ようこそ石の華へ

鉱物の部屋へのいざない

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TV番組7

2014-03-17 12:28:53 | 日記・エッセイ・コラム

今日は「TV番組7」です。

今朝は自宅のブルーレイレコーダーの空き容量が限界までに減ってきましたので、消費税増税前にと思って購入したBD-REに幾つかの番組をダビングしてきました。それらはいつ見る事になるのかは分かりませんが、いずれも消したくない番組でしたので、一応、保存しておきたいと思っております。私はビデオの時代からそのような習慣がありましたので、自宅には相当数のビデオテープやDVDやBDがあります。それらは私の人生の記録の一部でもあると思っております。

さて、今朝のダビング作業には理由があります。その理由とはこれから録画したい番組が重なって来るからです。

まず、今日から4日連続でNHK-BS1で「神の数式 完全版」の再放送があります。その番組は昨年秋に地上波でNHKスペシャルとして放送された番組をBS用に4回シリーズに再編集されたもののようです。昨年年末にも放送されたようですが、私は見逃していました。今回は完全版として録画しようと思っております。

3月21日(金)にはNHK-BSプレミアムで「体感!グレートネイチャー」(探検!オーストラリア 緑の大峡谷 ~グレーターブルーマウンテンズ~)があります。どうもその番組中に宝石のように光る結晶がちりばめられた鍾乳洞が登場するようです。

3月22日(土)には金沢ケーブルテレビネット(KCT地デジ9ch)で「非行少女」(1963年 日活)が放送されるようです。それは昭和30年代の金沢を舞台にした映画で、昔のなつかしい金沢駅が出てきます。映画としても秀作です。録画したいと思います。

それから、3月27日(木)にはNHK-BSプレミアムで「コズミック フロント~発見!驚異の大宇宙~」(密着!隕石ハンターを追え)があります。隕石ハンターの番組では2003年に当時のBS-2で放送された「地球に好奇心」(隕石ハンター・宇宙の贈り物をビジネスにする男たち)以来の番組になるのではないか、と思います。非常に楽しみです。

長かった冬もようやく終わりそうな季節になってきました。春のこの季節は録画したいと思うTV番組も増えてきます。

今日はこれから放送予定の番組の話題でした。

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科学

2014-03-15 17:50:56 | 日記・エッセイ・コラム

今日は「科学」です。このブログでも「科学」という言葉は何度も登場してきましたが、厳密な意味での「科学」を理解する事は非常に難しい事です。

ここ数日、大きなニュースになっているSTAP細胞の話題は論文の問題に留まらず、STAP細胞そのものへの疑念へと変貌しつつあります。事の真偽はともかく、新発見という話題性が大きかっただけに、残念な事になってしまいました。

今回の騒動は日本の科学への信頼性を揺るがしただけに留まらず、科学そのものを再考しなければならない事態になっているようです。事は深刻です。

思えば、ここ数年、科学的常識が疑われる話題がよくニュースになります。ハイゼンベルグの不確定性原理然り、ニュートリノの超光速の話題然り、科学の世界が揺らいでいるようにも思えます。前者はより正確な小澤の不等式として修正されましたが、後者は間違いである事が実証されました。

そう言えば、科学の世界ではこれまでにも非科学的な事が何度も起きてきました。古代ギリシアのアリストテレス学派による「落下運動の速度は落下する物体の重さに比例する」という誤謬や中世キリスト教世界の天動説やソ連時代の遺伝学におけるルイセンコ騒動、等々、人間の権威や権力による科学的事実の歪曲はこれまでにも枚挙にいとまがありません。むしろ、科学の歴史は誤謬を修正しながら進化してきたとも言えると思います。

それは現代でも同じなのかも知れません。実際、現代でも様々なトンデモ科学が横行しております。

それでは「科学」とは何なのでしょうか?科学と非科学とは何が違うのでしょうか?

