先住民族関連ニュース

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天地人

2010-06-14 | 先住民族関連
東奥日報 2010年6月13日(日)
 龍村仁さんは、青森市の三内丸山遺跡で発掘された大きな櫂(かい)などから、こんな想像をしたそうだ。私たちの祖先は数千年前、既に高度な海洋航海術を身につけていて太平洋、日本海を往還した海の民ではないか。
 アラスカなどに住む先住民が、なぜ共通して「ワタリガラスの神話」を持っているのか調べ歩いた写真家の星野道夫さんも、この人たちはアジアからアメリカ大陸に渡った人の子孫では…と考えた。星野さんがクマに襲われて亡くなった後、このテーマを追った映画「地球交響曲第三番」が完成する。監督は龍村さんだ。
 ワタリガラスの群れは、太平洋を環流する黒潮の流れに乗って移動する人と一緒に動いていたかもしれない。神武天皇が、黒潮が洗う紀伊半島の熊野から大和に進む時、道を案内したと日本神話が伝える八咫(やた)烏(がらす)は、ワタリガラスではないか。そう考える人もいる。
 勝利やゴールに導く神の使いとして日本サッカー協会がシンボルにしているこの八咫烏とは、14日深夜の日本対カメルーン戦で出合える。南アフリカで始まったサッカーW杯で「4強」入りに挑む日本選手たちのユニホームの胸に、エンブレムとしてあしらわれているからだ。
 選(え)りすぐりのチームが、個人技と組織の力で一つのボールを奪い合う。南アの楽器ブブゼラが鳴り響く中での熱戦をテレビ観戦するのは延べ約300億人とも。それほどの目をくぎ付けにする地球規模の「スポーツ交響曲」から、どんな神話が生まれるだろう。楽しみたい。
http://www.toonippo.co.jp/tenchijin/ten2010/ten20100613.html

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「ユダヤ人の起源」と題しシンポ 京大でイスラエルの教授が講演

2010-06-14 | アイヌ民族関連
(京都新聞 2010年06月13日(日))
 「パレスチナ問題とユダヤ人の起源」と題するシンポジウムが13日、京都市左京区の京都大で開かれた。イスラエル・テルアビブ大のシュロモ・サンド教授が講演し「2千年前のユダヤ人の離散はなく、イスラエルの建国には根拠がない。国家維持のために歴史が作られた」と市民約300人に語った。
 サンド教授は、欧米で話題の「ユダヤ人の起源-歴史はどのように創作されたのか」の著者。ユダヤ人は民族や人種ではないとし、「ホロコーストを受けたユダヤ人が、イスラエルを正当化するため人種を肯定するのは歴史の皮肉」と述べた。
 シンポでは、板垣雄三東京大名誉教授が「日本もアイヌ民族や沖縄に植民地的征服をしてきた」と述べ、写真家の広河隆一氏は「日本にも消し去られる歴史があり、ジャーナリストとして危機感がある」と話したhttp://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100613000113&genre=G1&area=K00

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自民、地域公約で巻き返し ご当地色豊か

2010-06-14 | アイヌ民族関連
(共同通信 2010/06/13 16:05)
 自民党が参院選向けに「ローカル・マニフェスト」(地域公約)を作成し、アピールに努めている。「琵琶湖の水辺生態系の再生」(滋賀)、「ホタルイカの魅力発信」(富山)、「茶の消費拡大」(静岡)など、ご当地色豊かなのが特徴。菅政権と民主党を攻めあぐねる執行部は「話題づくりになる。巻き返しのきっかけになれば」と期待をかける。
 地域公約は地方組織の活性化と、来春の統一地方選もにらんだ初の試み。石破茂政調会長が各都道府県連に作成を指示。当初反応は鈍かったが、しきりとハッパを掛けた効果で徐々に完成、順次党のホームページに掲載している。
 北海道は「アイヌ民族の教育充実や雇用確保」「北方領土返還運動の推進」を盛り込んだ。「輪島塗や九谷焼の産地活性化」(石川)など地域名産の振興や、「コウノトリと共生する地域づくり」(兵庫)など環境対策も目立つ。
 パンフレットに凝ったのは高知。NHK大河ドラマ「龍馬伝」にあやかり、坂本竜馬のイラストが「迷走し続ける政権に、がまんできんぜよ!」と民主党への対決姿勢を強調している。
http://www.47news.jp/CN/201006/CN2010061301000325.html

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■ 伊達・ポンマ遺跡周辺を再発掘調査スタート

2010-06-14 | アイヌ民族関連
【室蘭民報社 2010年6月13日(日)朝刊】
 伊達市向有珠町にあり、アイヌ民族による17世紀の畑跡が確認されているポンマ遺跡周辺で12日、道開拓記念館の添田雄二学芸員らが再発掘調査を開始した。昨年10月に行った同遺跡の地質学的・考古学的発掘調査への補足が目的で、結果は今月26、27の両日、大阪の関西大学で開かれる日本文化財科学会で発表される。
 同遺跡では平成10年に伊達市教委が発掘調査に取り組み、畑跡や貝塚などを発見している。昨年は「小氷期」と呼ばれる寒冷期におけるアイヌ民族の生活のほか、自然災害の影響などについて調べた。
 その結果、1640年の駒ヶ岳噴火の津波によって海底から運ばれてきた砂と、1663年の有珠山噴火で堆(たい)積(せき)した火山灰の地層を確認。さらにこの間、畑の畝が見つかっていることから、同地域では1640年ころに耕作が始まり、63年の有珠山噴火で大きな被害を受けた―とされている。
 今回は14日までの3日間、同遺跡から内陸に向かって約300メートル離れた地点などで実施。トレンチによる津波の遡そじょう上(そじょう)範囲調査のほか、有珠湾のアサリを採取し、同位体分析により近世アイヌ文化期の海水温を推測する。
 添田学芸員は「海水温の変化や栽培作物の構成比率を明らかにすることで、17世紀中ごろの寒冷環境の実態が把握でき、人々がどの程度の影響を受けていたか推定できる」と話していた。
(山本浩)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2010/06/13/20100613m_06.html

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