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アイルランド・ハイスクール・ダイアリー「Vol.62/トランジッションイヤー職業体験レポート2」

2010-06-04 17:12:55 | アイルランド・ハイスクール・ダイアリー
 今回も引き続きSt.Andrew’s Collegeの高校一年生の職業体験レポートです。

 今回は将来、雑誌の編集部などで働いてみたいというSちゃんのレポートです。

 仕事を通じてプロの情熱やスキルを身をもって体感したSちゃん。自分の興味や英語力を再確認し、本当にいい経験をしたようです!

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 私はSt. Andrew's Collegeのトランゼッションイヤー(4年生)の生徒です。今回4年生では、2月22日から3月5日の2週間職業体験があったので、その様子について紹介したいと思います!!

 Ms. Lane先生 (EAL=留学生のための特別英語クラスの先生)に紹介され、私は3月1日から1週間だけ「B wedding magazine」というウェディング雑誌の会社で職業体験をしました。

 この職業先が決まるまで、20~30の職業先に電話をしたりメールの送ったりしましたが、どれも「キャンセル待ち」や「職業体験を受け入れていない」という理由で見つかりませんでした。まして留学生なので情報や紹介などが少なく、自分が将来就きたい仕事の職業体験の場所をゲットするのは、とても大変なことだと感じました。

 でも私はとてもラッキーだと思いました。ファッションや雑誌出版社関係の仕事に就きたい私にとってウェディング雑誌の職業体験ができたことは、本当に良い経験になりました。

 1日目、B wedding magazine の会社の行くには電車でDublin中心部に行き、それからバスで1時間かけSwords(ウェディング雑誌の会社がある町)へ行かなくてはいけませんでした。

 初めての場所、初めての長い通勤時間だったのでとても緊張しました。また、乗ったバスの最終ストップが会社からすごく遠く、運転手さんが会社までバスで送ってくれたハプニングもありつつ、なんとか勤務時間前に着きました。

 最初のウェディング雑誌会社の印象は、「デスクワーク」といういう印象でした。

 部屋の印象は大きな一つの部屋に一人ずつ机、パソコンがあり、奥に2つ偉い方の部屋があり、比較的静かで私の印象とは全然違っていました。ただその分本格的な職業体験で、私専用のデスクがあり驚きました!!

 B wedding magazine は聞いたこともなく見たこともありませんでしたが、今回初めて見て、とても読みやすくキレイな雑誌で、これからの仕事が楽しみでした。

 私に全部の指示や雑誌のこと教えてくれたのが、Karen さん、まだ20代ですが仕事をテキパキこなしているし、大学を出て、すぐこの仕事に就くなんて「すごいっ!!」っと思いました。

 私の最初の仕事は、ウェディング雑誌のサイトに掲載されているオンラインデートについての人からの意見をマイクロソフトワードに書き、Karenに送るという内容でした。

 またその次に、レッドカーペットで白のドレスを着ている女優さんの画像を検索し、そのリンクのリストを作るという仕事でした。とてもやりがいのある仕事で、洋服が好きな私にとって、沢山のドレスの検索するのはとっても面白かったです!

 お昼ごはんはカフェテリアで職場の人たちと食べました。また職場内で紅茶やコーヒーが作れ、おなかがすいた時は自分のデスクで紅茶やお菓子を食べ一息つけたのが良かったです。

 一日目は16:00まで、約6時間の職業体験プラス合計3時間かけての通勤だったので、とっても疲れてしまい、8時に寝てしまいました。笑 でもとてもやりがいのある仕事だと思いました。

 2日目は予定時間より早く着いたので、仕事が3:00時に終わりました。
 この日の私の仕事は、ウェディングカラーに合わせてウェディング小物(ドレス、ブーケ、テーブルセッティング)をインターネットで検索し、各色ごとにまとめワードにリンクを貼るというものでした。

 ウェディング素材を見つけて色別にまとめることは見かけは簡単なことですが、いい物を探しワードに載せるのには難しいことだと感じました。ちなみに私か検索した色はダークパープル、ダークグリーン、イエローです。

 2日目から少しずつ慣れてきましたが、私が一番悔しかったことは、お昼時間の時に話しの輪に入れなかったことです。英語圏の人間ではないし、全部聞き取れないのは承知してましたが、やはり会話をすることは難しいと感じました。

 1週間しかない貴重な時間で聞きたいことも沢山ありましたが、やはりしっかりと伝えられなく、私の英語力はまだまだ未熟だと思いました。仕事での指示などは聞き取り、理解できましたが、日本語と英語の壁はまだまだあると思います。

 たとえば、今回私は何回もインターネットやパソコンを使いましたが、すらすらと頭の中に単語、文章は入ってこないし、英語文を打つのも遅いです。ちゃんとした仕事に就くにはまだまだだと感じました。

 3日目、この日の私の仕事はブライドメイドの夏のトレンドを各サイトから5つずつ見つけるというものでした。トレンド、ファッション、デザインなどが好きな私にとって一番楽しかった仕事かつ、やりがいのある仕事でした。

 最初は情報を得るのに苦労しました。ウェディングドレスや小物などのトレンドは大きく掲載されていましたが、ブライドメイドの情報は数少なく、丸一日かけてブライドメイドのトレンドを見つけました。

 今夏のトレンドは.....ビンテージ、明るい色のショートドレス、ブライドメイドのドレスでは無いドレスなどです!!

 この日は午後からKarenさんと一緒に働いている方から違う仕事を貰いました。

 内容はその方が持っている写真を専用サイトにアップロードするというものでした。最初は、アップロードの手順が難しく戸惑いましたが、その方が丁寧に教えてくれたので何とかアップロードすることができました。

 4日目、この日はウェディング雑誌に関わることではなく、ホテルについての仕事でした。内容はウェディングサイトに載っていないメイヨー、スライゴー、ドニゴール(注: それぞれアイルランドの西部、北部にある県)にあるホテルの検索でした。

 この仕事をくれたのは、直接雑誌関係に関わってはいなくて、ホテルや本当の結婚式に必要なものを調べている方々から貰いました。これまでの仕事はインターネットで写真を調べリンクを貼るという、センスを問われることでしたが、今回は人々からの意見を踏まえ良いホテルか悪いホテルか、そのホテルのサイトを訪れどのようなホテルかマイクロソフトエクセルを使い詳しく調べました。

 この体験はなかなかできることではないので、とっても楽しかったですし、英語文を読むことが多かったので、良い体験になりました。

 私の職業体験最終日、この日の朝は今までいろいろお世話をしてくれたKarenさんと一緒のバスでした。私が「もっとここで働きたかった」というと、すごく喜んでくれたし、「楽しんで体験してもらえて良かった」と言ってくれました。

 普段のようにB wedding magazineに着き、私のその日の仕事を始めました。この日の仕事は、新しいダイエットについての意見を探し、ワードに載せるということでした。

 でも数分後、吐き気と腹痛で気分が悪くなりました。私はその日最後の職業体験だったし、早く帰りたくはありませんでしたが、あまりにひどかったのでKarenさんを中心とするB wedding magazineの方々に挨拶をし、家にもどりました。

 このウェディング雑誌会社で働いてみて、雑誌関係の仕事に就くには強い情熱と、高いスキル、発想力などが必要だと感じました。

 また、この仕事を紹介してくれたMs.Lane先生、職業体験を引き受けてくれたB wedding magazineの方には感謝してます。おかげで、沢山のことを学びましたし、今後私が将来何になりたいのか、どうすればよいのかが参考になり、良い職業体験ができたと思います。

