長期でダブリンに滞在したあとに帰国すると、新たな発見や感情がわいてきます。昨年4月に渡愛してから3月中旬に帰国をしたのですが、海外での生活が初めてで、いろんなことに日本とアイルランドとの違いを感じ、一年後すっかりその生活に慣れたあとは、今まで20年以上も暮らしてきた母国ですらばく然とした違和感がありました。そのなかで興味深い違いをあげてみました。
≪歩行者信号無視≫
これはアイルランドへ行った方ならどなたでも感じます。ダブリン市内にはあらゆる場所に歩行者用の信号がありますが、ほとんどが押しボタン式で、青に変わる間の時間が非常に短いにも関わらず車の通りが少ないところがあります。そんなところは赤でもわたって当たり前という雰囲気なのです。もちろん危険ですから気をつけていただきたいのですが、私も実際渡っていました。(笑)
ただ、郊外だけでなく車が多く走る街の中心ですらアイリッシュは平気で渡りますから驚きです。
帰国後、日本人は比較的信号に忠実に行動していると、フライングしがちな自分に気づき、イカンイカン!と思っています。
≪店員≫
服飾関係の店での店員の態度は全く違います。特に服や靴の大型店に行った際、店員はこちらから何かをたずねない限り特に声はかけてきません。店側の戦略として、日本ではゆっくり見ていたいだけの時でもガンガン声をかけられる店がありますが、そんなときにはダブリンの店では、悪く言えば無愛想なのですが、私はむしろ居心地が良かったです。日本では、今後は「見ているだけです!必要があれば声をかけますので!」なんてはっきり言った方がいいのかな、と考えました。
≪自転車≫
アイルランドでは自転車は車道を走ります。大きな道路には自転車用の道もありますが、基本的に車と同じ車線を走ります。歩行者としては、後ろからくる自転車を気にせずに歩けるので快適ですが、一時期は自転車を利用しようかと考えたものの、私には危険そうなのでやめました。ダブリンでの生活スタイルをそのままに、日本で歩道をのんびり歩いていたら、後ろからすごい勢いで自転車が来たときはあせってしまいました。。。日本では歩行者の方が危険ですね。
≪スーパーマーケット≫
いろいろあります。日本には様々な用途に対応したスライス肉(しゃぶしゃぶ用・しょうが焼き用など)、いろーんな風味や加工がされたチョコレート菓子、きのこの種類の多さなど、日本人の食へ関心の高さに感動しました。アイリッシュの人々はようやく現在になって食への興味が高くなってきたようなのでこれからさまざま国の食材を取り入れていくのではないでしょうか。一方で、加工せず自然に近い状態でシンプルに食べる精神も大切にされています。
逆に日本よりも発達しているものとして、自分で会計ができるセルフレジがある、ビニール袋はほとんどのスーパーで有料であることです。セルフレジは他のレジが混み合っているときに使いますがその存在が新鮮な私にとっては利用するのが楽しかったです♪
≪天気と傘≫
通り雨のようなシャワーが多いダブリンでは傘は持ち歩かずに、防水性のフード付ジャケットを一枚はおって出かけていましたが、日本では通り雨とはいかず、長時間のまとまった雨が降るので傘を持ち歩かなくてはならないのがわずらわしいです。コロコロ変わるアイルランドの天気はかなり不評ですが、毎日晴れ間が見えて、ちょくちょくよどんだ空気を洗い流してくれるので大好きでした。日本では、雨が長く続くと、こんなに雨は長く降るものだったっけ?と不快になってしまいます。
≪コミュニケーション≫
私の感じる一番大きな違いはこれです。バスを降りるときに運転手さんにありがとう! と声をかけたり、パブで出会ったばかりのとなりの人と話に花が咲いたり、私の住む横浜や都内ではとてもありえなさそうなシチュエーションなので「必要がなければそっとしておくのが相手のため」というような他人同士のコミュニケーションの少なさに寂しさをおぼえます。
日本人同士では心の距離感が大きいと、グチをこぼすようにシェアリングハウスの同居人でもあるアイリッシュの大家さんSheelaghに話したことがありました。彼女は「じゃあ誰かが変えなくちゃね」と言いました。日本でアイリッシュと接していたように他人と接するのは難しいですが、ここはチャレンジすべきところですね!
1年間のダブリン滞在後に両国の良い点・悪い点が見えたわけですが、それも良くも悪くもその国柄なので、それぞれの個性を尊重し、受け入れるべきだと思いました。ただし、自分の理想的な生活像やコミュニケーションのあり方を改めて発見したことについては、自分の周囲だけでも変えていくことができれば、たった1年の海外生活も今後に大きく影響してくれるのではないかと期待しています!
