先住民族関連ニュース

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北海道命名150年 池澤夏樹さん寄稿

2018-01-05 | アイヌ民族関連
朝日新聞2018年1月4日09時46分
◆別格の地に生きる
 ◇歴史のトピック、透ける意識
 北海道という行政地名ができて今年で百五十年であるという。
 現在の日本国の領土の中でこれほど歴史の短いところは他にない。五百三十七万の道民のうちに四代前からここに住んだ人がどれだけいるか。先住のアイヌの民を別にして、われわれはみな移住者、はっきり言ってしまえば内地の困窮者や流刑囚の子孫である。
 ぼくはそれを恥とは思わない。歴史と地理の条件がいいところにのうのうと暮らす豊かな内地の人々を横目で見て、道民は未知の気候風土に立ち向かって辛苦を重ねて原野を開いた。狩猟採集経済の地を農業や工業の経済の地にした(必ずしもそれが幸福を約束したわけではないとしても)。
 日本国においてここは異質の土地であり、敢えて言えば植民地だった。われわれは植えられた民であった。東京の政府が宗主国というわけだ。いろいろ別扱いもあって、ある時期までは徴兵制の適用範囲外だった(だから夏目漱石はずっと岩内に籍を置いていた)。この別格の地という感覚をわれわれは普段は忘れている。
 しかしぼくは関西などに旅行すると、目に入る地名の古さに圧倒される。河内や大和など、千三百年前の『古事記』の舞台がそのまま現代に重なっている。鉄道の駅名を見ているだけで息苦しくなる。中世まで日本史とはほとんど西日本の歴史であった。律令制下で最北の一宮は今の山形県飽海郡にある鳥海山大物忌神社だ。『おくのほそ道』で芭蕉は平泉から象潟へ抜けている。ここ以北には歌枕がなかった。つまり文化的に日本の域外だった。
  ○  ●  ○
 では道民という意識と日本国民である意識はわれわれの中でどう重なっているか。それを知るのにこの「重大ニュース」の結果はなかなか参考になる。
 1位が「青函トンネル開業」。この背後には8位の「洞爺丸台風の来襲」のような惨事の記憶が控えている。実際、青函連絡船の乗換は面倒だった。だが、それはそれとして、これが1位になった裏には内地との一体化を願う思いが潜んではいないか。同じことは9位の「北海道新幹線開業」についても言える。北海道にとって新幹線は決して使い勝手のいいものではないとぼくは思うが、内地との一体感を強化してはくれる。
 その裏返しが2位の「拓銀の破綻」だろう。植民地の銀行だからまっさきに見せしめとしてつぶされた、と道民は思わなかったか。北海道拓殖銀行という名がそもそも植民地的だった。
 北海道自身の力で得た成果として4位の「札幌冬季五輪開催」は文句なしに輝いて見える。ヨーロッパ諸国に比してずっと南に位置するのに雪が多いという地の利を生かして、立派なオリンピックを実現した。後の長野のような財政の疑惑や残る負債の苦労もなかった。大倉山と宮の森のシャンツェは今も使われている。
 中央対地方という構図を崩すのにスポーツはずいぶん大きな役割を果たしてきた。この分野では都道府県はどこも平等。二〇〇四年甲子園の駒大苫小牧高の優勝が3位になったのもその表れだ。雪の時期にフィールドで練習ができないというハンディキャップを超えてだからなおさら。6位の「日本ハムの北海道移転」にも同じ効果がある。この頃に巨人軍一辺倒のプロ野球の時代は終わった。
 戦争関係では10位に「ソ連の侵攻」が入っている。もともと蝦夷地の時代からロシアの脅威は切実だった。大陸との交易がアイヌの人々を潤した一方で、近代国家への帰属を表明しないかぎり北の隣国による植民地化の可能性はあった。北海道神宮が北東を向いているのは対ロシアの意識の故だという。
 しかし、沖縄戦において一万名の北海道の兵士が亡くなったことを記憶する人は少ない。この数は戦場となった沖縄出身の兵に次いで二位なのだ。ここで植民地の兵を植民地へという東京大本営の意思が働いていなかったかどうか。内地に比べれば空襲の被害などは少なかったけれど、こういう形で北海道は戦争に関わった。
  ○  ●  ○
 中央から見てここははずれという構図を捨てなければならない。そこに住む者にとってはそこが世界の中心なのだ。
 今の世界で見るならば日本はずいぶん大きな国である。ついついアメリカや中国やロシアと比較しがちだが、EU加盟国には人口で日本を超える国はないし、面積でも日本より大きな国は三つしかない。
 では仮に北海道を国として見たらどうか。今の世界で二百あまりあるとされる国々と比すると、北海道は百十五位に当たる。ほぼオーストリアと同じ。デンマークもスイスもオランダもベルギーも北海道より狭い。人口で言えば北海道はフィンランドやシンガポールと肩を並べる。
 食料自給率ではカロリーベースで都道府県中の第一位。自然エネルギーなどもまだまだ開発の余地がある。何よりも風土として特異な面が少なくない。それを生かして独立してしまったら、とまでは言わないが、いざとなればそれも可能ということは覚えておいていいだろう。地方であるとはそういうことなのだ。
    ◇
 いけざわ・なつき 作家、道立文学館館長。1945年、帯広市生まれ。「スティル・ライフ」で芥川賞。「マシアス・ギリの失脚」や「静かな大地」など著書多数。本紙の連載「終わりと始まり」などの評論でも活躍する。2009年から札幌市在住。
https://www.asahi.com/articles/CMTW1801040100005.html