20世紀前半に科学哲学者カール・ポパーは反証可能性の概念を提示しました。それは科学哲学的に、ある程度は客観性を保っているとは言えますが、それでは反証不能な主に人文系の科学は科学ではない事になってしまいます。どうも科学と非科学との境界は非常に難しい問題のようです。

科学的手法には考えられる様々な仮説から、再現性を持つ実験や観測を行い、その結果に矛盾しない説明を選びだすプロセスが必要ですが、さらに用いた実験方法や測定方法が公開され、第三者に検証される事が重要です。

今回のSTAP細胞はそれ以前に論文の作法や倫理の問題にさかのぼっています。それが検証されずに公表された事にも問題がありました。さらに他のニュースでしたが、科学における不正行為という事実もあり、これらの事は現代科学が背負った根深い大きな問題に絡んでいるのかも知れません。

「科学」とは何なのか?今一度、再考する必要性を感じます。

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π(パイ)

2014-03-14 13:45:42 | 日記・エッセイ・コラム

今日は「π(パイ)」です。今日は3月14日です。円周率(3.14)の日だそうです。

このブログでは過去に2回、「π(パイ)」が出て来ましたが、タイトルとしては初めてです。

「π(パイ)」は数字好きにとっては人気のある数字だと思います。円周率という理解しやすい数でありながら、図形的に明確であるにも関わらず、すっきりしない無理数である事や、数学的に様々なところで現れたり、たくさんの面白い性質や未解決の問題もあったりして、「π(パイ)」に捕われるひとが跡を絶たないようです。私も「π(パイ)」が好きなひとりだと思いますが、深追いはしません。

「π(パイ)」は語呂合わせで「産 医 師 異 国 に 向 かう 産 後 厄 な く 産 婦 み や し ろ に 虫 散 々 闇 に 鳴 く 
3. 1 4 1 5 9 2 6 5 3 5 8 9 7 9 3 2 3 8 4 6 2 6 4 3 3 8 3 2 7 9 」(30桁) という覚え方が有名で、私も高校生の頃に覚えて、いまだに憶えています。

その昔、ゆとり教育の弊害で円周率を3とするような話がありましたが、とんでもない話だったと思います。

さて、今朝、新聞には北陸新幹線の開業日が来年の3月14日が有力、というような記事がありました。当面は金沢が終着駅である事や東京ー金沢間が最短で2時間半となる事から、金沢駅前に店を構える「石の華」にとっても無関係の事ではありません。あと1年です。何とかやっていこうと思っております。

ところで、明日3月15日は「石の華」が入っているポルテ金沢ビルが開業20周年を迎えることになるそうです。これを記念してポルテ金沢では3月18日から4月6日まで「20th Anniversary Campaign」を行います。我々テナントも3月18日から3月30日までお得な特典を用意する事になっており、「石の華」では初めてとなる全品20%OFFセールを行います。本来、石はファッションのようにバーゲンセールするような商品ではありませんが、このような20周年記念のような節目のキャンペーンには積極的に参加したいと思っております。

皆さま、是非この機会をご利用ください。ご来店、お待ちしております。

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バーズ・アイ・ビュー2

2014-03-13 16:37:54 | 日記・エッセイ・コラム

今日は「バーズ・アイ・ビュー2」です。

今週はTVを見ていると、やはり3.11東日本大震災関連の番組が多いようです。あれからもう3年経ったのですね。私は当日は金沢の自宅のマンションにいました。金沢ではそれほどの揺れはありませんでしたが、マンションが僅かにミシミシ音をたててきしんだ事を思い出します。その時はすぐにTVをつけてNHKの地震報道を見ました。地震の速報と共に津波予測が異常だった事を思い出します。その後、驚異的な映像が映ってきました。その映像はまるでSF映画を見ているような津波の空撮映像でした。ヘリコプターから撮影された映像はどうしても生放送とは思えませんでした。衝撃的な映像体験でした。

