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鉱物の部屋へのいざない

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缶詰

2013-08-30 12:59:36 | 日記・エッセイ・コラム

今日は「缶詰」です。

昨日のブログの最後に書いた「桜島の火山灰缶詰 はい!どうぞ!!」はジョーク商品の類だとは思いますが、ある意味、これは火山灰の標本と言えるかも知れません。それは本物の桜島の火山灰に違いありません。それなら火山に興味を持っている方なら興味を示すかも知れません。世の中には鉱物標本コレクターは少ないながらも存在します。また、同類のコレクターとしてマイナーながら砂のコレクターもいるようです。そして、火山灰のコレクターがいるのか?それは知りません。ただ、火山灰缶詰はそこそこの数が売れているというから不思議な現象だと思います。

売れたのか?は良く知りませんが、NEXCO中部が東海北陸自動車道・飛騨トンネルの貫通地点で採取した貫通石を入れた缶詰「石貫徹」を売り出したというニュースがありました。2008年の事です。これもパワーストーンの一種だったのかも知れません。

「缶詰」と言うと、ずいぶん前から「鉱物の缶詰」という商品がありました。それは富士コスモサイエンスという会社が発売している初心者向けの鉱物関連おもちゃのようです。どうも水晶やアメシストやローズクォーツやアクアマリン等、3種の鉱物が入っている缶詰で比較的安価です。他には「化石の缶詰」もあるようで、どうも小学生向けの商品のようです。

「缶詰」は基本的には保存食で、食品が入っているものです。ただ、世の中には食品以外のものが入っている缶詰が多々あります。古くは「おもちゃのカンヅメ」がありました。小学生だった頃、チョコボールの金のエンゼルは憧れでした。私は「おもちゃのカンヅメ」を手にできた記憶はありません。

「空気の缶詰」の話題も記憶に残っています。それには東京やパリやプラハの例があります。そうそう、「富士山 空気の缶詰」もありました。空気も気体という物質なのでアリだとは思いますが、何となく安易な気がします。

「缶詰」には何か特別の付加価値があるのでしょうか?

究極の「缶詰」のケースをひとつ思い出しました。それは赤瀬川源平さんの「宇宙の缶詰」です。それは普通のカニ缶のラベルを缶の内側に貼り直しただけのものですが、それは宇宙全体を梱包したものと称されました。それは極端なコンセプチュアル・アートだったと思います。その発想力には脱帽します。

防災の日は近いです。そろそろ賞味期限の確認をする、非常食である缶詰の差し替えの時になりました。

コメント
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