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日本へ向けられた緊急メッセージを運ぶ

2010-05-24 | 日記
『アメリカ先住民ホピ水一族ルービン・サウフキーのアナンダラバ』- OPEN UP OUR HEART –
(ValuePress 2010年5月23日)
アナンダラバ事務局 ルービン・サウフキー

アナンダラバ事務局(所在地:東京都神奈川県逗子市池子3-8 D403 代表:ルービン・サウフキー)は、日本へ向けられた緊急メッセージを運ぶ、『アメリカ先住民ホピ水一族ルービン・サウフキーのアナンダラバ』を2010年9月20日~2010年10月3日に開催する。

『アメリカ先住民ホピ水一族ルービン・サウフキーのアナンダラバ』の詳細、次のとおりである。

■イベント内容
ネイティブアメリカン・ホピ族とは、人類の誕生から現在に至るまでの神話と記憶、教えと伝統を太古より語り継ぎ、守り続けている先住民族です。ホピとは「平和の民」という意味を表し、彼らは祖先から受け継がれた叡智を、「ホピの予言」という形で、現在も守っています。ホピ族は、さらに水氏族、火氏族などの氏族に分かれており、あたかも日本各地で土地特有のお祭りがあるように、各氏族がそれぞれの村で独自の儀式やダンスを継承しています。ルービン・サウフキー(Ruben Saufkie)は、水氏族として、そのホピの地に生まれ育ちました。

しかしながら現在、平和の民ホピの人々の間でさえ、対立と分裂が起こっています。そしてその分裂は、アメリカ政府の干渉によってより深刻なものとなりました。アメリカ政府はホピの子ども達を無理矢理アメリカの学校に連れていき、白人の教育を受けさせ、ホピの伝統を断絶させるようにしました。また、アメリカ政府は利権と金銭をちらつかせて誘惑し、ホピの人々との間に深刻な分裂を引き起こしました。一時的なお金という誘惑と引き換えに、長年彼らを育んできたかけがえのない土地がアメリカ政府に支配される事態が出てきたのです。ホピでは伝統的な掟を守り続ける伝統派、白人の教育と文化に倣う先進派、そして中間派という対立、あるいは「真のホピ」「そうでないホピ」などという区別を生み、今なおその分裂は続いています。ホピの分裂を再び一つにするために闘ってきた長老達は、今やすっかり疲れてしまい、以前のように活発に教えを広めることはなくなってしまいました。

日本人は、古代から様々な文化と混じり合いながら、人間は自然の中でただ生かされているという事実を、四季折々の美しくも厳しい自然に教えられ、その教えを和という精神性で残してきました。中でも「鎮守の森」として、自然林の大切さを信仰の一部として皆で共有し保護する方法は、日本人のひとつの知恵といえます。

豊かな山々と川と海は、自然と小さな境界を作り、それぞれの土地に根ざした言葉や風習や伝統文化を育みます。そして、異なる文化を尊重し、ゆるやかに影響を与え合いながら調和を築くというやり方で、人々は暮らしてきたのです。

現代の日本人は、自然との接し方を忘れてしまい、その点で儀式を守っているホピの人たちに学ぶべきことがあります。一方で日本からも、これまで育んできた和という叡智と精神性を、対立が起こっているホピの人々に届けることができるのです。日本とホピで祖先から受け継いだそれぞれの叡智をお互い補おうと努力することが、世界に伝わり、争いのない社会をつくる希望となっていきます。地球の成り立ち、自然に対する信仰、人との絆を今一度、思い出すことが大切です。

ルービン・サウフキーの「UHNUNGDALAWVA(アナンダラバ)」は、1泊2日のワークショップ形式をとり、それぞれ日本の聖地である葉山・淡路島・屋久島・沖縄の4箇所にて行なわれます。ワークショップのプログラム内容は以下を予定しています。