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 Sちゃんが職業体験をしたB Wedding MagazineのWebsiteはこちら:

http://www.bmagazine.ie/


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アイルランド・ハイスクール・ダイアリー「Vol.60/コーヒーモーニング」

2010-04-15 18:24:21 | アイルランド・ハイスクール・ダイアリー
 EFLとはEnglish as a Foreign Language、つまり「外国語としての英語」という意味で、英語を母国語としない外国人学生のために設けられた英語クラスのことです。(学校によって、ES(Second)LやEA(Additional)Lと呼ぶ学校もあります)

図書館での懇談会風景。各国の国旗がインターナショナルな学校の雰囲気を表しています。
最近完成したAndrew'sの新校舎。ピカピカです~☆
 外国人学生の多いSt.Andrew's Collegeで、EFLの教師チームが外国人の父兄向けに学校の図書館でコーヒーモーニングという懇談会を開いてくれました。

 外国人のお母さん、お父さんは、どこの国から来ていても心配事は共通。子どもたちが友達とうまくやっているか、英語で授業についていけるか。。

 懇談会ではそんな外国人の両親がみんなで問題を共有したり親睦を深めるのを目的としています。

 ICTからもSt.Andrew'sには毎年数名日本人留学生が通っています。
 まずお話したのが韓国人と中国人のお母さん。この二人はトランジションイヤー(略してTY=高1)に息子さんがいるお母さんたちで、TYのいろんなイベントで何度もお会いしています。

 同じアジア人ということもあり、お互い親近感もあります。
 「中国に比べてアイルランドでは自立した大人として扱われるので、今息子に責任感を学ばせています」と中国人のママ。

 一人っ子政策で中国では甘やかされた子どもが多いそうで、アイルランドに来たことは息子さんが自立した大人になるためのいいきっかけだったとおっしゃいます。

 TYではその前の週に、ワークエクスペリエンスと呼ばれる職業体験週間がありました。みなそれぞれ雇用先を探して、2週間職業体験をします。

 これもまた母国の学校では体験できないこと。将来、医者を目指す韓国人の男の子は病院で職業体験をしたそうです。

 「母国に比べて休みが多くて、勉強にプレッシャーが少ないのだけど…母国の子達に比べて勉強が遅れないか心配」と再び中国人のママ。大学受験に向けて競争がシビアなのは韓国も同じ。アジアの学校はかなりプレッシャーが強いようです。

 逆に学校から与えられる勉強のプレッシャーが少なく、自分で考える力をつけ、自分の本当にやりたいことを見つけていけるアイルランドの教育法にも共感がありました。

 点数やいい大学に入ることに高校の時からプレッシャーをかけられ、目標を見失ってしまったり燃え尽きてしまったりというのは、中国や韓国にもあるようです。

 「TYはまだいろんな体験学習が多いからラクだけど、来年からは授業ももっと厳しくなるわよ」と韓国人のママ。

 こちらの息子さんは来年からIBコースを目指しているそうで、なかなかチャレンジングなコースに不安も。。。

 「ICTの生徒も、今までに何人もIBをやり遂げているから大丈夫!」と今度は私が励ます番。

 途中でイスラエルのママが話に参加してきました。
 まだアイルランドに来て半年。大使館のお仕事で3年という期間限定の滞在だそうです。

 小学部のお子さんは週末にはイスラエル語の補習クラスにも出ているようで、母国の子どもたちに遅れを取らないよう努力をしているのもまた外国人学生ならではです。

 日本人の駐在のお母様方にもお会いしました。アイルランドに8年もご滞在されているツワモノのお母様も…!

 TYに息子さんがいらっしゃるお母様には、ICTの生徒もよく遊びに行ってお昼ごはんを食べさせていただいているようで…本当にお世話になっております。
(私じゃ留学生みんなは食べさせられないしね…)

 普段ホームステイで日本の味に飢えた子どもたちには、駐在員のお母様たちの手料理は本当にありがたいところで、お母様たちの温かい心遣いに本当に頭が下がります。

 子どもたちからよく話を聞くお友達のお母様たちにこうして実際お会いできるのは、また保護者としても安心するところだと思います。

 最後にEFLのマグワイア先生とお会いしました。当社の生徒も現在3名がマグワイア先生のクラスでお世話になっています。

 去年の生徒も本当にお世話になり、みんなから先生の名前も何度も聞いていました。

 本当に親切な先生で、去年卒業のSちゃんはステイ先が先生のおうちの近くで、先生のおうちにピアノを弾かせてもらいに何度か遊びに行かせてもらいました。

 英語に自信がなくて先生の授業を増やしたSちゃんともう一人のSちゃん。
 特にお世話になったこの二人は、今年から日本で英語学校の先生、また大学の国際観光学科に進学とそれぞれ進路が決まりました。

 在校中は自信がなかったのに、二人とも立派に英語が生かせる進路に進むことができて、マグワイア先生は「それは本当にすばらしいわ!!!二人によろしく伝えて!」と心から喜んでくださいました。

 二人には早速メール。二人ともマグワイア先生からのメッセージに大喜びしていました。

 子どもの成長を心から喜んでくださる本当にすばらしい先生です。


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アイルランド・ハイスクール・ダイアリー「Vol.59/Group 4 プロジェクトを終えて」

2010-04-06 11:19:05 | アイルランド・ハイスクール・ダイアリー
「Group4 Projectを終えて。」

 St.Andrew's Collegeにある国際資格コース、インターナショナル・バカロレア(IB)コースは、大学進学の準備コースとしてデザインされているだけあって、それぞれの科目において生徒の思考力や発想力、問題意識に重点を置く内容になっています。

 3月の初めに、理系科目の実験をするサイエンス・ウィークがありました。実験の内容、目的、方法も全て子ども達が考えて行うもの。与えられた実験ではなく、子どもたちが自分でクリエイトするというこの実験は、まさにIBらしいプロジェクトだと思います。

 今年からIBに参加したCちゃんが、サイエンス・ウィークについてレポートしてくれました。

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実験風景
台車を使った実験
 IBは6つのセクションで成り立っていて、そのうちの4つ目のセクション(Group4)は生物もしくは物理で構成されています。(注: 理系進学希望の生徒のために、理系科目が二つ選択できるよう化学はGroup6で選択できます)

 IBのシラバスで各教科の生徒は10時間の実験をエキストラで取るようにセッティングされているので、3月3日(水)から5日(金)までの三日間は通常授業をすべて取り除いて理科の実験だけを行いました。

 まず、化学、物理、生物を取っている生徒を一人ずつ集めた三人のグループをつくって話し合いを行います。実験のトピックも手順も使用する材料もすべて自分たちで用意しなければならないからです。

 こんなクリエイティブな事は今まで一度もしたことがなくて、想像力にも乏しい私は、まず、最初の何を使うか、というところでつまずきました。何を使用してもいいけれど、三つの教科に共通させなければならないという点が難しいところです。

 どうしても物理分野に発展できない、実験が高度すぎて自分たちの手に負えない、などいろいろな問題を出しましたが、最終的に、摩擦力を物理的、生物的、また化学的観点から見た実験をすることになりました。

 私たちが何かの表面を歩く時に生じる摩擦力が、表面に液体がかかることによってどのように変化するか調べることになりました。

 実験のメソッドもとてもシンプルでした。私たちは学校の環境でありうる素材を考えました。

 実験で使用した表面のサンプルは、タイル、カーペット、ゴム、プラスチック、木、理科室の床(ザラザラした素材)の6種類。各表面サンプルの上に靴を置いて何度のところで靴が滑り出し、落ちるのかを計りました。

 これだけでは物理的な実験にしかならないので、液体物を使うことで化学の実験に発展させました。各表面に校内に落ちていそうな液体を注いで、その上から靴を滑らせた時の違いを計測しました。

 その上にかけた液体物は、オレンジジュース、ボンド(アートルーム想定)、水(雨の日想定)、バター増量のマッシュポテト(食堂想定)。

 さらに生物学的に実験するため、モーションセンサーというものを用い、各条件で人間が滑るときにどのように筋肉を動かすか調べることになりました。

 実際には、使用した表面の上で人ではなく台車を走らせて距離と速度と時間の関係を調べました。

 私たちのプロジェクトは、「歩く」という日常のムーブメントに目をつけたところを先生に高く評価されました。ちなみに実験結果では、St.Andrew's Collegeの理科室の床は比較的すべりやすいことがわかりました。(先生には新しい理科室を作る場合には、この素材を使わないことを提案しました!)

