先住民族関連ニュース

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「竹の造形展」  見沼区で開催

2010-06-01 | アイヌ民族関連
(読売新聞2010年6月1日 )
 子守り用のかごや楽器など、竹で作られたアジア各地の生活用具40点を集めた「竹の造形展」が、さいたま市見沼区片柳の旧坂東家住宅「見沼くらしっく館」で開かれている。
 竹はアジア各地で比較的手に入りやすく、強度も十分とあって、様々な道具の素材に用いられている。空に向けて真っすぐ伸びる竹の成長力をあがめ、「神が降りてくるもの」とみなす地域も多いという。
 今回の展示で、来館者の関心を集めているのが、マレーシア・イバン族の「子守り用背負かご」=写真=。子供を邪気から守るため、外側に見事な「神獣」の模様がビーズで編み込まれ、マレートラの牙がつるされている。
 このほか、長さを違えたいくつもの竹片を並べ、指ではじいて音を出す楽器「アンクルン」(インドネシア・ジャワ島)や、狩猟用矢筒(ベトナム・ゼイチュア族)、川魚を入れる魚籠(びく)(ミャンマー)、「口琴(こうきん)」の一種の「ムックリ」(アイヌ民族)などが目を引いている。いずれも同館の学芸員、横田素子さんが現地で収集した。
 横田さんは「様々な民族の人たちが、いかに豊かな造形感覚を持っているかを知ってもらえれば」と話している。7月19日まで。入場無料。問い合わせは、同館(電048・688・3330)へ。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news/20100531-OYT8T01165.htm

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アイヌ工芸品販売 函館にギャラリー 開店祝いムックリ演奏

2010-06-01 | アイヌ民族関連
(北海道新聞 05/31 14:33)
 【函館】アイヌ民族の工芸品など約200点を展示・販売するギャラリー「ウタリアートの店コポロ」(函館市元町30)が30日、オープンした。
 北海道アイヌ協会函館支部(加藤敬人支部長)が運営し、1階がギャラリー、2階が支部の事務所になっている。アイヌ語でウタリは「仲間」、コポロは「成長」の意味。「この場所で和人とアイヌがともに成長したい」との意味を込めたという。
 ギャラリーには阿寒や登別、旭川で活躍する新進気鋭のアイヌ工芸家が作った木彫りや耳飾りなどを展示。函館の山崎義郎さんが手掛けたタシロ(山刀)やマキリ(小刀)、若松礼子さんのアイヌ刺しゅうなど、アイヌ民族ではないが、伝統文化の継承に取り組む作家の作品も並ぶ。
 この日は、市内の音楽グループ「ReRa(レラ)」のメンバーら3人がムックリの演奏や「ク・リムセ(弓の舞)」の歌で祝福。加藤支部長は「伝統にとらわれない、見応えのある作品を集めた。気軽に足を運んでほしい」と語った。
 同ギャラリーは午前10時~午後5時で不定休。問い合わせはアイヌ協会函館支部(電)0138・22・1226へ。(大原智也)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki2/234384.html

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