先住民族関連ニュース

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アマゾン音楽劇:気候の音色

2010-05-15 | 先住民族関連
(ドイツ大使館 2010/05/15)
一風変わった世界初演へのカウントダウンは始まり、現代音楽劇の祭典第12回ミュンヘンビエンナーレでは、5月8日(土)に「アマゾン音楽劇」が初めて上演されました。作品の中心をなすのは、危機に瀕する生息域であるアマゾンの熱帯雨林です。音楽劇、メディアアート、テクノロジーと科学。このマルチメディア・プロジェクトは、ゲーテ・インスティテュートとミュンヘン・ビエンナーレ、カールスルーエ・アート・アンド・メディア・テクノロジー・センターと、その他の世界のパートナーとの共同制作で、最後に残ったブラジルの大規模先住民族のひとつ、ヤノマ二族との協力により作られました。
三部構成のこの音楽劇の主役は熱帯雨林で、この重要な「緑の肺」を新しい視点からとらえます。熱帯雨林は、伐採、牧畜、モノカルチャー、エネルギーや原料供給のため、日々縮小しています。作品の目的は、芸術という手段を使って、この熱帯林に声を与えることです。ヨーロッパやブラジルのメディア・アーティスト、作曲家、社会学者、人類学者らはヤノマ二族と共同で、2006年から「アマゾン音楽劇」のアイデアを練ってきました。その際、最新の研究成果と並んで、インディアンの宇宙論や心霊信仰もとりいれられました。
その結果できた作品は、言葉、音楽、動き、画像、そして空間と時間が結びついた、印象的なものです。現代の音楽劇とメディアアートが融け合い、音楽が可視化され、画像やデータが音になりました。作曲家たちは音楽を使って、聴衆が未知の音色、音、響きと出会うように導きます。「アマゾン音楽劇では、森を奪うヨーロッパの視点、森を守る先住民の視点、そして未来に向け問いかける視点が出会います。この作品は、新しい音楽劇における、あらゆるバーチャルやマルチメディアの可能性を使い、アマゾンの未来への観点を展開します。」と、ビエンナーレのペーター・ルジツカ芸術監督は述べています。
この作品は、「異者のまなざし」をモットーとするミュンヘン・ビエンナーレで、5月12日まで上演されました。このほかの世界での公演予定は、ロッテルダム(5月29日、30日)、サンパウロ(7月21日から25日)、リスボン(10月4日から8日)です。
www.amazonas-musiktheater.org
© www.magazin-deutschland.de
http://www.tokyo.diplo.de/Vertretung/tokyo/ja/09__D_20Info/PD/Ku/Musik/Amazon.html

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生き生き遠野の人々 周南で林忠彦賞写真展

2010-05-15 | アイヌ民族関連
(読売新聞2010年5月15日 )
 第19回林忠彦賞に輝いた岩手県遠野市の写真家、小栗昌子さん(37)の受賞記念写真展「トオヌップ」が14日、周南市の市美術博物館で始まった。この日は小栗さんも会場を訪れ、来場者に作品を解説した。
 開会式には、島津幸男市長ら約90人が出席し、テープカットをして開幕。炭窯の中で休憩する男性や、金婚式を迎えた夫婦がほほ笑み合う様子などを収めたモノクロ写真56点が展示され、小栗さんは撮影時のエピソードを紹介しながら、「遠野の自然に生きる人たちの力強さや、日本の原風景を感じ取ってもらいたい」と話していた。
 同賞は、市出身の写真家林忠彦(1918~90年)を顕彰して1991年に創設。今回は全国のプロ、アマチュアから103点の応募があり、小栗さんの作品が「寒村に住む人々の様々な側面をとらえている」と高く評価された。
 「トオヌップ」はアイヌ語で「湖のある丘」の意味で、遠野の地名の由来とされる。名古屋市出身の小栗さんが、柳田国男の民話集「遠野物語」に感銘を受けて遠野を旅したことがきっかけで99年に移住、人物写真を中心に撮影している。
 同展は23日(17日は休館)までで入場無料。問い合わせは、同館(0834・22・8880)へ。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamaguchi/news/20100515-OYT8T00142.htm