 これだけのことをするのに、多くの時間を費やしたので、今まで以上に英語に触れることが必要とされました。今回のこのプロジェクトは、理科的な能力を見るためではなくチームワークを見るものらしく、先生には会話と実験に対する真面目な態度が成績に大きく影響するといわれて、すごく焦りました、、、結果的には英語も今まで以上に使えたし、グループじゃなかったら話さないことたくさん会話できたことが良かったです。

 最近、やっと学校に慣れてきたと思いましたが、やっぱりIBはすごくハードです。カリキュラムも英語力も相当です。充実していますが、ついていくので精一杯!でも、これをこなして、来年卒業するころには今では考えられないくらいに精神的にも技術的にも成長できているんだと思います。

 今日も学校帰りにたまたまバス停で会ったアメリカ人の女の子と話していた時も、やっぱりIBは大変だけど、絶対将来役に立つよね。と言っていました。IBはネイティブにも厳しいんだな、と再確認しました。それでも、めげずに頑張っていきたいと思います!


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アイルランド・ハイスクール・ダイアリー「Vol.58/私のホストファミリー2」

2009-09-11 19:51:34 | アイルランド・ハイスクール・ダイアリー
 前回のさよちゃんに引き続き、今回はさっちゃんがファミリーについてレポしてくれます!

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肉じゃがを作りました!
前回と今回のライターのさよちゃん(真ん中)とさっちゃん(左)。これはオフィスにて組体操・・・(笑)
 私は、ダブリンにあるSt.Andrew's Collegeに3年生の途中から編入して、約3年半過ごしてきました。その間に、自分の都合やホストの都合などでホストファミリーを3回移りました。そんなにホストファミリーが変わるのは稀だと思うのですが、3回も移ってきた中で気づかされた事は、やはり毎日一緒に生活する人たちとの関係は、一人で海外で生活するうえでとても重要であるということでした。3番目のホストファミリーはいい人たちでしたが、とても忙しい人たちで、なかなか家の中で会うことも少なく、寂しい思いをしていました。

 しかしそこでの生活によって、私は本当の家族の大切さを学ぶ事ができ、日本の家族のありがたさを身に染みて実感しました。

 最後にホストファミリーを移ったのは卒業の3ヶ月前だったのですが、そこで出会ったホストファミリーがとてもいい人たちで、たった3ヶ月のうちにとてもたくさんいい思い出をつくることができました。そこのホストファミリーは、お母さんのJuneとお父さんのBillyと二人暮しのお宅なのですが、Juneは明るく気さくなとってもいい人で、Billyは優しくて面白くて笑顔がかわいい、素敵なお父さんです。二人には孫が3人いて、よくベビーシッターをしているので

 ほぼ毎日孫たちがおうちに遊びにきていました。6歳のHollyと4歳のCollean、そして1歳のJackです。Juneは近所の子のDean(2歳)もほぼ毎日預かっていて、家の中はいつも大賑わいです。子供たちはみんなすぐに懐いてくれて、特にHollyとColleanとはよく遊んでいました。一緒にゲームをしたりお人形さんごっこをしたりパズルをしたりバレーを教えてもらったり、Billyとみんなで公園へ行って遊んだりしました。

 子供たちはすごく可愛いけど、やっぱり子供のパワーにはついていけずに最後にはバテていましたが、普段はまわりにそのぐらいの歳の子がいないので、いい思い出になったと思います!

 ここのおうちの人たちはオリエンタルフードが大好きで、私が来る前にステイしていた、中国人の女の子から教わった中華料理などを夕食によくだしてくれたり、タイカレーをつくってくれたり、毎日インターナショナルなディナーがでました。

 Juneは日本料理に挑戦した事がないと言ったので、ここは日本人代表の私がつくらないと!と思い、二人のために肉じゃが(二人はMickJaggerと呼んでいました。笑)をつくってあげたり、親子丼をつくってあげたりしたらとても喜んでくれました。

 Juneは、日本の「味」(みりん、酒、醤油など)が気に入ったようで、作ってあげた次の日から、ディナーにお肉が出る日はかならず(グレイビーソースの代わりに)そのソースで味付けするようになりました。

 また、日本から鰻の蒲焼と焼き鳥のたれを送ってもらい、お土産としてあげたらどっちもとても気に入って、(鰻はなかなか手に入らないので)鰻のたれと焼き鳥のたれを毎回アジアンマーケットで買ってきてお肉にかけたり、お魚にかけたりしていて、毎回ディナーが日本の味になっていました。

 また、二人は現地の料理のレシピなども教えてくれて、最近教わったのはBanoffiというバナナとトフィーのケーキとアイリッシュコーヒーの入れ方です。

 Banoffiはとても美味しかったので、日本に帰ったら家族に作ってあげたいなと思います。

 JuneとBillyはよくいろんなところに連れていってくれました。観光地であるGlenda Loughにつれていってくれたり、アイリッシュミュージックを聞きにパブにつれていってくれたり、イタリアンレストランや日本食料理屋さんに一緒にいったりしました。

 その中でも一番思い出に残っているのは、パブです。

 他の日本人の友達と、Billyの弟のAidersとみんなで行ったのですが、Aidersがベロベロに酔っ払い、そのせいか私の中でその日が一番アイリッシュらしい夜を過ごせたと感じました。笑

 パブの後みんなでカラオケにもいき、はじめての体験がたくさんでとても楽しい一日でした。

 おうちでも、みんなで映画を観たり、お料理を手伝ったり、Billyと一緒にガーデニングをしたり、ドライブにいったり3人で散歩にいったりと、毎日とても充実していました。

 この3ヶ月が、留学していた3年半の中で一番早く時間が過ぎた気がします。

 楽しい日々は早くすぎるものだなと思いました!短い期間だったけど、JuneやBilly、Hollyたちとすごせて本当に楽しかったです。

 いつかみんなに会いに、またアイルランドに戻ってきたいなと思います!!

 私にとってJuneとBillyは最高なアイルランドのお母さんとお父さんです。

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アイルランド・ハイスクール・ダイアリー「Vol.57/私のホストファミリー1」

2009-08-21 21:41:05 | アイルランド・ハイスクール・ダイアリー
 今年卒業した生徒たちがホストファミリーについて記事を書いてくれました!

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 「This is my Irish family♪」

美人ホストママのシャロンと!
ファミリーとウォーキング!
 私が2年間お世話になったおうちは、シングルマザーで子供が2人、可愛い猫1匹いるお宅でした。

 このおうちにはたくさん人がきます!親戚の人やお友達、みんなが最高な人たちでした♪

 「ありがとう」じゃ伝えきれないくらい、とってもエンジョイしたライフを送ることができました。

 紹介しますッ☆

 まず、ママの『シャロン』!

  シャロンは、ルックスはもちろん、キャラクターも全てが若い!そしてキレイ!そして可愛い!!

 でも、やっぱりシングルマザーっていうのも影響してるのか、子供のことになるとめちゃくちゃ強い!! 頼りがいがあるし、行動派!!このママが言ってるんだから、間違いないな。って思えちゃう!

 あと、親戚とか、友達に、わざわざ「my another daughter♪」って紹介してくれて、私を本当の娘のように可愛がってくれました!

 自慢のママですヾ(*゜ω゜)人(*゜ω゜)ノ

 次に、13歳のシスター『サマンサ』!

 サマンサは見た目お人形さんみたいにおとなしそうで可愛いんだけど、ぶっちゃけると、めちゃくちゃハジケル女の子!! でも、一緒に料理したり、買い物行ったりしてるときは、私の方が年上なのに、いつもサマンサの方がお姉ちゃんみたいで、しっかりしてるの♪

 ちなみにクッキーが大好きで、ママにクッキーモンスターって呼ばれてました!笑

 私がいらなくなった洋服とかをあげると、めちゃくちゃうれしそうに着てくれます☆

 可愛い可愛い私の妹!?…うん!妹ですヾ(*゜ω゜)人(*゜ω゜)ノ

 そして、11歳のブラザー『リアム』!

 リアムは私が始めてこの家に来たときに、「Welcome to our home☆」と、ハイトーンボイスで両手を広げてにこにこ笑顔でお出迎えしてくれました♪

 第一印象…めちゃくちゃ可愛い!!!!こんな可愛い男の子が一緒に生活してていいのか!?って思っちゃったくらいo(*・ω・)ノ ホントに可愛くて、メロメロだった!!笑

 最近のリアム…ゲームヲタク?!笑 家に帰ってきたらまずリュックを投げ捨てゲームのある部屋へ直行。そしてママに軽~く怒られてしぶしぶHWを終わらせたらまたゲーム。それでもママにゲームのしすぎだ!って怒られると、今度はSimpsonsのTVを見だす。身長は私よりもでかくて、見た目もかっこよくなってきてるんだけど…相変わらず…可愛いです。笑

 かっこかわいい私の弟ですヾ(*゜ω゜)人(*゜ω゜)ノ

 最後に、猫の『チーキー』!

 チーキーは本当にいい子!噛まないし、なついてくるし、可愛い☆ ちなみに、サマンサがチーキーのママです♪ あと、私の部屋が大好きで、1日中寝てます。

 ここで、シャロン一家で起こった事件ベスト3を紹介したいと思います♪


 【☆その1☆】

 リアム君。パジャマにリュックを背負って、学校へ行く!!!!

 これは説明すると長くなるかもしれないから、簡単にまとめると…

 朝ねぼけてたみたいで、制服に着替えるの忘れてたっていうこと!

 「Bye bye mum, I love you♪」なんてキザな言葉を言ってるなぁ~。なんて思って見てたら、パジャマにリュック背負ってるじゃないかぁぁぁ!朝からサマンサに怒鳴られて、1分で着替え完了して、焦って学校行きました♪

 【☆その2☆】

 サマンサちゃん。あま~いあま~いKiss!!!!

 これは、シャロン達が私の誕生日パーティーを開いてくれたときに起こりました…

 友達みんなが帰ったあと、サマンサはチョコがコーティングされたアイスを食べてて、口にわざとチョコをつけて、「チョコレートリップだよ♪どう?」なんて言って笑って見てたら、私のほっぺにそのままKiss!! 案の定、ほっぺにべったりチョコレート! まーさーかーのー出来事で、ビックリでした☆

 【☆その3☆】

  Stupid rat!発言!!!!

 これは、ある動物番組を見てる最中に起こったんですけど、アマゾン!?とかの川にいるワニが、垂れ下がった木の枝につかまっているネズミを、ジャンプして食べようとしている場面で、サマンサが、「このネズミばかね!ワニが水の中に入ったら逃げれば食べられなくてすむのに!!」そしてワニが4回ほどジャンプしてネズミが食べられたときに、「( ´,_ゝ`) ふッ。Stupid rat。。。」って!!!

 あの可愛いサマンサが… 動物大好きなサマンサが… まさかの発言でした!笑

 アイルランドに来た頃は、全然英語が話せないし、聞き取りもできなくて、ホントにこんなんで2年間もやってけるのかなぁ(._.)って不安でした。英語がわからないことが悔しくてよく泣いてたし、ママやみんなに励まされてなんとか2年間続けることができました。

 たくさんの優しさに触れ、愛情をうけ、自由な日々を送れたことを嬉しく思ってます♪

 そして、2年前よりも確実に成長したなぁ~。って感じてます♪

 次にここのおうちにstayするスチューデントさんがうらやましい。゜+.(*`・∀・´*)゜+.゜

 『Thank you for everything. Thank you for your kindness. I really like you guys♪ 

 I will never forget you… xxx sayo xxx』

 最後に・・・ホストファミリーと仲良くなる秘訣!!

 英語ができてもできなくても、とにかく話す!

 できない人はとくに、笑顔で!!わかんなくて困っちゃうのはわかるけど、その困った顔も、笑いがまじってると、少し柔らかく見える…気がする☆笑

 やっぱ笑顔は大事だねヾ(´∀`*))((*´∀`)ノ


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アイルランド・ハイスクール・ダイアリー「Vol.56/試験」

2009-08-07 19:01:27 | アイルランド・ハイスクール・ダイアリー
 学生が避けて通れないのが「試験」。

 今回はアイルランドの高校の学年末試験の様子を、Eちゃんがレポートしてくれました。

 IB(インターナショナル・バカロレア)コースにいるEちゃんですが、IBでもリービング・サーティフィケート・コースでもアイルランドではそれぞれの生徒が受講科目を選択します。

 IBでは2つの言語+社会・理科から1科目ずつ+数学+選択教科(音楽、アート、化学、ビジネスなど)の計6科目。

 リービングも6教科が基本ですが、希望者は7、8科目めも受講できます。IBのように社会・理科から1科目という制約はないので、超理系で固める生徒(生物・化学・物理)もいれば、全く理系を避けることも学校や時間割によっては可能(理系嫌いには朗報??)。

 自分の進路や興味に応じた選択をするというのが基本です。

 試験を受けている高校生本人でないとなかなか実情の分からないアイルランドの高校期末試験。

 外国人の特に多いIBコースでは皆夏休み帰国前だったり、学年末らしくイベントも豊富で、どうやらドタバタだったらしい!?

 以下Eちゃんのレポートです!

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試験期間中、学校近くの公園で開かれたちょっとしたお別れパーティー。みんなからのメッセージでいっぱいのシャツ(?)を羽織った男の子がアメリカに帰っちゃうことになったのです…泣。
友達の誕生日会。多国籍のIBクラスは皆仲がいい!
 St. Andrews Collegeのテストは年に2回、X'mas exam(クリスマス試験)とSummer exam(サマー試験)という重要なテストがあり、他に教科によってはMid-term(10月と2月の中間休み)前やEaster(イースター休暇)前に小テストがあります。

 小テストの試験範囲は狭いのですが、2大テストの範囲は広くて大変!

