(2010年6月19日 読売新聞)
太地町の三軒一高町長と三原勝利議長は、モロッコで開かれる国際捕鯨委員会(IWC)の年次総会(21日~25日)に政府委員として出席するため19日、日本を出発する。
一行は日本鯨類研究所の大隅清治顧問を含めた5人で参加する。総会では日本が現在、南極海で行っている調査捕鯨の捕獲頭数を大幅に削減する代わりに、日本沿岸での捕鯨再開を認める議長提案が議論される。
IWCは過去20年間、捕鯨推進国と反捕鯨国が激しく対立、機能不全状態が続いている。沿岸捕鯨再開が認められれば、沿岸捕鯨の伝統をもつ町にとって朗報になる。
しかし、三軒町長は「沿岸捕鯨が認められれば、現在管轄外の小型鯨類がIWCの管理下に置かれ、将来、規制が加えられる恐れがある。再開イコール万歳とはいいきれない」と警戒、議論の行方を注視する必要があるとしている。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news/20100618-OYT8T01196.htm
太地町の三軒一高町長と三原勝利議長は、モロッコで開かれる国際捕鯨委員会(IWC)の年次総会(21日~25日)に政府委員として出席するため19日、日本を出発する。
一行は日本鯨類研究所の大隅清治顧問を含めた5人で参加する。総会では日本が現在、南極海で行っている調査捕鯨の捕獲頭数を大幅に削減する代わりに、日本沿岸での捕鯨再開を認める議長提案が議論される。
IWCは過去20年間、捕鯨推進国と反捕鯨国が激しく対立、機能不全状態が続いている。沿岸捕鯨再開が認められれば、沿岸捕鯨の伝統をもつ町にとって朗報になる。
しかし、三軒町長は「沿岸捕鯨が認められれば、現在管轄外の小型鯨類がIWCの管理下に置かれ、将来、規制が加えられる恐れがある。再開イコール万歳とはいいきれない」と警戒、議論の行方を注視する必要があるとしている。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news/20100618-OYT8T01196.htm