▼ワークショップ1日目
1.自然のスピリットの感じ方を学ぶウォーキングツアー(午前)
2.日本人の宮田雪監督によって製作されたドキュメンタリー映画「ホピの予言」の上映会(午後)
3.それを補足するための、ホピ族の長老や人々から日本に向けてのインタビュー動画の紹介(午後)
4.ルービンによる講演(午後)
5.祈りを捧げるホピのダンス(午後)
6.カチーナカレンダーからホピの文化を学ぶアートクラス(夜)

▼ワークショップ2日目
1.朝のダンスと個人祈祷(朝)
2.勉強会&シェアリング(午前)

ホピ(調和のとれた生き方)とは、平和とは、癒しとは?そして今、なぜ日本へのメッセージなのか?などのテーマと共に、「世界の縮図」とも言われているホピの村で実際に起きている話を交えながら、参加頂く皆様が、ダンスを通じてスピリットを体感できるものとなっています。

▼各地ワークショップの目玉イベント
【葉山】スペシャル対談 北山耕平さん×ルービン・サウフキィー
【淡路島】スペシャル企画 太陽の道 謎の北緯34度32分をゆく
【屋久島】スペシャル企画 もののけ姫の森&海がめの誕生
【沖縄】スペシャル対談 比嘉良丸さん・りかさん×ルービン・サウフキィー

これまでホピやネイティブアメリカン、そして平和と祈りのメッセージを日本に広めてこられた第一人者の方々をお招きし、ルービンとの対談形式の勉強会をワークショップの内容に加えることを予定しています。富士山のスピリット溢れる葉山では、先住民族の精神を日本に伝えてこられた北山耕平さん、沖縄では「リターン・オブ・ザ・アンセスターズ」の日本代表として参加された自然信仰家であり神人の、比嘉良丸・りかさんをお招きする予定です。

また、淡路島では、「Celebration of onenessいのちの饗宴」の皆さんと、聖地である伊勢久留麻神社でのお祈りを合同で行います。屋久島では、海亀が上陸する「永田いなか浜」にある宿「送陽邸」に泊まり、偉大な屋久島の森(もののけの森)と海のスピリット(海亀の孵化)を感じることができるプログラムになっています。

「UHNUNGDALAWVA(アナンダラバ)」の一行は3週間にわたり日本各地を縦断していきますが、葉山・淡路島・屋久島・沖縄の4箇所でのワークショップの間に、広島・高千穂・勝連城など日本の聖地における祈りのダンス、また各地イベントへのゲスト出演なども行なっていきます。

また、ホピ族は日本と同じように、自然の美を模する洗練された芸術文化を持っており、中でもホピ・シルバーと呼ばれるジュエリーは、伝統とモダンが融合した世界的にも人気が高いものですが、ルービンはそのホピ・シルバーの、独自の技術と美しいデザインを持つ稀有な職人でもあります。今回はシルバーに刻まれた祈りの意味を直接聴き、触れることのできる貴重な機会でもあります。ツアー中、ホピ・シルバーはもちろん、カチーナドールなどの伝統工芸品をルービンから直接購入することも可能です。

■開催日
2010年9月20日~2010年10月3日

■開催場所
葉山、淡路島、屋久島、沖縄

【ルービン・サウフキー】
ホピ水氏族出身。「アナンダラバ(Open up our hearts)」というシンプルなメッセージを運ぶ。ホピ居留区とメキシコシティーをリレーによってつなぐ「セイクリッド・ラン」を実施。往路、世界中から集まった聖水を、復路は聖火を運んだ。稀有な技術をもつ銀細工職人でもある。

【本件の連絡先】

アナンダラバ事務局
窓口担当 佐々 貴司
Tel 046-872-3392
e-mail info@uhnungdalawva.com URL:http://uhnungdalawva.com/
〒249-0003 神奈川県逗子市池子3-8 D403
http://www.value-press.com/pressrelease.php?article_id=58112