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<岡和田晃> 挑戦と次の一歩 内なる植民地主義を克服するために

2018-01-05 | アイヌ民族関連
北海道新聞 01/04 09:00
 本連載も、この33回目で大団円を迎える。後半では、ルポルタージュ文学、アイルランド文学や地名の翻訳、近代「北海道文学」の出発点とも言える札幌農学校ゆかりの文学、さらにはアイヌ口承文学研究や、樺太アイヌ・ウイルタ・ニヴフといった北方先住民族の文学をも扱い、視野を広げようと試みた。また、富良野塾など演劇と文学の関わりにも触れることができた。
 だが、北海道文学が抱える弱点にも気付かされた。それは、固有の土地に結びついた文学であるがゆえ、ゆかりのない者に対しては本質的に訴えるものがない、とみなされてしまうこと。このジレンマを克服するため、風土性を「惑星思考(プラネタリティ)」と呼ぶにふさわしい普遍的なスケールで読み替えるのが、本連載の挑戦であった。
 まず近現代の日本がもたらした政治や文学の枠組みが存在し、北海道は昔も今もその「植民地」から脱しえていない。高度資本主義と結びついたサブカルチャーの席捲(せっけん)が、事態に拍車をかけている。アイヌ民族などマイノリティに対するヘイトスピーチ(差別煽動(せんどう)表現)が世に溢(あふ)れているのは、植民地主義が内面化されてしまったことによる、歪(ゆが)みのあらわれではないか。
 連載を総括すれば、この「内なる植民地」を相対化するために必要な、「語り(ナラティヴ)」の創造こそが「惑星思考」の前提として求められている。これを考えるヒントとなるのが、ノーベル賞作家・大江健三郎(1935年~)の『青年の汚名』(60年)だ。北海道文学でもめったに舞台とならない、礼文島(作中では荒若島)やその近辺を、独自のスケールでの神話的空間として提示してみせた。けれども、語り口こそ実存主義的で巧みだが、大江は礼文島という「辺境」に暮らす人々を根本的に「他者」だと位置づけてしまっている。
 北海道文学の多くは、侵略者たるマジョリティの立場を疑わない。こうした姿勢に疑義を呈した書き手たちにこそ、現代の視点から光が当てられるべきだろう。直木賞候補になりながらも48歳で亡くなった三好文夫(1929~78年)の『人間同士に候えば』(79年)では、クナシリ・メナシの戦い(1789年)を鎮圧した「和人」による、北海道や千島のアイヌ民族に対する苛烈な虐殺の加害性が、現代を生きる個人を呪縛する模様が描かれた。本紙2016年2月23日夕刊で取り上げた外岡秀俊(1953年~)が、覆面作家時代に中原清一郎名義で著した『未(いま)だ王化に染(したが)はず』(86年)では、ミステリの技法を用いた複雑な物語構造を取り入れ、「蝦夷(えみし)」の痛みに共鳴し、空虚な中心を抱く日本古代史そのものへの大胆な反逆が模索されている。
 いわば、両者の問題意識を総合させたのが、戦後のアイヌ民族に対する教育向上運動のパイオニアでもあった向井豊昭(1933~2008年)の『怪道をゆく』(08年)。同作ではクナシリ・メナシの戦いのような武力行使のみならず、アイヌ語の剥奪といった言葉の領域でもなされた同化の暴力が深く問題視されている。カーナビの「語り」を借りて、ラテンアメリカ文学を彷彿(ほうふつ)させる魔術的リアリズムの技法を用い、「五・七・五」のような音韻に仮託された抒情(じょじょう)こそが同調圧力の正体だと、日本語の根底的な解体が企てられるのだ。
 アイヌ民族と「和人」の間だけではなく、「和人」同士のなかにも、ろくに顧みられないマイノリティがいる。国語教育に長年携わった工藤信彦(1930年~)は、『わが内なる樺太』(2008年)で、自分が生まれ育った植民地としての「樺太(文学)」が、戦後の日本史や文芸評論の文脈では黙殺されるか、「あったかも知れない、ありえたかも知れない」と幻のように不確かなものとして語られることへの違和感を表明し、そのことを詩にも歌った。中田敬二(1924年~)もまた樺太で生まれたが、そこからイタリアへ渡り、宙吊(ちゅうづ)りにされた感情を詩に表現し続けた。「これがとっておきの植民地の空だ/なにが見える?/凄惨な落日を慕って/凧とんでないか?」(「サハリン島」=詩集『埠頭(ふとう)』所収、68年)。
 「内なる植民地」への違和感から出発し、批評性へ高めて「惑星思考」の裏づけとすること。そこで初めて、北海道文学は次の一歩を踏み出せるだろう。
<おかわだ・あきら> 文芸評論家、ゲームライター、大学非常勤講師
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/154869

