ようこそ石の華へ

鉱物の部屋へのいざない

              【お知らせ】

【定休日は毎週水曜日です。】【9月も毎週日曜日は休業します。】

魔女

2014-03-01 16:45:08 | 日記・エッセイ・コラム

今日は「魔女」です。

今朝はお店に出る前に近所の映画館で「魔女の宅急便」の実写版を見て来ました。ロードショー初日の初回です。

この映画を見るには訳があります。

実は昨年の5月頃、映画の製作スタッフの方から鉱物標本の貸し出し依頼のメールが入ってきたのです。私は映画好きでもあったので、その話にすぐ乗りました。貸し出ししたのは鉱物標本約30点と鉱物画の書籍3冊です。それらが映画の中のどういうシチュエーションで使われるのかは知らされておりませんでした。

今日は公開初日です。前から気になっていた映画でしたので、初回に、と思い見て来ました。

映画そのものは心温まる名作です。その昔のNHK少年ドラマシリーズを思い出しました。

ただ、今回の私のこの映画に対する最大の関心事は「石の華」の石達がどのように登場するか?です。くつろいで映画を見る、というよりも画面の細部に神経を集中させて見ました。

映画を見ながら「中々出てこないなー」と思いました。そして、とうとうエンディングのタイトルになってしまいましたが、石がどこで登場したのかは?最後まで分かりませんでした。エンディングのタイトルの中の協力のコーナーで小さく「石の華」の文字は見つける事が出来ましたが、石そのものがどの場面で出て来たのか?は気が付きませんでした。

映画の中の一瞬で、しかも画面の中の小さな一角だったのかも知れません。それとも、もしかするとカットされてしまったのかも知れません。残念でした。

この映画の中で強く印象深く思ったのは、私もひとつ持っている「副来るクルクル風車」です。私は3年前の金沢21世紀美術館園路沿いで行われていたクラフトマーケットで「萬福玉」というタイプの球体風車を購入しました。それは24個の風車が立体的に付いており、どの方向から風が吹いても必ずどれかが回るというスグレものです。それは久保指物店三代目という福井県の方が製作しているものです。

今回の映画を見ているとその彼の作った風車が非常に目立っておりました。影の主役は風車だったと言っても過言ではありません。

「石の華」の石達は残念ながら、気が付かなかったのか?出てこなかったのか?分かりませんでした。

思えば、これまでも映画の中で鉱物結晶を見る事はほとんどありませんでした。そうそう、偶然にも「魔女」という文字が入っている「西の魔女が死んだ」(監督 長崎俊一 2008年 アスミック・エース)という映画では薄暗いシーンでチョッとだけ鉱物標本が出てきた事がありましたが、それ以外ではあまり記憶がありません。

もしかすると、映画と鉱物とは相性が悪いのかも知れません。それは私が知らないだけなのかも知れませんが、今日はそのように思ってしまいました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする