先週の土曜日は第35回名古屋ミネラルショーに行ってきました。会場で豊橋のTさんとお会いし、少し立ち話をしました。Tさんからオープン前に並んでいなかったのですか?と言われました。確かに私は名古屋に住んでいた頃はオープン前から列に並んでいました。Tさんと知り合ったのもその順番待ちの時の会話からです。そういえば、「鉱物趣味の博物館」のSさんと初めて会話を交わしたのはこの名古屋ミネラルショーの順番待ちの時でした。数年前の事です。私の直前にSさんが並んでいました。ちょうどSさんが出演されたMONDTVの鉱物マニアの番組を見た直後だったので、私の方からその番組を見た事を話しました。ミネラルショー等の入場前の時間はマニア同士が知り合う貴重な時間帯だと思います。
今回、私は昨年同様、金沢から高速バスで名古屋に向かいました。電車で名古屋を往復するのはこれまでに100回以上経験していますし、昨年初めて乗ってみた高速バスもそれなりに風景が違って見えて新鮮だったからです。ただ、今回は福井県内で豪雨の中の高速走行を経験し、少し怖い思いをしました。自分が運転している訳ではないのですが、豪雨の高速走行は恐怖を覚えます。また、金沢始発の高速バスでは会場に到着するのはどうしても11時頃になってしまいます。入場前の貴重なコミュニケーションの時間もとれません。高速バスの安さは魅力的なのですが、今後はどうしようか?考えます。
名古屋ミネラルショーでは趣味と仕事を兼ねて様々な鉱物標本を購入しました。いつも思う事はいつでも新鮮な石との出会いがある、という事です。鉱物コレクションの1番の魅力はやはりその多様性なのだろうと思います。同じものは二つとありません。同じ鉱物種でもそれぞれ個性があり、それらの違いを楽しめます。鉱物趣味が長続きするのはそういう性質に起因していると思います。
会場でSさんから尾小屋鉱山資料館発行の「尾小屋鉱山のあらまし」と「小松の鉱山史」という資料のコピーを頂きました。両方とも清丸亮一館長時代の小冊子です。私は正直この存在は知りませんでした。灯台下暗しです。Sさん、本当にありがとうございます。地元の鉱山の事をもっと勉強します。Sさんとは金沢大学の標本コレクションの話を少ししました。いつの日か、その膨大なコレクションが整理され公開展示される事を願いたいものです。
そうそう、Sさんとは市川鉱物研究室の図録の話にもなりました。図録の発刊は10月頃からさらに延びて年末頃になるそうです。首を長くして待ちたいと思っております。
名古屋ミネラルショーでは貴重な再会と貴重な資料と貴重な石を得る事ができました。
吹上ホールでは名古屋骨董祭も行われていたそうですが、そちらには寄らず、早めに名古屋バスセンターに行きました。
名古屋バスセンターでは台湾ラーメンのカップめんを見つけて購入しました。台湾には無い名古屋にしかない台湾ラーメン、スガキヤが出していました。それは名古屋時代の懐かしい味でもあり、お土産に買ってしまいました。
帰りも高速バスで4時間かけて金沢に戻りました。なんとなく疲れました。
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