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Vol.1 テキサスの歴史を語り継ぐサン・アントニオ伝道施設群テキサス州

2018-01-05 | 先住民族関連
USFL.COM2018年1月3日
文/齋藤春菜(Text by Haruna Saito)
写真/NPS Photo(Photos by NPS Photo)
世界遺産とは●
地球の生成と人類の歴史によって生み出され、未来へと受け継がれるべき人類共通の宝物としてユネスコの世界遺産条約に基づき登録された遺産。1972年のユネスコ総会で条約が採択され、1978年に第1号が選出された。2018年1月現在、167カ国で1073件(文化遺産832件、自然遺産206件、複合遺産35件)が登録されている。

その壮大さと美しい装飾から“Queen of the Missions”とも呼ばれたサン・ホセ伝道所
アメリカの世界遺産を紹介していく新連載の第1回は、2015年に認められた米国内で一番新しい登録遺産「サン・アントニオ伝道施設群」。テキサス州南部に位置する都市・サンアントニオは、18世紀のはじめに入植したスペイン人宣教師によって開拓のために伝道所が多数建設され、形成された町だ。今回登録された伝道施設群には、スペイン人が持ち込んだカトリック文化と自然崇拝に基づく先住民(コアウィルテカ族)の文化の融合が見られる。先住文化でもスペイン文化でもない、新たに創り上げられた独自の文化の発展に貢献した遺産として、高く評価を受けたのだ。
構成資産は、サンアントニオ川に沿って約7.7マイルの範囲に点在する五つの伝道所と、そこから南東に30マイルほど下った所にある関連施設。これらは個々でありながら連携が取られており、伝道目的以外にコミュニティの形成や外部からの防衛活動の役割も兼ねた複合施設とされ、農場や牧場、住居、教会、穀物貯蔵庫、外壁、水利施設なども資産に含まれている。伝道所にはカトリックのシンボルと先住民のデザインが融合した装飾などもあり、ここでしか見られない独特なデザインはとても興味深い。
まずは、ダウンタウンに位置するバレロ伝道所へ。「アラモ伝道所」とも呼ばれるこの施設は布教のために設立されながら、1836年にはメキシコ領からの独立を掲げてテキサス軍とメキシコ軍がまさにこの地で衝突し、「アラモ砦」の名でも知られている。石造りの白い建物は町のランドマークにもなっており、内部ではこの町の歴史を物語る資料や展示物を見ることができる。
少し南へ下ると、サン・アントニオ・ミッションズ国立歴史公園にたどり着く。ここには世界遺産の構成資産である四つの伝道所が含まれる。公園の北側に位置するコンセプシオン伝道所は、とてもきれいに保存されている施設。今となっては建物の外観は色あせてしまっているけれど、全盛期には色鮮やかな幾何学模様で覆われていたそうで、内部では当時描かれたフレスコ画を今も見ることができる。ビジターセンターと隣接しているサン・ホセ伝道所は、この辺りでは一番規模の大きな施設。宿舎や穀物庫、作業場、教会などを併設しており、石造りの建物に施された草木や花、天使などをモチーフにした緻密な彫刻が美しい。さらに南へ下り、真っ白な外観のサン・フアン伝道所と、ほかの3カ所よりも歴史の古いエスパーダ伝道所も訪れていただきたい。時間に余裕があれば、そこから30マイルほど南にある関連施設ランチョ・デ・ラス・カブラスにも足を延ばしてみよう。
公園にある四つの伝道所では、250年以上もの時を経て今も現役でミサが行われているというから驚きだ。各伝道所ではスタッフによる無料のガイドツアーも実施されている。歴史や見どころを詳しく教えてくれるので、参加してみてはいかが。
遺産プロフィール
サン・アントニオ伝道施設群
San Antonio Missions
登録年 2015年
遺産種別 世界文化遺産 https://www.missionsofsanantonio.org
http://usfl.com/2018/01/post/113877

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話題の極上エンタメコミック『ゴールデンカムイ』TVアニメ化記念。作中に登場するアイヌの少女・アシ(リ)パ「ねんどろいど」制作が決定!