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グラフトンストリート前の信号無視事情(笑) | |
2階の一番前からの眺めは最高! | |
Paddy’s Dayパレード後でにぎわうテンプルバー。 |
これはアイルランドへ行った方ならどなたでも感じます。ダブリン市内にはあらゆる場所に歩行者用の信号がありますが、ほとんどが押しボタン式で、青に変わる間の時間が非常に短いにも関わらず車の通りが少ないところがあります。そんなところは赤でもわたって当たり前という雰囲気なのです。もちろん危険ですから気をつけていただきたいのですが、私も実際渡っていました。(笑)
ただ、郊外だけでなく車が多く走る街の中心ですらアイリッシュは平気で渡りますから驚きです。
帰国後、日本人は比較的信号に忠実に行動していると、フライングしがちな自分に気づき、イカンイカン!と思っています。
≪店員≫
服飾関係の店での店員の態度は全く違います。特に服や靴の大型店に行った際、店員はこちらから何かをたずねない限り特に声はかけてきません。店側の戦略として、日本ではゆっくり見ていたいだけの時でもガンガン声をかけられる店がありますが、そんなときにはダブリンの店では、悪く言えば無愛想なのですが、私はむしろ居心地が良かったです。日本では、今後は「見ているだけです!必要があれば声をかけますので!」なんてはっきり言った方がいいのかな、と考えました。
≪自転車≫
アイルランドでは自転車は車道を走ります。大きな道路には自転車用の道もありますが、基本的に車と同じ車線を走ります。歩行者としては、後ろからくる自転車を気にせずに歩けるので快適ですが、一時期は自転車を利用しようかと考えたものの、私には危険そうなのでやめました。ダブリンでの生活スタイルをそのままに、日本で歩道をのんびり歩いていたら、後ろからすごい勢いで自転車が来たときはあせってしまいました。。。日本では歩行者の方が危険ですね。
≪スーパーマーケット≫
いろいろあります。日本には様々な用途に対応したスライス肉(しゃぶしゃぶ用・しょうが焼き用など)、いろーんな風味や加工がされたチョコレート菓子、きのこの種類の多さなど、日本人の食へ関心の高さに感動しました。アイリッシュの人々はようやく現在になって食への興味が高くなってきたようなのでこれからさまざま国の食材を取り入れていくのではないでしょうか。一方で、加工せず自然に近い状態でシンプルに食べる精神も大切にされています。
逆に日本よりも発達しているものとして、自分で会計ができるセルフレジがある、ビニール袋はほとんどのスーパーで有料であることです。セルフレジは他のレジが混み合っているときに使いますがその存在が新鮮な私にとっては利用するのが楽しかったです♪
≪天気と傘≫
通り雨のようなシャワーが多いダブリンでは傘は持ち歩かずに、防水性のフード付ジャケットを一枚はおって出かけていましたが、日本では通り雨とはいかず、長時間のまとまった雨が降るので傘を持ち歩かなくてはならないのがわずらわしいです。コロコロ変わるアイルランドの天気はかなり不評ですが、毎日晴れ間が見えて、ちょくちょくよどんだ空気を洗い流してくれるので大好きでした。日本では、雨が長く続くと、こんなに雨は長く降るものだったっけ?と不快になってしまいます。
≪コミュニケーション≫
私の感じる一番大きな違いはこれです。バスを降りるときに運転手さんにありがとう! と声をかけたり、パブで出会ったばかりのとなりの人と話に花が咲いたり、私の住む横浜や都内ではとてもありえなさそうなシチュエーションなので「必要がなければそっとしておくのが相手のため」というような他人同士のコミュニケーションの少なさに寂しさをおぼえます。
日本人同士では心の距離感が大きいと、グチをこぼすようにシェアリングハウスの同居人でもあるアイリッシュの大家さんSheelaghに話したことがありました。彼女は「じゃあ誰かが変えなくちゃね」と言いました。日本でアイリッシュと接していたように他人と接するのは難しいですが、ここはチャレンジすべきところですね!
1年間のダブリン滞在後に両国の良い点・悪い点が見えたわけですが、それも良くも悪くもその国柄なので、それぞれの個性を尊重し、受け入れるべきだと思いました。ただし、自分の理想的な生活像やコミュニケーションのあり方を改めて発見したことについては、自分の周囲だけでも変えていくことができれば、たった1年の海外生活も今後に大きく影響してくれるのではないかと期待しています!
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私のホストファミリーの部屋の写真を見たときに、さぞ驚いたことでしょう!
私と同じ学校にいたということはきっとお互い認識はしていないものの、かおを合わせていたかもしれませんね?
10月からは天気が変わりやすく、一日一日、日の入りも早くなり、寒くなってきていた時期だったと記憶します。
短期間での留学だったということで、ホストマザーが言っていたとおり、夏はとてもステキな季節です。
日が夜11時まで沈まず、暑さを感じる日もあまりなく、晴天の多いさわやかな時期なので、ぜひまたアイルランドを訪れていただきたいです!
私もすでに帰国しましたが、今後も毎年アイルランドへ行きたいと思っています。
コメントどうもありがとうございました!
私はたった2ヶ月で、やっと生活に慣れたくらいで帰ってきてしまったので心残りが沢山あります。どこかに出かける度にBettyは「夏はもっといいのよ。」と言ってたので、夏のアイルランドを過ごせなかったことが一番残念です。
またぜひアイルランドに行きたいです。Yukkoさんのブログを「うんうん、そうだったなぁ」と懐かしく思いながら読ませていただきました。