その映像は「バーズ・アイ・ビュー」で撮られた災害報道だったのです。上空から見た津波は農村地帯にあるミニチュアのようなビニールハウスを飲み込みながら内陸へと襲ってゆきました。小さく見えるクルマが逃げるように移動している様子が目に焼き付きました。川を逆流する津波が橋の上に止まっているトラックの手前でギリギリ流れが変わった映像もあり、見ていてドキドキしました。

それは、今思えば、とんでもない映像だった、と思います。そのような「バーズ・アイ・ビュー」映像は見た事もない衝撃映像だったと思います。

昨日、TVを見ていると震災関連の番組で、またもや刺激的な「バーズ・アイ・ビュー」映像を見ました。それはモーターパラグライダーを使って空撮された東日本大震災後の福島県いわき市沿岸の津波被害の様子を記録した映像です。

これまで、モーターパラグライダーを使った空撮映像は何度となく見て来ましたが、それらはもっぱら癒し系の映像だったと思います。「バーズ・アイ・ビュー」の映像は見ていて気持ちが良くなるタイプの映像が大半でした。「バーズ・アイ・ビュー」の映像からは日常的な視点とは違った新鮮な感動を憶えます。私はそのような移動映像には無条件に反応してしまう傾向があります。

ただ、昨日見た映像は、別の意味で大きく反応してしまいました。それは気持ちいいはずの「バーズ・アイ・ビュー」の映像ではなく、視点の異なった映像記録としての空撮映像だったのです。例えば、延々と続く山積にされたガレキ袋を映した空撮映像は撮影時期を変えて撮られた定点観測のような編集をされており、それはそのような視点でなければ伝える事ができない貴重な映像記録になっていたと思います。その映像はドキュメンタリーとしての説得力を持っていました。

「バーズ・アイ・ビュー」による映像表現は、ある意味、違った視点からの別の意味を持ち得る事ができるのだと、思ってしまいました。

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イマジナリーキューブ

2014-03-10 12:22:40 | 日記・エッセイ・コラム

今日は「イマジナリーキューブ」です。

「イマジナリーキューブ」とは、京都大学の立木秀樹さんが提唱した多面体の事で、直交した3方向から見て、正方形に見える3次元立体の事です。立方体はもちろんの事、正四面体や立方八面体(ベクトル平衡体)もこの性質を満たしており、極小凸イマジナリーキューブは16種あるとされております。それらの16種の立体は美しいだけではなく、空間充填の性質を利用したパズルや鉱物学のアウイの結晶モデルを彷彿させるシェルピンスキー四面体のようなフラクタル図形にも拡張され、非常に面白い性質を複数持っていると言えます。

昨日、ベネズエラ産の金の結晶の事を書いたのですが、その結晶を見ていると、あるプラスチック製のオブジェに似ていると思いました。そのオブジェはいつどこで入手したのかは憶えていませんが、そのそろばん玉のようでいて、ある角度から見ると立方体キューブのように見える性質が気に入っていました。

Photo
Photo_2
Photo_3

上の写真がそれです。

このオブジェを見ていて思った事が「イマジナリーキューブ」に似ている、という事でした。

そう言えば、金の結晶に限らず、水晶の両錐結晶にも立方体キューブのように見えるものがある事を思い出しました。もしかすると、それらも「イマジナリーキューブ」の一種なのかも知れない、と思ってしまいました。

Photo_4
Photo_5

Riverside, Eddy Co., Newe Mexico, U.S.A. 水晶(Quartz)

上の写真はキュービック水晶(疑似立方体水晶)と言われているものです。水晶の形態変化の中にはこのように見える事もあるのです。ただし、あくまで似ているだけであって、原理的に水晶が立方体になる事はありません。

「イマジナリーキューブ」のイマジナリーは想像上の、という意味なので、厳密には自然界には実在しないのかも知れませんが、近似的には、「イマジナリーキューブ」に似た鉱物結晶がある事自体が面白いと思いました。

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