2018-01-05 | アイヌ民族関連
BIGLOBEニュース1月4日(木)21時0分 アニメイトタイムズ

TVアニメ『ゴールデンカムイ』に登場するアイヌの少女・アシ(リ)パが、手のひらサイズのフィギュア「ねんどろいど」になって発売決定!
フィギュアは、以下のちっちゃかわいいアシ(リ)パ ディフォルメイラストを元に制作予定です!
現在、鋭意企画進行中。商品の最新情報は、グッドスマイルカンパニー公式サイトやTVアニメ公式サイトにて随時公開! 続報をお待ちくださいッ。■「ねんどろいど」アシ(リ)パ
発売日:未定 / 価格:未定 / メーカー:グッドスマイルカンパニー
■「ねんどろいど」とは
シリーズ700種以上! ゆる〜くかわいい、手のひらサイズのディフォルメキャラ フィギュア。
約100mmのかわいいサイズ / 手足を動かしてポーズが取れる / つけかえて遊べる表情パーツや、いっしょに飾れるオプションパーツ付き
>>http://www.goodsmile.info/ja/aboutnendoroids (ねんどろいど)
作品情報原作コミックス累計370万部強突破! マンガ大賞2016受賞作!
冒険・歴史・文化・狩猟グルメ・GAG&LOVE 和風闇鍋ウエスタン!
話題の極上エンターテイメントコミック、ついに!まさかの!TVアニメ化!
【スタッフ】
原作:野田サトル(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)
監督:難波日登志(「Fate/Grand Order -First Order-」)
助監督:川越崇弘
シリーズ構成:高木登(「黒子のバスケ」)
キャラクターデザイン:大貫健一(「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」キャラクター作画監督)
メインアニメーター:羽山淳一
銃火器設定:渡辺浩二
プロップ設定:浅沼信也
動物設定:墨佳遼
美術監督:森川篤
色彩設計:茂木孝浩
撮影監督:戸澤雄一朗
CGディレクター:奥村優子/濱田康平
編集:定松剛
音響監督:明田川仁
音響制作:マジックカプセル
アイヌ語監修:中川裕
音楽:末廣健一郎
アニメーション制作:ジェノスタジオ
製作:ゴールデンカムイ製作委員会
【キャスト】
杉元佐一:小林親弘
アシ(リ)パ:白石晴香
【イントロダクション】
舞台は気高き北の大地・北海道!!
アイヌから奪われた金塊を巡る、生存競争サバイバル開幕ッッ!!!
明治時代後期。「不死身の杉元」の異名を持つ日露戦争の英雄・杉元佐一は、ある目的のために大金を手に入れるべく北海道にいた。そこにアイヌから奪われた莫大な埋蔵金という、一攫千金のチャンスが舞い込む。埋蔵金は網走監獄に収監中の男によって隠匿され、24人の脱獄囚の身体に刻まれた刺青がその在り処を示す手がかりだという。
 そんな折、ヒグマの襲撃を受けた杉元を、ひとりのアイヌの少女が救う。名をアシ(リ)パというその少女は、埋蔵金を奪った男に父親を殺されていた。さらに杉元の動きに呼応するように、かねてより埋蔵金を狙って暗躍していた北の最強部隊・第七師団や刺青を背負う脱獄囚たちの動きも顕在化。果たして、雄大な北の大地を舞台に巻き起こった一攫千金サバイバルの行方は……!?