 今年はIBコースなので去年のTransition year(*トランジションイヤー=高校1年生)とは試験内容も大きく変わるので、頑張らなくちゃ!!と気合だけはあったのですが…

 Summer Examは5月22日(金)から一週間、5月29日の登校最終日にセットされていました。

 でもIBの場合最後の2日間はExtended Essay(*エクステンディッド・エッセイ。IBコース特有の卒業論文)のガイダンス用にあてられていたので、試験は27日水曜日で終わりでした。

 人によって取っている教科や教科数が違うのですが、私の場合金曜日にEnglish A(言語Aは第一言語の科目)とMaths(数学)、月曜日にBusiness(ビジネス)とSpanish Ab(第二言語のスペイン語)、水曜日にBiology(生物)がありました。

 Geography(地理)は先生の都合で2週間早めに終わらせていたのでラッキーだったのですが…そのGeoのテストが終わるまで他の教科の勉強を疎かにしていたので、テスト一週間前には本当にパニックに陥りました…苦笑。

 また毎回のことだけれどもテスト前ということは、直に日本に帰れるという喜びでか、勉強に集中が出来ないのです。日本人に限らずIBの生徒はほとんどその様で…。

 フランス人の友達は両親が、試験期間中にアイルランド訪問に来るというので勉強に集中出来ないと嘆いていました…笑。

 また別の友達はホストファミリーと大喧嘩をして急遽家を移らなくてはならなくなったりとでドタバタ騒ぎ…ヽ(  ̄д ̄;)ノ

 他にも運動会、友達の誕生日パーティー、お別れパーティーがあったり、何故かテスト前は大忙し!

 結局テスト勉強を本格的に始めたのはテスト開始1日前かな…(;´д` )

 テストが始まってからも、初日のEnglishとMathsという2大教科を終えてしまうと一気に力が抜けてしまい、週末は残りのテストのために有意義に使おうとしていたはずが、天気が良いから…と外出をしてしまったりで、結局はグダグダ生活が続きました…。

 火曜日の夜には(まだBiologyが残っていたにも拘らず)、大好きなBoyzone(*ボーイゾーン=アイルランド産のボーイズ・バンド!活躍したのは90年代ですが、現在再結成ツアー中)のコンサートに行って来ました!!!

 自分には息抜きと言い聞かせながら…夜12時に家に帰り着いて、翌日のテストはどうなったことやら…結果を見るのが怖いです…笑。

 さて、試験についてなのですが、生徒は数週間前にテストを受ける教室と席番号を学校内のボードで確認し、当日はそこに直行です。

 …が!実際教室に行ってみると、誰もいなくて教室変更になっていたり、又は自分の席に別の生徒が座っていたり…。先生もそれをOKとするから、何でもアリなんだなぁと呆れるばかりです…。

 Summer ExamはまだしもX'masExamは時々ヒーターの壊れた教室などがあたる場合もあり、その場合は手がかじかんでたりと、悲惨なことになります…。

 そしてExam Paper(問題用紙)が人数分コピーされていなくて、先生が慌てて教員室に戻って印刷…というハプニングもしばしば…。試験開始の合図は基本的には無いので、配られてから待機していた生徒は貴重な時間をロスしてしまっているということに…。

 日本と大きく違うのはMaths(数学)のテスト。試験では計算公式などが書かれた冊子や電卓の使用可なのです!!私の場合、電卓と格闘している時間を省く為、筆算のほうが楽なんですけどね…(^ ^;)

 監督の先生はというと…寝ていたり、新聞を読んでいたり、はたまた新聞のSUDOKU(*日本の数独。アイルランドでも大ブレイクで、新聞などに毎日掲載されている)ゲームをやっていたり…と生徒を監視している様子は無し!逆に退屈そう…。

 私の隣で試験を受けていた友達は、堂々とカバンからSpanish(スペイン語)の辞書(使用禁止なのだが…)を出してカンニングをしているではないか!!

 先生はそれにも気づきませんでした…。

 面白かったのは、教室内で誰かがクシャミをしたとき、全員が一斉に"Bless you!"(お大事に!)と叫んだこと。本当、一人残らず全員が反応したのです!!すごぃ親切なクラスだよなぁ~と実感した瞬間でした…♪

 が、さすがにこれには先生も"Be Quiet!"(静かに!)と注意…。

 こんな感じで、全体的に緊張感の無いテストなのでした…笑

 でも、これがアイルランドっぽいのかなぁ~??


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アイルランド・ハイスクール・ダイアリー「Vol.55/IBを通して学んだこと」

2009-07-17 20:34:04 | アイルランド・ハイスクール・ダイアリー
 リービング試験より一足先の5月に行われたIB(インターナショナル・バカロレア)試験の結果が、7月6日に出ました。世界各国の生徒たちは、結果をオンラインで確認できます。

 2年間の長かったIBプログラム。合格者には晴れてIBディプロマが授与され、その教育内容・水準の高さは各国の主要大学で認められています。

 IB試験を終えていろいろ思うところを、今年の卒業生、Sちゃんが早速投稿してくれました。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

IBを終えて
2009年7/6 月曜日

 私がアイルランドに来たのは2006年の4月1日、中学を卒業し本当にすぐ飛んできました。

 初めての国に、大きなスーツケースで一人降り立った時は本当にやっていけるのか半信半疑…というよりむしろ100%疑っていました。トランジッションイヤーは、慣れるまでは本当に“苦”でした。

 受け入れてもらえるかを考え過ぎて、結局引っ込み思案になったり話に入っていけなかったり…本当に楽しめるようになったのは2ヶ月くらい経過してからだったと思います。合唱のクラブに参加することで、やりがいのあることを発見し、そこから名前と顔を覚えてもらって話しかけてくれる子が増えたり…。

 私がアンドリュースを留学先の高校として選んだ理由は、アイルランドでアンドリュースしか受け入れていないIBコースがあったからです。留学を決めたのも、将来への可能性が広がるIBを取るためでした。

 トランジッションイヤーを終え、アイルランドに来て初めての、夢の3か月の夏休みを終え(長すぎて休みボケをしましたが笑)、いよいよIBが始まりました。

 IBははっきり言って苦難が詰まりに詰まった分厚い本のようでした。それを完全に読み解くのは不可能です。その分厚い本の中から、いかに自分が才能とやる気をつぎ込めるものを見つけ出せるかでIB lifeというものは大きく変わってきます。

 たとえば私は、5年生では無謀なことに数学をHL(*ハイヤー・レベル。各科目、ハイヤーとスタンダードの2レベルがあります。数学は3レベル)でやっていました。

 最初のうちはまだ脳味噌がいわゆる日本的な数学脳だったこともあり別に大変だと感じることはありませんでしたが、脳味噌というものは使わなければ無意識にいらないものはぽいと捨ててしまいます。あっというまにHLの数学に追いつけなくなり、「数学好きなんだけどなあ・・」と悔し紛れにつぶやいていました(笑)。

 “好きこその物の上手なれ“っていう諺が私は好きなのですが、この数学ばっかりは“好きでも上手くいかないよ“って感じでした(ノ_・、)シクシク

 数学はさておき、私のとっていた6教科の中でbiology(生物)とgeography(地理)はいつも目の前に立ちはだかる壁でした。両教科とも大好きです。でもものすごく難しいんです。まさに英語で勉強するっていうのはこういうことだなってこの2つを勉強する中で実感しました。

 IBの教科の中でやってよかったと感じるのは日本語です。あまり授業数が多くなかったり、ペースが速かったりと問題もありましたが、日本人としてたくさんの日本文学に17,18という歳で出会えたのは幸運だったと思うし、(今はそういう機会が減っていますからね・・)