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3カ国環境大臣にアイヌ舞踊お披露目へ 千歳の保存会

2010-05-15 | アイヌ民族関連
(苫小牧民報社 2010年5/14)
 千歳、苫小牧両市で開催される日中韓3カ国環境大臣会合の夕食会で、千歳アイヌ文化伝承保存会(石辺勝行会長)がアイヌ古式舞踊を披露することになった。
 大臣らに北海道の文化を紹介したい、と環境省が企画した。22日に、しこつ湖鶴雅リゾートスパ水の謌(うた)で開かれる夕食会の席上、1人で踊るクリムセ(弓の踊り)、2人で踊るエムシリムセ(刀の踊り)、歌と踊りに分かれてのウポポとホリッパ(座り歌と輪踊り)が行われる。
 出演は20分。本番の練習に余念がない保存会は、短い時間内に3つの踊りをきちんと収めることが大切という。さらに、ホリッパは、歌と踊りのテンポ、同時に少ない人数で踊るため、輪の間隔を合わせることも重要、といい、「舞台が狭いので、普段のように踊れないのが大変です」と中村勝信事務局長。
 13~14人の出演メンバーは、来週早々には決める。中村事務局長は「千歳の踊り披露は大きな名誉。世界にも発信されるので、頑張って良い踊りをお見せしたい」と話している。
http://www.tomamin.co.jp/2010c/c10051401.html

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標茶の米国人ALT・ディックスさん トンコリ作り弟子入り

2010-05-15 | アイヌ民族関連
(北海道新聞 05/14 13:48)
【標茶】釧路管内標茶町教委の英語指導助手(ALT)で米国出身のスティーブ・ディックスさん(37)が、アイヌ民族の弦楽器「トンコリ」作りに励んでいる。トンコリのライブ演奏に感動したのがきっかけで、町内の工房に弟子入り。「自作のトンコリで演奏にも挑戦したい」と意気込んでいる。
 ディックスさんは米ワシントン州シアトル出身。もともと森林保護に携わる公務員だったが、熱心な日本映画ファンで2005年、日本をもっと知ろうと来日。ALTとして同町に着任し小中学校で英語を指導してきた。
 トンコリとの出合いは3年前。上川管内当麻町在住のトンコリ奏者OKIさんの演奏を小樽市で聴き「今まで聞いたことのない民族音楽」に感動、アイヌ文化に関心を高めた。
 その後、標茶町のJR塘路駅前でアイヌ民芸工房「サルンパ」を開く諏訪良光さん(62)がトンコリを制作していると知り、今年2月に弟子入り。毎週末、サルンパに通い諏訪さんの指導で制作に没頭している。自作のトンコリは5月中に完成する見込みで、伝統音楽の演奏にも挑戦するという。
 ディックスさんは今年7月にALTの任期を終え帰国する。残された時間は多くないが、「可能であれば再来日して練習の時間をつくりたい」とすっかりほれ込んだ様子。「自然を尊重するアイヌ民族の姿勢は共感できる。トンコリをきっかけに、アイヌの文化も学びたい」と話す。
 諏訪さんはこれまで約20人にトンコリ作りを指導してきたが外国人には初めてという。「帰国後のスティーブが、アイヌの文化を多くの米国の人に知らせる役目を担ってくれればうれしい」と期待している。(鄭真)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki3/231352.html

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人種隔離政策下の選考を謝罪=ラグビー

2010-05-15 | 先住民族関連
(時事.com 2010/05/14-16:50)
 【ウェリントンAFP=時事】ニュージーランド(NZ)と南アフリカのラグビー協会は14日、南アのアパルトヘイト(人種隔離)政策時代の選手選考について、先住民族や黒人選手を排除したことを謝罪した。
 NZでは3度の南アツアーの代表選考についてマオリ族の選手を選ばず、南アでも黒人選手を代表から除いていたという。NZ協会は「南アツアーで選ばれなかったマオリ族の選手に対し、謝罪する」との声明を出し、南ア協会のオレガン・ホスキンス会長は「暗黒時代に国や州を代表する機会を奪われた黒人選手に謝罪する」と述べた。
http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2010051400753

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特定人種対象の授業を禁止 米アリゾナ州法にまた批判

2010-05-15 | 先住民族関連
(MSN産経ニュース 2010.5.14 13:39)
 ヒスパニックの不法移民摘発を強化する移民法が制定された米西部アリゾナ州で13日までに、特定の人種の生徒を対象にした授業を禁じる法律が成立した。ヒスパニックの生徒向けの授業を想定した法律のため、移民法に続いて「人種差別的」との批判が出ている。
 州内では黒人やメキシコ系、先住民の生徒がそれぞれの民族の歴史や文学などを学ぶ授業がある。米メディアによると、州南部の中心都市トゥーソンの学校区で、メキシコ系の授業でヒスパニックの生徒に白人への敵意をあおるような授業が行われているとして、州当局や議会が批判、法制化が推進された。
 メキシコと国境を接するアリゾナ州はヒスパニックの移民が多く、トゥーソンの学校区はヒスパニックの生徒が56%を占めるという。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/america/100514/amr1005141340012-n1.htm

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白老町代表訪問団17人が姉妹都市・ケネルに出発

2010-05-15 | アイヌ民族関連
【室蘭民報 2010年5月14日(金)朝刊】
 白崎浩司白老町教育長を団長にした「白老町代表訪問団」(17人)が13日、国際姉妹都市のカナダ・ケネル市に向け出発した。
 姉妹都市協会メンバーや町議会、町関係者、町民らが21日まで、市長への表敬訪問や博物館視察、ホストファミリー交流などを実施する。市長との公式会談では、経済交流や姉妹都市提携30周年事業(来年)について話し合う。
 2小学校で「アイヌ文化教室」が予定されており、元アイヌ民族博物館長の中村齋さんと同博物館職員がアイヌ民族の歴史や現状などを説明、ムックリやトンコリを披露する。中村さんは「カナダの少数民族がどのように共生しているか学んできたい」と話した。
 13日午前、コミュニティセンター前で出発式が行われ、飴谷長蔵町長が「来年は姉妹都市提携して30年。さらなる友好を深めていただきたい」とあいさつ。白崎団長が「今まで培ってきた友情をさらに深めてきたい」と決意を語った。
(富士雄志)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2010/05/14/20100514m_08.html

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やっときた春 知床の王者、ゆうゆうと登場

2010-05-15 | アイヌ民族関連
(朝日新聞 2010年5月14日10時12分)
 世界自然遺産・知床にも遅い春が訪れた。冬眠あけのヒグマが雪解けの早い海岸近くに草を求めて現れ、羅臼沖の海ではシャチが潮を吹きあげながらゆうゆうと泳いでいる。
 アイヌ民族はヒグマをキムンカムイ(山の神)、シャチをレプンカムイ(沖の神)と呼ぶ。ヒグマは陸の、シャチは海の、それぞれの生態系の頂点に立つ「王者」だ。
 海と陸の豊かな生態系を残す知床は今年、世界遺産に登録されて満5年になる。(深沢博)
http://www.asahi.com/eco/TKY201005130557.html

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サケ薫製 じっくりうまみ増す

2010-05-15 | アイヌ民族関連
(朝日新聞 2010年05月14日)
 サケを丸一匹、薫製にしたサッチェプ(プは小さい字)作りが白老町のアイヌ民族博物館で行われている。食文化の継承活動の一環として製造販売。ピーク時には約100本の予約があり、順次発送が続いている。
 サッチェプ(プは小さい字)はアイヌ語で乾いた魚、という意味。秋に白老沖で水揚げされたサケを塩漬けし、年末から3月初旬まで天日干しした後に、アイヌ民族の伝統住居「チセ」のはりにつるし、1カ月以上いぶして仕上げる。年間約3500本が作られる。7月ごろまでが食べ頃という。
 価格はサケ丸一本で4500円で、通信販売もある。問い合わせは同館(0144・82・3914)へ。
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001005140002

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