったのは16世紀以後なので、ある程度は時代がわかります」(都司さん)
慶長三陸津波の可能性
都司さんの現地調査の結果、16世紀以後の津波伝承がある場所と標高は上の地図のようになります。では、津波を発生させた地震の震源はどこでしょうか?都司さんが推定します。
「16世紀以後の巨大地震といえば、慶長三陸地震(1611年)が考えられます。青森県、岩手県、宮城県などで地震津波の被害記録が残されているので、震源は三陸沖の日本海溝と考えられていました」
「しかし、今の宮城県にあたる地域では地震発生から津波が到達するまで2〜4時間も経っていることや、北海道大学の平川一臣名誉教授が行った北海道内の津波堆積物調査などから、慶長三陸地震の震源は、北海道沖の千島海溝と考えられます」
津波を伝承してきた祈祷

アイヌの津波祈祷
「アイヌは津波祈祷(きとう)を行っていました。神様のお告げを受けた古老が津波の来襲を予告すると、集落の全員が集まって、浜の幣場(ぬさば)で津波を鎮める祈祷式を行うのです」(都司さん)
このアイヌの津波祈祷の絵は白老郵便局長の満岡伸一さんが、1931年に行われた時に描いたものです。
「津波が来るのに浜で祈祷をするのは自殺行為ですが、実際は津波を忘れずに伝承するための儀式だったのでしょう。そうして伝えられてきたアイヌの伝承を今に生かす必要があります」(都司さん)
どんな対策が必要なのか?
千島海溝で巨大地震が発生したら、どれほどの津波が北海道沿岸部を遡上するのか、アイヌの伝承から推定できました。では、どんな対策を行ったらいいのでしょうか。
「大津波が到達すると推定される地域にある住居、教育施設、医療機関、老人ホームなどは、インフラを整備した高台に移転する必要があります。膨大な費用がかかるでしょうが、人的被害は最小限に抑えられます。行政は早急に検討を開始するべきでしょう」(都司さん)
政府の地震調査委員会がいう「切迫している」とは、「待ったなし」ということでもあります。早急な北海道津波対策が望まれます。
https://weathernews.jp/s/topics/201712/220145/

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