 もし日本語をちゃんと勉強していなかったら私の日本語はさらに怪しくなっていたと思います。

 基本の6教科に限らず、IBにはExtended essay, CAS, TOKなどの+αがたくさんあります。

 正直、これらはとても難しいです。でもちょっとでも楽しいなと思えれば別に苦にはならないと思います。私自身、Extended essay(*卒論のような研究論文)を書くのは本当に楽しかったです。

 自分の好きなことについて書き綴ったり、情報を集めたりするのはむしろこなすべきワークというよりも、自由研究という感じでした。TOK(*道徳・哲学のような学科)も非常に興味深い分野でした。

 普段何気なく、考えることなく過ごしていることにスポットを当てて掘り下げていく。わかりにくいといえばわかりにくいトピックかもしれませんが、自分たちの周りに潜む非日常的な問題を発見するのはおもしろかったです。CAS(*芸術・スポーツ・慈善などの活動)については・・・ノーコメントで(笑)

 今私はドイツにいます。次なる目標、というかステップのために行動しています。正直に本音を言えば・・・日本に帰りたいいいいい(ノД`)シクシク 3か月の夏休みが懐かしいです・・・。

 IB含めアイルランドの3年間留学を終えて、その気になれば人はなんでもできるなって考えるようになりました。要するに、目標、行動力と計画力、それから資金(働かなきゃ・・・><)と家族の理解があれば前に進めるんです(`・ω・´)

 振り返ってみると、私が一番IBからもらったものは度胸ですかね(笑)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 今日は7/6です。

 とうとうです。

 FacebookでもIBのみんなのコメントに”10 mins and IB is over...!”(後10分でIBが終わる…!)などと結果を待ち構えている様子がうかがえます。(*IBの結果はオンラインで確認できます)

 結果・・・・・・・・・・

 パスしました!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 本当にうれしいです!!!!ヽ(´∀`*)ノワーィヽ(*´∀`)ノワーィ

 あーーーーこれでもやもやがなくなった!!!!!

 IB 万歳!!!

 IB is over forever!!!!!!! Wooohooooooooooooooooooヾ(≧∀≦)ノ

 以上です!!(`・ω・´)


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アイルランド・ハイスクール・ダイアリー「Vol.54/卒業 2009 - その2」

2009-06-26 00:47:58 | アイルランド・ハイスクール・ダイアリー
 今回は卒業式後半戦。残りの2校をご紹介します!

5/22(金)【荘厳・フォーマル系卒業式 Newbridge College(ニューブリッジ・カレッジ)】

立派なチャペル。
卒業生全員によるキャンドルサービス。
友達とみんなで!
 Newbridgeは「キッチンダイアリー」の松井ゆみ子さんのいらっしゃる町。ダブリンのお隣、キルデア県(Co. Kildare)にあります。

 ダブリンのヒューストン駅から列車で40分くらい。車窓には広い空、のどかな羊や丘の景色が広がります。

 Newbridge Collegeにも立派なチャペルがあります。チャペルでのミサは普段、一般の人にも行われるくらいだから本格的。

 卒業式のミサもとても立派なものでした。

 こちらは神父様が3人もいらっしゃいます。赤いローブを身にまとったメインの神父様が、式が始まる前にお香のたかれた壺を振って祭壇を清めます。

 お香の香りがほのかにふんわり。それだけでなんだかとても厳かな気持ちになります。

 卒業生は学校のブレザーを着用。制服の中でも、フォーマルな時にしか着用しないブレザーは最もフォーマルなスタイルです。

 アイルランドの高校の制服は通常、どの学校でも男の子も女の子もVネックのセーター。Newbridgeも普段はVネックのセーターですが、この学校にはフォーマルな式典の時に着るブレザーがあります。ブレザー姿はやっぱりいつもと違ってフォーマル感が増し、ピリッと引き締まる感じがします。

 式自体はミサなので、Holy Childと同じ形式でした: 生徒や先生など代表が聖書の一説を読み、参列者が祈りを唱和します。

 特徴的だったのが「光」をとても象徴的に扱っていたところ。

 「Ceremony of Light(光のセレモニー)」では、6年生代表の生徒が、先生・保護者・在校生・学校理事の代表から、それぞれ知恵(Wisdom)・愛(Love)・思い出(Memory)・信念(Faith)の光を象徴するキャンドルを受け取り、祭壇に祭ります。

 知恵や愛、思い出、信念は、それぞれ生徒たちが、学校生活を通じて学び、経験し、これから先の人生に持っていくもの。新しい出発でもある卒業を祝うとても象徴的なセレモニーでした。

 カトリックのミサでは、Communion(コミュニオン)と呼ばれる聖体拝領の儀式があります。これはいわゆるキリストの血と体であるワインとパンを頂く儀式。

 神父様の呼びかけで、周りの人と握手を交わし、「Peaceful with you(あなたの心に平穏を!)」とお互いの平和を祈りあいます。

 その後、すでにワインとパンを頂いた3人の神父様から参列者にパンが配られます。(これはキリスト教の儀式になってしまうので、信者ではない方はご遠慮した方がいいでしょう。席に座って待っていても全く問題ありません)

 これはもう、ミサのフルコース!

 ミサの後は、校長先生の挨拶があり、卒業証書とプレゼントの授与がありました。

 証書を受けとった卒業生は、それぞれキャンドルも受け取ります。受け取ったキャンドルには祭壇から受け継がれた火がともされ、日が落ちてきて薄暗くなってきたチャペルを暖かい光で包みます。

 キャンドルを持った卒業生による合唱が行われ、式は締めくくられました。

 ICTの留学生のAくんのホストママとパパも、予定の合間を縫ってミサに参加してくれました。

 長いことお世話になったファミリーが来てくれるのは本当に嬉しいこと。お互いとてもよい関係を築いたのだなあと、思いやりや絆を感じます。異文化の人々の思いやりと理解、これって留学のひとつの醍醐味じゃないかな!

 式の後は学校の食堂でラザニア、カレー、チップス、サンドイッチ(おおお、超典型的アイリッシュの好物だ)などのビュッフェがありました。


5/26(火) 【ゴージャス・ファッショナブル系卒業式 St. Andrew's College(セント・アンドリュース・カレッジ)】

卒業式当日は快晴!Booterstownの海では凧揚げをする人も。
女の子たちのクワイヤーによるディズニーメドレー。
友達とみんなで!友達と!
みんなドレスアップ。(こちらは2008年の写真)
 最後はダブリンのSt.Andrew's College。ここは国際資格コース、インターナショナル・バカロレア(IB)コースもあり、外国人学生の多い共学校。

 国際色豊かなためか、学校自体余り宗教色は感じられず、卒業式もミサ形式ではなく、ヤングアダルトである卒業生の成長と新しい旅立ちを祝う楽しいもの。

 毎年、笑顔や笑いの多い明るい卒業式です。

 儀式というよりお祝い感の強いAndrewsの卒業式は、大人への第一歩という感じ。服装も自由で、皆ガンバっておしゃれしてきます。

 男の子はスマートなスーツやベストに若者らしい色の入った明るいシャツとネクタイ。女の子はおしゃれなワンピース、ドレスと高いヒールの靴、といった感じかな。

 どこの学校でも、卒業した後、たいていDebutantes Balls(通称Debs)と呼ばれるフォーマルなパーティーがあります。Debutantesとは社交界に"デビューする"若者のこと。

