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鉱物の部屋へのいざない

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丸い石

2012-02-12 11:17:11 | 日記・エッセイ・コラム

昨日の話題は人面岩だったので、その流れで今日は丸い石の話題にします。

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この写真は私が昨年の春頃、西金沢の駅の線路の上で見付けた丸い石の写真です。JRの車窓から何気なく外を見ていて見付けました。その風景の中でその丸い石はひときわ存在感がありました。その石は拾う事が出来なかったので、本当はどんな石だったのかは分かりませんが、今はどこかに行ってしまったようで、見つかりません。

丸い石は自然界にはたくさんあります。

すぐに記憶に上がるのは静岡県の城ヶ崎海岸かんのん浜の丸い石です。その丸い石は直径約70cmのほぼ完全な球体をなしております。それは海のポットホールの中で回転・摩耗して出来た球体です。Webの画像検索で「かんのん浜 ポットホール」で出てきます。

丸い石は他にも長崎県・斑島の玉石は国指定天然記念物で有名です。

自然界には海でも川でもポットホールはいたるところにあり、丸い石と丸い穴を現在でも形成中です。

それらの丸い石は人に拾われることもあるでしょう。そういえば、山梨県では丸石神信仰があり、それらは祭られているようです。

思うに自然界には球体はあふれています。大きなものとしては、地球や月や太陽も球体ですし、球状星団の存在も知られています。小さなものとしては原子や素粒子の形状も球体と考えられています。もちろん、鉱物の世界でも球状結晶するものは数多くあります。

球体は完全なものの象徴でもあります。多面体も面の数が多くなっていくと、それは球体に近付いていきます。

丸い石の意味は多重に解釈されるようです。

丸い石には何か不思議な魅力があるようです。

「石の華」にも丸玉に加工された石も数多くあります。是非、見に来て下さい。

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