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エンダウロンピン国立公園、監視塔で野生ゾウ観察可能に

2010-05-24 | 先住民族関連
(マレーシアナビ 2010/05/23 12:24 JST配信)
【エンダウ】 ジョホール州エンダウ・ロンピン国立公園にあるオラン・アスリ(先住民)の果物畑の近くに最近、10カ所の監視塔が設置されたが、観光客が野生のゾウを観察するのに絶好の場所にもなっている。
ジョホール州国立公園公社(PTNJ)の幹部によると、監視塔は元々ゾウが果物畑を荒らすのを防ぐ目的で2カ月ほど前に建設されたもの。野生のゾウ120頭が生息すると見られており、好物の竹(もしくは笹)を食べに来るという。
面積8万ヘクタールの同国立公園にはゾウ以外にも哺乳類50種、鳥類230種、魚類43種、両生類26種、爬虫類14種、チョウ179種が住むとされ、トラもオス3頭、メス8頭が生息しているとされる。 (ザ・スター、5月19日)
http://www.malaysia-navi.jp/news/100520052509.html

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生物多様性、科学者ら意見交換 豊岡で公開シンポ 

2010-05-24 | 先住民族関連
(神戸新聞 2010/05/23 09:15)
 国連が制定した「生物多様性の日」の22日、地球生物と環境のダイナミックな関係を考える日本学術会議公開シンポジウム「生物多様性をめぐる科学と社会の対話」が豊岡市大手町の豊岡市民プラザで開かれた。地域住民ら約150人が参加。最先端の科学研究者の発表や環境保全に取り組む団体などの意見交換に、熱心に耳を傾けた。
 国内の科学者の代表機関である日本学術会議の統合生物学委員会や豊岡市などの主催。研究者らが科学の最先端を示しながら、生物多様性の保全などに取り組む地方自治体や市民団体らと情報交換をしながら、持続可能な人間社会のあり方を提案しようと開かれた。
 前半は、生物多様性を研究する第一線の科学者8人が、遺伝学や植物学、動物行動学などの見地から講演。立命館大の今中忠行教授は生命の進化の過程を解説し「地球の先住民は微生物。共生すべき仲間」と話した。海洋研究開発機構の北里洋さんは「日本列島近郊にも15万種の海洋生物が存在し、複雑な依存関係にある」といい「どこかで関係が途切れると海中だけでなく、大きく環境が変わる可能性がある」と警鐘を鳴らした。
 後半は、全国各地の市民団体の代表者らが、地域での取り組み事例などを紹介。豊岡市のコウノトリ市民研究所の上田尚志代表理事は、毎月1回実践している田んぼの学校で、毎回50~100人の参加者があり「環境に対する意識が徐々に深まっている」と話したほか、宗教者や新聞記者らも意見を述べた。
 進行役を務めた東京大大学院の鷲谷いづみ教授は10月開催のCOP10を目標に掲げながら「地球環境に絶望感があっても、しっかり目を向けていくことが必要」と締めくくった。(長嶺麻子)
http://www.kobe-np.co.jp/news/tajima/0003011062.shtml