 まあ"社交界"というほど気張ったものでないとしても、大人の世界へデビューするパーティーで、皆それぞれフォーマルなスーツやドレスでおしゃれをしてきます。

 Andrewsの卒業式は、Debsの前哨戦という感じ?お化粧もバッチリ、いつもの制服姿よりグッと大人びて見えます。

 将来フォーマルなパーティーに出る機会もあります。フォーマルな場面にデビューすることをこの若い時期から意識させるのも、とても欧米らしい考えなのかも。

 そうはいっても、今年はファッションがややカジュアル化したように感じました。

 ジーンズやチェックのシャツの男の子もいたし。女の子も、今まではふわっとした素材のパーティードレスっぽかったのですが、流行を反映してか、バルーンぽいスカートだったり、もっとカジュアルな素材のワンピース・ドレスだったり。

 要は自分らしくスマートにおしゃれできていればいいのかな。

 まずは校長先生からお話がありました。

 若い校長先生なのでノリもよし。会場からは笑いがあふれます。

 「2009年度卒業生は、とても特別なイヤーで、チャレンジ精神に満ち、フレンドリーでいい仲間たちで…言い訳作るのも上手だったなぁ!なぜ制服のシャツがズボンに入ってないかとか…」

 大きな学校で、クラス数も7クラス+IBが2クラス。共学校らしい華やかさと、大学校らしいパワーがあり、会場は歓声と笑いに包まれます。

 ここは聖書の朗読ではなく、生徒代表がお気に入りの詩を読みます。

 女の子たちのクワイヤーが歌ったのは「ディズニー・メドレー」。選曲もミサ形式の学校とは違います。かわいいドレスに身を包んだ女の子たちのディズニー・メドレーは、華やかでかわいらしかった!

 歌の上手な女の子と男の子のデュオが歌ったのは、スティングのField of Gold。

 卒業証書とプレゼントの配布の後に、最後を締めくくったのは、ギター片手に自作の歌を歌う女の子でした。

 周りの歓声に途中、ブハッとむせてしまう場面も(笑)。「ごめん、やり直し!」と堂々としている様子も、カリスマ的でした。

 式の後、ホールの外でイヤーブックを売っていたので一冊買いました。イヤーブックはいわゆる卒業アルバムみたいなもの。

 皆の写真と一緒に、将来の抱負や興味などが書かれていました: アメリカで環境学をやりたい、ニューヨークでお芝居を勉強したい、トリニティ大学で医者の勉強をしたい、ヨーロッパ学を学びたい、5年後は日本で英語を教えたい(!)、など。

 国際的な学校らしく、夢も国境を越えてとても幅広い。皆がそれぞれの将来を夢見て、自立していて、堂々としていて…自分の進路や夢に自信のようなものを感じます。

 式の後は毎年食堂でシャンパンとイチゴが振舞われます。生徒が先生・両親公認でシャンパンを飲むのが許される夜です。

 その後、ナイトクラブに流れるのは、どこの高校も同じですね~(笑)


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アイルランド・ハイスクール・ダイアリー「Vol.53/卒業 2009 - その1」

2009-06-12 20:54:11 | アイルランド・ハイスクール・ダイアリー
 今年も卒業式シーズンがやってきました。
私も各校の卒業式をはしごする2週間。卒業式に各校の特色が出るのも面白いところ。

 では今回は、4つの高校の卒業式をレポします!

 5/15(金) 【カジュアル・フレンドリー系卒業式 Stratford College(ストラットフォード・カレッジ)】

校長先生からサーティフィケート(修了書)の授与。
ホストママとパパと。
学校のホールでランチパーティー。
 以前ホロコーストのレクチャーの記事を書いた、ユダヤ系の学校です。

 1学年1クラスしかない小さなStratfordは、学年を超えてみんなが知っているのが特徴。6年生は私服が許されていることもあって、カジュアルでフレンドリーな印象がある学校です。(もちろん遅刻とかの違反には厳しいですが!)

 卒業式もカジュアルなランチパーティー。学校のホールで行われます。
 ホールと行っても小さな学校のホールなので、日本の学校の教室をちょっと大きくした程度です。

 気取らないランチパーティーなので、中にはジーンズ姿など普段と余り変わらない格好の卒業生も。それでもせっかくの特別なお祝いのパーティー、スマートなドレスやワンピースやスーツでオシャレしてくる子達もいます。

 特にドレスコードもなく、誰でも好きな格好で参加できるのがStratford流。それぞれに無理がなく、着たい服を楽しんでいるのが受け入れられる、そんな気取らないところがいいところです。

 まず校長先生から挨拶がありました。中には幼稚園からいる子もいるので、人生のほとんどをStratfordで過ごした子も。そんな子達が、こんなに大きくなって卒業してく姿は、先生たちも感慨深いかと思います。

 ユダヤ教の先生からもお祝いの言葉があります。ユダヤ教のまあるい帽子を見ると、宗教を問わず生徒を受け入れている学校ですが、学校の伝統を感じます。
それから担任の先生。担任の先生は中学1年生からずっと持ち上がり。

 子どもたちの成長をずっと見守ってきました。中にはいろんな笑い話、困った話、いろんなエピソード、思い出があるようで、途中先生も胸いっぱいで言葉を詰まらせる場面もありました。(「別のこと思い出しちゃっただけよ」、なんて笑いを取っていましたが)

 今年の担任の先生はアートの先生ということもあり、20人程度のクラスから4人も美大に進学する生徒を出しています。

 その他音楽に秀でた生徒も。来年ダブリンの大学で声楽を専攻する女の子のオペラのアリア、アメリカのバークリー音楽院に進学する男の子のサックス、それからもう一人女の子のピアノの演奏があり、若い才能を披露してくれました。

 それから生徒代表の話。それぞれの生徒にまつわる思い出話を、笑い混じりに話してくれました。

 最後に5年生が作った卒業生のDVDの上映。芝の坂道をダンボールに入って転がってみたり、トイレの個室でナイトクラブしてたり、クラス全員で二人三脚もどきをやってみたり(笑)。

 あああ、何やっても楽しい時期、高校生ってそんな時間だったかも。終始笑いに満ちた卒業式でした。

(ちなみにみんなからの担任の先生へのプレゼントは、美術室から椅子をこっそり拝借、「雨の田舎道で寂しそうにたたずむアートルームの椅子たち」の写真でした。「ちゃんと椅子、返したわよね~」と先生。そんなユーモアもお茶目で楽しい)

 ICTの留学生は実は6年生からの転入生。
 5、6年生はリービング試験のための連続したプログラムなので、6年生から転校するのは本当に大変だったと思うけど、小さなフレンドリーな学校ですぐに溶け込みました。

 日本からいらして下さったお母様とお姉様も、彼女が友達、それから卒業式に来てくれたホストママとパパにたくさん愛されている様子にすっかり安心し、また3年という長かった留学生活の中で大きな成長を見出し、とても感激されていました。(よかった~♪)

 後でたまたまサックス青年と話すチャンスがありました。(すごく気さくないい子でした!)

