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鉱物の部屋へのいざない

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飯盛里安

2014-04-18 15:31:46 | 日記・エッセイ・コラム

今日は「飯盛里安」です。故飯盛里安博士はビクトリア・ストンの発明者です。(このブログで人名がタイトルになるのは初めてです。)

少し前の事になるのですが、このブログの「人造宝石」(2012.05.29)の記事をきっかけにメール交流が始まった飯盛里安博士のお孫さんから久しぶりにメールが入りました。そこにはお孫さん達と共同で祖父・飯盛里安の記事を作り Wikipedia にアップされたという事が書いてありました。人造宝石の画像も入れてある、との事で興味深く思い、「飯盛里安」で検索してWikipediaを見てみました。すると、様々なビクトリア・ストンやメタヒスイなどの写真が見れました。それらはもちろん本物です。そこには、まだ未完成らしいのですが、人造宝石の項目もあり、ビクトリア・ストンに関する正確な情報が載っておりました。

現在のインターネットの情報は情報量が多いものの、それらの中には信用度の低い情報も多く見受けられます。そのようなWebの中から信頼度が高くて正確な情報を得るには、こちら側の情報識別能力が問われてきます。今回の「飯盛里安」はそういう意味で信頼度の高い情報だと言えると思います。

「飯盛里安」、今更ながらあらためてWikipediaを読み直しました。すると冒頭に「創立間もない財団法人理化学研究所 (通称:理研) に入所し、主に放射性鉱物と希元素の研究を行う。」とありました。

いきなり、今、話題の「理研」です。

私の関心は「飯盛里安」にある経歴や業績を読む前に、思わず「理化学研究所」の文字をクリックしてしまいました。「理化学研究所」は今は最もホットな話題のひとつだと思います。

「飯盛里安」から「理化学研究所」に横滑りすると、そこにはビッグネームが並んでいました。沿革の項目には高峰譲吉と渋沢栄一のお名前がいきなり出て来ました。さらに日本の科学界のビッグネームがズラリとならんでいました。それらの中には中谷宇吉郎の名前もありました。

高峰譲吉、飯盛里安、中谷宇吉郎、石川県関係者のお名前にはどうしても親近感がわいてしまいます。

今の理研は3000人を越える巨大組織です。そこは日本を代表する自然科学系総合研究所です。国際的にも高い研究業績と知名度を持つ研究所です。そこで今、何が起きているのでしょうか?分かりません。分かりませんが、巨大組織特有の何らかの問題が起きているのだろうと想像できます。その問題とは恐らく科学的真実とは無縁の事だろうと思います。科学の世界では科学的真実を最優先させて欲しいと願います。

「飯盛里安」から横滑りしてしまいました。

「飯盛里安」の「人造宝石」の節には「この節の加筆・修正が望まれています。」とありました。未完のようです。今後もチェックしてゆきたいと思っています。

コメント (1)
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