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造形味わい深く 東北現代工芸美術展23日まで 仙台

2010-06-21 | アイヌ民族関連
(河北新報 2010年06月21日月曜日)
 第36回東北現代工芸美術展(河北新報社、宮城県文化振興財団、現代工芸美術家協会東北会主催)が仙台市青葉区のせんだいメディアテークで開かれている。常連作家の作品がレベルアップし、沓沢則雄審査員長(現代工芸美術家協会東北会長)は「力強い作品が多く、粒ぞろい」と話している。

 最高賞の河北新報社賞を受賞した藤本このみさん(24)=仙台市=の染織「ballad」は、アイヌ民族の衣装の文様などを題材にした。黒、白、グレーのシンプルな色彩で清潔感のある仕上がりになった。下方の黒の色面部分に幾何学文様の透かしを入れるなど、工夫を凝らしている。
 宮城県文化振興財団賞の近藤賢さん(29)=栃木県壬生町=と、東北現代工芸賞の遠藤幸子さん(60)=喜多方市=の陶磁はともに「刻」を題名にしたオブジェ。近藤さんの作品は斜めの形態を二つに分ける切れ目が印象的で、「生まれて消えゆく、時の流れを表現したかった」(近藤さん)という。遠藤さんは波が時を刻む姿を造形化した。ともに、さびた鉄のような深い味わいがある。
 展示は、一般の入賞・入選作73点と会員らの49点。会期は23日まで。入場料は一般・大学生300円、高校生以下無料。
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100621t15001.htm

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