今日は「鉱物学」です。
昨日、金沢大学へ行って来ました。その辺の話題は後日、再度、書く予定です。しばしお待ちください。
昨日、ある研究室にお邪魔して、そこに置いてあった「鉱物学」(待望の復刊)という本を見かけました。その「鉱物学」は1975年に岩波書店から出版された森本信夫・砂川一郎・都城秋穂 著の第5刷(2013年6月19日)です。この本が復刊されていた事は知りませんでした。私はこの本の存在を知っていましたが、持っておりませんでした。その本は絶版になってからは中々見つからない古本でしたし、あっても高価なプレミアム付きだったと思います。その本の復刊は非常にうれしい情報でした。
その「鉱物学」は大学の生協にも置いてある、という事で、すぐに生協に連れて行ってもらい、早速、購入しました。
私はほとんど毎日Amazonで「鉱物」というキーワードで新刊チェックをしておりますが、この「鉱物学」の復刊情報は知りませんでした。近くの本屋ではこの類の専門書が置いていない為、そういう意味でも復刊情報を知りませんでした。
私がこの「鉱物学」の存在を知ったのは、インターネットの「松岡正剛の千夜千冊」というサイトです。その1044夜(2005年6月6日)でこの「鉱物学」が登場します。現代の知の巨人のおひとりでもあられる松岡正剛さんにも鉱物趣味があります。この「鉱物学」の紹介で松岡正剛さんの鉱物趣味の在り方が良く分かると思います。そこには共感できる部分が多く、私の鉱物趣味の在り方にも重なる部分が大きくあります。
この「鉱物学」はその発刊に10年間かったそうで、そういう意味で1965年頃から1975年当時の「鉱物学」の位置付けが読み取れると思います。また、我々のようなアマチュア鉱物趣味にとっては基礎からの再学習に成り得るとも思います。
現代ではどうも「鉱物学」は主流から外れてしまった感がありますが、昨今の鉱物趣味の復活という現象が「鉱物学」の復刊に繋がっているとしたら有難い事だと思います。
「鉱物学」、これから時間をかけて読んでいきたいと思っています。
鉱物学 | |
森本 信男,砂川 一郎,都城 秋穂 | |
岩波書店 |