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MISIAさんに聞く 「環境破壊 貧困から」

2010-05-24 | 先住民族関連
(東京新聞 2010年5月23日 07時07分)
 アフリカの子どもたちの教育を支援する組織「Child AFRICA」を二〇〇八年に設立し、途上国支援を中心に環境保護に取り組むアーティストのMISIAさんが、十月に名古屋市で開かれる国連生物多様性条約第十回締約国会議(COP10)名誉大使に就任した。抱負と今後の取り組みを聞いた。 (聞き手・蒲敏哉)
 -自身の生きものとの触れ合いの原体験は。
 両親が離島の医療に携わっていたため、幼いころ長崎県・対馬で過ごした。リアス式海岸が続き海と山が近かった。野いちごを食べ花のみつを吸った。カブトムシやクワガタをバッジのように胸に付けて学校へ通った。
 -社会貢献を始めたのはなぜか。
 長崎は原爆投下の歴史があり、平和教育が活発だった。東京に来て、それが十分でない落差を感じていた。二〇〇一年の9・11テロでは制作仲間がニューヨークの現場近くにいた。
 そんな中、ロックバンドU2のボノさんからアフリカに行くべきだと言われ、ケニアに行ったが、湖のほとりに工場ができて水質汚染が深刻。貧しい人は救われない。貧困が紛争、テロにつながりそれが環境破壊を招くことを実感したのが支援活動の原点だ。
 -COP10では、アフリカなど途上国の先住民族が培ってきた植物の薬用への知識が「遺伝資源」として先進国に一方的に利用されることが問題になっている。
 ケニアのツンザ村では、先祖から伝わっている悪霊退治のための歌が、勝手に録音され海外で「あなた好きよ」という趣旨で利用されていると聞いた。こうした伝統的音楽も一種の遺伝資源。利用にあたっては、先住民族への説明と理解は欠かせない。
 -十月の本会議に向けどんな活動をしていくのか。
 今月上旬、対馬に行き初めてツシマヤマネコを見た。百匹ほどしかいない絶滅危惧(きぐ)種なのに年間約十匹が交通事故で死んでいるという。多くの人に生物多様性という言葉を知り、大切さを想像してもらう。そして行動に結び付けることを訴えたい。
(東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2010052390070722.html

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花崎皋平さん 「今後も書き続ける」 旭川で小熊秀雄賞贈呈式

2010-05-24 | アイヌ民族関連
(北海道新聞 05/23 07:26)
 【旭川】旭川ゆかりの詩人にちなみ、優れた現代詩集に贈られる第43回小熊秀雄賞(市民実行委主催)の贈呈式が22日、旭川市内で行われ、受賞した花崎皋平(はなざきこうへい)さん(78)=小樽在住=に正賞の「詩人の椅子(いす)」の目録などが手渡された。
 受賞作の長編物語詩「アイヌモシリの風に吹かれて」(小樽詩話会)は、アイヌ民族の歴史を自分史と重ね、平易な言葉と落ち着いた表現で描いた点が評価され、応募作78点から選ばれた。
 実行委の松田忠男会長から正賞目録と副賞30万円を受け取った花崎さんは、受賞作の一部を朗読した後、「人生の恩人である有珠のコタンの漁師との交流からできた作品。受賞を契機に、これからも詩や社会哲学を書き続けていきたい」と述べた。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/culture/232894.html

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江戸後期 因幡画壇2人展

2010-05-24 | アイヌ民族関連
(読売新聞 2010年5月23日 )
楊谷・元旦県博で開幕
 江戸後期に活躍した鳥取ゆかりの画家片山楊谷(ようこく)(1760~1801)と、島田元旦(げんたん)(1778~1840)の作品計約120点を集めた「因幡画壇の奇才 楊谷と元旦」(県立博物館、文化庁主催、読売新聞大阪本社など後援)が22日、鳥取市東町の県立博物館で開幕した。6月20日まで。
 楊谷は長崎、元旦は江戸生まれで、成人してから鳥取藩士となった。楊谷の作品は、体毛の一本一本まで表現する「毛描き」の手法で虎などを描いた掛け軸や屏風(びょうぶ)絵、襖(ふすま)絵のほか、大山周辺を描いた「大山眺望図」も展示。元旦の作品は東海道の風景、鹿や鶴を鮮やかに描いた屏風絵など。幕府の蝦夷(えぞ)地調査隊の一員として北海道を訪れた際、風景やアイヌの暮らしを記録した作品群も注目だ。
 日本画好きという岩美町浦富、無職田中雅夫さん(68)は「楊谷は年代によって画風が違い、興味深い」と満足そうだった。
 午前9時~午後5時(土、日曜日は午後7時)。6月7日は展示替えのため休館。一般600円、大学生以下と70歳以上は無料。問い合わせは同博物館(0857・26・8042)。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tottori/news/20100522-OYT8T00964.htm

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