原作は「週刊ヤングジャンプ」にて連載中の、野田サトルによる大ヒット漫画。既刊のコミックス1〜11巻で累計350万部を突破し、マンガ大賞2016に輝いた実績も持つ、いまもっともアツい漫画である。TVアニメ化にあたっては、新進気鋭のスタジオ・ジェノスタジオのもとに難波日登志監督をはじめとする実力派スタッフが集結。埋蔵金を巡るアクション&サスペンスを軸に、狩猟、グルメ、歴史などの五感を刺激する多彩な魅力が炸裂する極上のエンターテイメントが、2018年4月、いよいよアニメーションとなって動き出す!
【キャラクター】
杉元佐一(すぎもと・さいち) CV:小林親弘
元大日本帝国陸軍第一師団の隊員。日露戦争で目覚ましい武功を上げ、そのときの鬼神のような戦いぶりから「不死身の杉元」と呼ばれる。彼を不死たらしめるのは、死地に活路を見出すことができる並外れた度胸と驚異的な回復力。除隊後、戦死した親友との約束を果たすべく、ゴールドラッシュに沸いた北海道へ。そこでアイヌの村から奪われた埋蔵金の存在を知り、精強を誇る陸軍第七師団や凶悪な脱獄囚を向こうに争奪戦を繰り広げる。
アシ(リ)パ CV:白石晴香
北の大地で杉元が出会った、アイヌの少女。和人の言葉を解し、山での暮らしや狩猟の知識に長けている。「新年」や「未来」を意味する名を与えられた自分を「新しい時代のアイヌの女」と称し、古い因習だけに囚われない現実的な考えを持つ。アイヌの埋蔵金を奪った人物に父親を殺されており、仇を討つべく優秀な戦士と認めた杉元と行動を共にすることに。彼女が危機に陥ると、エゾオオカミのレタ(ラ)がどこからともなく駆けつける。
白石由竹(しらいし・よしたけ)
「脱獄王」の異名を持つ天才脱獄犯。収監されては脱獄する行為を繰り返してきたことから、いまや脱獄での懲役が元の罪で課せられた懲役を上回るほど。関節を自在に外すことができる特異体質の持ち主で、不意に拘束されたときの対策として釘や針金などの道具を身体のあちこちに忍ばせている。埋蔵金の在り処を示す刺青が刻まれた24人の脱獄囚のひとりだが、杉元たちと手を組んだほうが得策と見て、彼らの埋蔵金探しに協力する。【原作】週刊ヤングジャンプ(集英社刊)連載中
原作コミックス『ゴールデンカムイ』1〜12巻 発売中(集英社刊)
著:野田サトル
>>http://youngjump.jp/goldenkamuy/ (原作公式サイト)
>>https://twitter.com/kamuy_official (公式Twitter(@kamuy_official))
>>http://kamuy-anime.com/ (アニメ公式サイト)
>>https://twitter.com/kamuy_anime (公式Twitter(@kamuy_anime))
https://news.biglobe.ne.jp/entertainment/0104/ani_180104_1186679392.html

