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鉱物の部屋へのいざない

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お通夜

2013-09-08 15:20:00 | 日記・エッセイ・コラム

今日は「お通夜」です。

先週の木曜日、石川県鉱物同好会の顧問になっていただいていた関戸信次先生がお亡くなりになりました。昨晩、お通夜に行ってきました。

関戸信次先生は私の高校生の時は理数科の先生をなさっていましたので、普通科・文系だった私は関戸先生の授業は受けた事がありません。私が関戸先生の石に関するお話を聞いたのは、数年前の尾小屋鉱山資料館での特別講座の時と一昨年の小松市立博物館での連続講座の中での2回分だけです。石川県鉱物同好会の活動でも設立準備の為の宴会にご出席いただき、その時に少しお話できただけでした。今思うに、もっともっとお話ししたかったと後悔しております。

関戸信次先生は化石、特に中生代のシダ植物の化石の研究で有名です。また、地学教育の分野でもご活躍されました。私は先生のサイン入りの「地学の調べ方」(コロナ社 昭和53年)を持っております。先生の地学に対する姿勢には共感するところが多く、浅いお付き合いながらも、そのお話の中から多くを学んだと思っています。

お通夜には教育関係の方々を中心に非常に多くの方が弔問に訪れていました。その中に高校3年の時の同級生を見かけ、その隣の席に座りました。彼は同好会の山本会長とも周知の仲で、地方ならではの狭い関係性を実感しました。

お通夜では先生の過去の写真を元にして、その人生を振り返るという映像上映がありました。「マイ・ウェイ」の音楽が流れる演出には、思わずグッとくる瞬間がありました。また、先生の御長女の御挨拶も感動的でした。良いお通夜だったというのは何か変だとは思いますが、出席して良かったと思いました。

お通夜の後、山本会長とSさんとで小松市役所近くの「フローラ」という喫茶店に行き、小一時間、石談義を楽しみました。関戸先生がこのような機会をつくって下さったのだと思いました。

関戸先生、どうぞ安らかにお眠り下さい。

コメント (1)
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