初めてアイルランドでひとり旅したとき、ずいぶんとスープに救われました。
冬のまっただなかで、あてもなくうろうろと歩き回っていると、あたたかそうなカフェは魅力的で、何度となく立ち寄ったものです。
でも、毎回毎回、紅茶にお菓子では飽きてくるし、そもそも辛党のわたしは、日に何度も甘いものを食べるタイプではありませんでしたし。
お、スープがあるじゃん。と気づくのに、さほど時間は要らなかった。
どのカフェにでも必ずといっていいくらい「本日のスープ」があって、たいていは野菜のポタージュだったように記憶してます。
ブラウンブレッドかスコーンを添えた、家庭的なスープは、心も身体もあったかくしてくれたものです。どこで食べても、すごくおいしかったし。
今でも、歩き疲れてちょっとひとやすみ、という気分で入ったカフェでは、スープを注文することが少なくありません。
リムリック近くの、アデアという可愛らしい町を車で通りかかったときに、素通りはもったいないねと、マークと少し町歩きをしてみたことがあります。そのときに見つけた、感じのいいカフェで食べた、にんじんスープのおいしかったこと!
すかさず、お店の女性シェフにヒミツを聞くと「ジンジャーをね、こんなに大丈夫?っていうくらい、入れたの」と笑って教えてくれました。
そっかー。すぐに家で真似てみました。たまねぎを炒めて、スライスしたにんじんを加え、細かく刻んだショウガと塩&コショウ、スープストック(スープの素と水でオッケー)を入れて煮込みます。コリアンダーのみじんぎりたっぷりも入れるとおいしい。にんじんがやわらかくなったら火からおろし、あら熱をとってミキサーにかけます。これをあたためれば、いつでもいただけます。
スープはすんごく頻繁につくります。つくるときは、おお鍋にたくさん。
冷蔵庫に野菜がちまちまと残ったときも「野菜一掃スープ作戦」に乗り出します。
たまねぎのみじん切りは必須。これに、マッシュルームがあれば助かります。で、あとは、腰抜けになったにんじんやら、とっておいたブロッコリーの茎、とか、ハンパに残ったジャガイモ、食べごろをすぎちゃったリンゴなんかも大丈夫よ。
ウザイ、と邪険にされる気の毒な残り野菜たちの救済は、スープに限ります。
マークの姉がミネストローネ風のスープをこさえてくれたとき、いただく直前にチェダーチーズをちゃっちゃっとすりおろしたのを、あつあつのスープの上にのせてくれました。それは、とろーりとオーブン焼きしたラザニアみたいな効果を生み、おいしさが倍増しました。
スープストックは、自分でとれればいちばんいいのですが。チキンならまるごとローストしたときに、残った骨でガラスープとったりしますけれど、野菜のストックは今ひとつむずかしいので、まだ市販のものにたよっています。でもオーガニックよ。
MarigoldのSwiss Vegetable Bouillon。
オーガニックノ表記のないタイプもありますが、オレンジ色のパッケージはオーガニックタイプ。ヘルスショップなどでは、これがいちばんメジャーです。
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冬のまっただなかで、あてもなくうろうろと歩き回っていると、あたたかそうなカフェは魅力的で、何度となく立ち寄ったものです。
冷蔵庫の残り野菜でこさえたスープ。オリーブ入りのスコーンを添えて。 |
お、スープがあるじゃん。と気づくのに、さほど時間は要らなかった。
どのカフェにでも必ずといっていいくらい「本日のスープ」があって、たいていは野菜のポタージュだったように記憶してます。
ブラウンブレッドかスコーンを添えた、家庭的なスープは、心も身体もあったかくしてくれたものです。どこで食べても、すごくおいしかったし。
今でも、歩き疲れてちょっとひとやすみ、という気分で入ったカフェでは、スープを注文することが少なくありません。
リムリック近くの、アデアという可愛らしい町を車で通りかかったときに、素通りはもったいないねと、マークと少し町歩きをしてみたことがあります。そのときに見つけた、感じのいいカフェで食べた、にんじんスープのおいしかったこと!
すかさず、お店の女性シェフにヒミツを聞くと「ジンジャーをね、こんなに大丈夫?っていうくらい、入れたの」と笑って教えてくれました。
そっかー。すぐに家で真似てみました。たまねぎを炒めて、スライスしたにんじんを加え、細かく刻んだショウガと塩&コショウ、スープストック(スープの素と水でオッケー)を入れて煮込みます。コリアンダーのみじんぎりたっぷりも入れるとおいしい。にんじんがやわらかくなったら火からおろし、あら熱をとってミキサーにかけます。これをあたためれば、いつでもいただけます。
スープはすんごく頻繁につくります。つくるときは、おお鍋にたくさん。
冷蔵庫に野菜がちまちまと残ったときも「野菜一掃スープ作戦」に乗り出します。
たまねぎのみじん切りは必須。これに、マッシュルームがあれば助かります。で、あとは、腰抜けになったにんじんやら、とっておいたブロッコリーの茎、とか、ハンパに残ったジャガイモ、食べごろをすぎちゃったリンゴなんかも大丈夫よ。
ウザイ、と邪険にされる気の毒な残り野菜たちの救済は、スープに限ります。
マークの姉がミネストローネ風のスープをこさえてくれたとき、いただく直前にチェダーチーズをちゃっちゃっとすりおろしたのを、あつあつのスープの上にのせてくれました。それは、とろーりとオーブン焼きしたラザニアみたいな効果を生み、おいしさが倍増しました。
スープストックは、自分でとれればいちばんいいのですが。チキンならまるごとローストしたときに、残った骨でガラスープとったりしますけれど、野菜のストックは今ひとつむずかしいので、まだ市販のものにたよっています。でもオーガニックよ。
MarigoldのSwiss Vegetable Bouillon。
オーガニックノ表記のないタイプもありますが、オレンジ色のパッケージはオーガニックタイプ。ヘルスショップなどでは、これがいちばんメジャーです。
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