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鉱物の部屋へのいざない

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うれしい郵便物

2012-02-04 11:08:32 | 日記・エッセイ・コラム

昨日はうれしい郵便物が届きました。午前中、トパーズの原石を求めてきた男性の接客をしていたところ、ポストに入らなかったせいか、郵便局の人が小さな箱を届けてくれました。

何だろうと思ってみたところ、「多面体木工」の中川宏さんからでした。接客が終わるとすぐにその箱を開けました。入っていたのは辰砂の貫入双晶の木工模型です。

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?中川宏さん製作の辰砂の貫入双晶の木工模型

実はこのブログがきっかけで「多面体木工」の著者である中川宏さんとメールのやりとりがありました。中川宏さんからは「石の華」の開店祝に何か結晶模型を作って下さるという提案があり、私はありがたく思い、そして現物は小さくて見にくい辰砂の貫入双晶の模型をお願いしました。中川宏さんの技量は凧形二十四面体の時に良く分かっています。凧形二十四面体の時も何年か前の年末の時でしたが、今回もそれは昨年の年末の事でした。

それからお正月をはさんで中川宏さんの作業が始まったようです。中川宏さんの情報収集能力と問題解決姿勢には目を見張るものがあります。私のブログの写真からまず紙の模型を作られたようです。ただそれだけでは不明な部分が多くあり、私は辰砂の現物を送りました。

中川宏さんはその辰砂の貫入双晶のそれぞれの面の角度を測られたようです。小さい結晶なので苦労されたと思います。それから辰砂の結晶模型の情報を求めて国立科学博物館の松原聰さんから高田クリスタルミュージアムの高田雅介館長へと最高人脈をたどり、ついに目的を達成されました。

私はいつも問題提起するだけなのですが、中川宏さんからはその案件に絡んでいつも何か新しい繋がりを頂いております。本当にありがとうございます。この辰砂の貫入双晶の木工模型は「石の華」の大切な宝物となりました。これは非売品ですが、いつでも見れますので、興味のある方は申し出て下さい。

今回の木工模型を見ていると何か立体パズルのように見えてきます。パズルの世界も非常に面白いのですが、この辺の話題はまた後日にします。

コメント
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