 6年生から転入してきたSちゃんのことを、「彼女は学校を楽しんでいたね。みんなにもすぐに打ち解けて。彼女はグレートだ!」と褒めていました。

 (ちなみに彼はものっすごい渋い色のサックスを吹いていたのだけど、なんと1930年代のサックスだとか。新しいサックスよりも「深くてダークな音がする。キャラクターがある」そうです。)

 ランチはサラダや具を自分ではさむバーガーのビュッフェ。手で食べれるバーガーはまた、カジュアルできどらないStratfordらしい感じがします。

 子どもたちもいろんなテーブルをはしごして写真を撮ったり、先生たちと写真を撮ったり。

 その後は子どもたちは先生たちと近くのパブで、思い出話をしにまた出かけていきました。

 5/20(水) 【感動・ホーリー系卒業式 Holy Child School(ホーリー・チャイルド)】

クワイヤー(聖歌隊)の女の子たち。
神父様によるミサ。参列者席に飾られたバラがきれい。祭壇の前にはボールやアートの作品など、学校生活ゆかりのものが祭られています。
各国の言葉でのお祈り。左の男性は手話の通訳。
立派なーディナーの席。
本日のメインメニュー、チキンのハニー&マスタードソースがけ!
 こちらはDARTという列車で南に下ったキライニーというところにある女子高。
カトリック系の学校で、学校の構内にもマリア様の像がいたるところに飾ってあったり、チャペルがあったり、由緒あるカトリックの女子高です。

 こちらの卒業式は学校のチャペルで卒業式ミサでした。
 学校のチャペルのステンドグラスは圧巻。色の洪水で、キラキラした色が流れ込んできます。

 席にはピンクのバラが飾られていて、まるで結婚式のバージンロードのよう!?

 本格的なミサなので、教会のミサと同じような手順で進みます。服装も制服が指定されています。

 神父様や生徒代表が聖書の一説を読み、参列者はプログラムに従って祈りの言葉を唱和します。

 お祈りを各国の言葉-アイルランド語、日本語、手話、フランス語、ドイツ語、スペイン語、デンマーク語-で読み上げる儀式もありました。ICTのJちゃんも、日本語で家族への感謝と幸せを願うお祈りをみんなの前で読み上げました。

 式の間はずっと手話の通訳がつきました。他人への思いやりを大切にするカトリックらしい精神を感じます。

 式の合間に神父様が素敵なお話をしてくださいました― 自分らしくいることにチャレンジしてください、皆それぞれがユニークで違うのです、とそれぞれの個性を大切にしてくれる言葉。

 とかくクラスの人数が多くて、目立つことより周りの人と馴染むことが強調される日本では、個性が評価されにくい時もあります。

 一人一人の違いや個性を受け入れること、自分らしくいることを励ましてくれる思想は、欧米ならではかもしれません。

 そして何よりもすばらしかったのが音楽!!
 生徒たちで構成されるクワイヤー(聖歌隊)はまさに天使の歌声。

 ソロの女の子の歌声がチャペルに響き渡った時は、余りのホーリーさに涙が出ました。

 …というか、今までどの学校の卒業式も笑いと笑顔にあふれ、日本のような涙の卒業式とは無縁な感じだったのだけど、Holy Childの卒業式は、なんだかとても心にしみる、女の子らしい優しさに満ちた卒業式でした。

 目に涙を浮かべたご父兄もいらっしゃいました。

 式の後、椅子に飾ってあったバラは…女の子たちがバリバリ引き剥がしていました。

 ありゃー…と思ってたところ、実はそれはご両親へのプレゼント。それもまた可愛らしくて、女の子らしくて泣かせます。(私もJちゃんから貰っちゃったョ)

 その後はホールで本格的なディナーがあります。
 ちゃんとテープルクロス、フォークやナイフ、ナプキンもセットされ、ワインもサーブされます(ちなみに生徒はジュースのみ!)。

 立派なメニューも。メインコースはチキンのマスタードとハニーソースがけ。(なぜか私とJちゃんにはカレー味に思えたのだが…)

 そしてデザートに出たのふわふわのホワイトチョコレートのムースのおいしかったこと!てっぺんに乗ったラズベリーが可愛らしかった♪

 なんとディナーが終わったのは夜11時…

 それから有志の女の子は、町のナイトクラブに行くそうで、学校のトイレは突然更衣室に(笑)。ドレスアップ、メイクアップをする女の子たちであふれていました。
卒業式は成長を祝う特別な日。この日ばかりはそんなに遅くっても、ご両親たちも大目に見ているようです。

*****

他2校、Newbridge College(ニューブリッジ・カレッジ)、St.Andrew's College(セント・アンドリュース・カレッジ)の卒業式レポートは、次回お届けします!


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アイルランド・ハイスクール・ダイアリー「Vol.52/IBアート展 2009」

2009-05-22 19:19:56 | アイルランド・ハイスクール・ダイアリー
 今年も4/23(木)に、セント・アンドリュース・カレッジで、IB(インターナショナル・バカロレア)プログラムのアート・クラスの作品展がありました。

 IBアート展はいつもとても新鮮。テーマも生徒それぞれによって違うので、こんなテーマの掘り下げ方があるのか!こんな表現方法があるのか!!といつも子どもたちの発想の豊かさに感心します。

 生徒は自分の決めたテーマに基づいて、アートの作品を12点ほど製作します。作品はペインティングだったり、造形だったり、フォトだったり、デジタルアートだったり、表現方法もさまざま。

 大きさも屏風サイズの大きな作品もあります。

 作品のほかに、生徒は自分たちのリサーチ・ブックも提出します。それぞれのテーマに対して、どのようなリサーチを行ったか: インターネットや本などの抜粋だったり、雑誌の切り抜き、表現方法の実験、模索など。

 みなとてもよく研究・実験されていて、実際に展示されている作品がどのような過程で発展し、作品に至ったのかとても興味深いです。

 テーマは国際コースのIBらしく、異文化や社会問題などが扱われていることが多いようです。

 例えば日本と西洋の建築やファッションを比較したりなどの文化比較。

 それから「環境問題」、「戦争」などの時事問題。

 さらに「自分のアイデンティティ」や「時間」、「心象」など、抽象的な概念を扱った哲学的、心理的なテーマもあります。

 それぞれみんなが将来大学で勉強したいことや興味のある分野だったりして、本当にその子らしいテーマと表現方法で、まさにその子しか表現できない作品と言えると思います。

 では、以下、今年のIBアート展の作品をご紹介します!


「建築」をテーマにした作品。こちらは渋谷の109ビル。ビルの広告やお客の女の子たちをファッション雑誌から切り抜いて使うなどのコラージュがとても効いています。


こちらはアイルランドでよく見かけるジョージア様式の建物のドア。黄色のインクなんてとてもシャレてる!!レンガの感じもとてもよく表現されています。将来ツーリズム(観光)に興味があるこの子は、日本とアイルランドの建築を調べるのはとても興味深かったとか。


この子は「Entrapment(罠にはまる)」をテーマにしています。これはリサーチ・ボード。とても興味深い考察がされています。私たちの身の回りのトラップを、檻や鳥かご、クモの巣から、時間や仕事、また洋服やブランド、さらに嫉妬や考えなどの罠にはまる、まで多角的に考察されています。左隅のブリーフケースにはまったビジネスマンはとても風刺が効いています。


「木」をテーマにした版画。同じ版でもインクの濃さや紙の色で表現が変わります。ディテールもとてもきれい。


「Black & White」をテーマにした作品。こちらは「不思議の国のアリス」のイメージ画でとても大きな作品。ディテールなどもとてもよく描けている力作デス。アリスの目元など、ゴシック・パンクが大好きなこの子っぽいダークな感じ。


「環境」をテーマにした作品。ボトルや紙パックなど廃材のリサイクルが上手に生かされた作品。


人間を取り巻く罠: 「レーベル」「嫉妬」「虚栄心」「思考」。色彩感覚がとても豊か。


こちらは写真の作品。「自殺」「過食」「整形」「家庭内暴力」「売春」など社会問題を自分でモデルをして撮ったポップでキッチュな作品。


この日はIBクラスの最終日!みんなでシャツにメッセージを書き合います。IBの統一試験は5月に始まります。



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