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鉱物の部屋へのいざない

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人工の滝

2012-02-20 12:43:49 | 日記・エッセイ・コラム

一昨日、辰巳ダムの放流の事を書きました。Webの動画検索で「辰巳ダム 放流」で探すと何件か出てきました。便利な時代になったと思います。行った気になりました。

また、このブログの「おすすめ」に入れてあるMさんのブログ(635とオトモダチ)を見ると、どうもMさんも昨日、辰巳ダムに行かれたようです。一般公開は18日だったので昨日は放流はなかったと思います。

一昨日、私の名古屋時代の会社の同僚がお店に来てくれました。お店に来る前にこのブログを見たらしく、ブログにあったポルテ金沢のサンクンガーデンの滝の写真を撮って見せてくれました。彼は金沢駅から地下を通ってお店にやって来ました。もてなしドームの地下に行くエスカレーターの右にもガラス板に沿って流れ落ちる滝があります。その流水模様もなかなか美しく、彼は最初、そのガラスの滝の事かと思った、と言いました。

そう言えば、金沢には他にも人工の滝があります。

もちろん兼六園には二つの人工の滝があります。日本庭園には必ず滝があるものです。

私のお気に入りは「美術の小径」の横に流れる人工の滝です。中村記念美術館から石川県立美術館につながる坂道に沿って辰巳用水の分流が滝のように流れています。その渓流のような滝の流れは勢いよく、心地よい散歩道となっております。

人工の滝は美術の世界でも重要です。

すぐに思いつくのは、やはりエッシャーの「滝」でしょうか。あの不可能立体上で流れる滝は永遠に流れ続けています。昨年、エッシャーのポップアップ絵本が出版されました。エッシャーの作品の立体化は興味深々でしたが、すばらしいページが多い中でも、さすがに「滝」だけは完成度がイマイチだったと思います。それは単なる立体化以上の技が必要で、ポップアップ化する難度は高いと思います。

もう一つ、2010年に豊田市美術館の「知覚の扉」という展覧会で見た・体験した小谷元彦さんの「インフェルノ」という作品です。この作品は滝の映像が映っている部屋の中で、上下に無限に続く滝の中に入る、という作品です。芸術としての人工の滝、貴重な体験をしました。

石と滝とのテーマでは何と言っても滝石です。それは次回の話題とします。

コメント (2)
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