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嘉義開催の台湾ランタン メイン作品には犬と先住民の子供をデザイン

2018-01-05 | 先住民族関連
フォーカス台湾2018/01/04 16:14
記者会見で来場を呼び掛ける張花冠嘉義県長(左から4人目)
(台北 4日 中央社)旧暦1月15日の元宵節を祝う恒例イベント「台湾ランタンフェスティバル」(台湾灯会、嘉義県太保市で3月2日開幕)で展示されるメインランタンのデザインが4日、台北市内でお披露目された。今回は、えとにちなんだイヌが先住民の子供に寄り添い、阿里山の山頂や雲海に立つイメージを採用。世界に台湾をアピールし、各地の人々の来訪を歓迎するというメッセージが込められている。
メインランタンの高さは21メートル。最新技術などを用い、どの角度からも美しく見られるようにした。設計ディレクターの彭力真氏によれば、先住民の子供の要素をデザインに取り入れるのは初めてだという。
同時に、来場者に10万個限定で配布されるミニランタンのデザインも公開された。イヌの形をしたミニランタンには、嘉義の海や山、阿里山森林鉄道の列車、故宮南院などをイメージした模様があしらわれている。
今回の展示面積は過去最大の約50ヘクタール。故宮南院から県政府前の一帯が会場となる。メインランタンエリアを除く一部の展示エリアでは正式開幕に先駆け、2月16日から明かりが灯される。
この日お披露目の場に出席した張花冠県長は、嘉義観光の魅力を紹介し、来場を呼び掛けた。
(陳葦庭/編集:名切千絵)
http://japan.cna.com.tw/news/atra/201801040006.aspx

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1万1500年前の女児、新集団に所属 遺伝子で判明

2018-01-05 | 先住民族関連
afpbb 2018年1月4日 13:16 発信地:パリ/フランス
【1月4日 AFP】米アラスカ州中部で見つかった1万1500年以上前に死亡したとみられる女の乳児の骨を調べたところ、この女児がこれまでに知られていなかった集団に属していたことが分かった。研究論文が3日、発表された。論文によると、女児のゲノム研究は米大陸への人類の定住に関する理解に新たな光を当てるものだという。
 研究チームは女児の骨から採取した遺伝子を調べ、この女児が所属していた集団が約2万年前にシベリアから到達した可能性が高いと結論付けた。
 米アラスカ大学(University of Alaska)の研究者ベン・ポッター(Ben Potter)氏は、AFPの取材に「今回の研究が示しているのは、すべてのアメリカ先住人の祖先が最終氷河期の同一の集団にさかのぼることができるという、遺伝子に基づく初の直接証拠だ」と語った。
 ポッター氏のチームは、2013年にアラスカ中部のアップワード・サン・リバー(Upward Sun River)の考古学遺跡で発掘された幼児の遺骨のDNAを分析。女児の骨の遺伝子情報から、所属する集団の祖先集団がアメリカ先住民の祖先集団と共通していることを特定することができた。
 この共通の集団について研究チームは、今日のロシアの辺りに約3万6000年前に出現し、もともとは、子孫に漢民族を含む東アジアの集団から分離したものとしている。
 共通の祖先の集団は数千年の間アジア周辺に留まっていたとされ、東アジアエリアの別の集団との交配についても遺伝的証拠で示されている。(c)AFP/Mariëtte Le Roux
http://www.afpbb.com/articles/-/3157383

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