アイルランドにいるときは、野菜中心の食生活を送っており「プチ・ヴェジタリアン」になっています。以前は、野菜の種類が少ない国だなぁと感じていました。特に緑野菜の選択肢が限られていて、地場ものはブロッコリかホウレン草、グリーンピースくらいのもの。近隣諸国からインゲンやアスパラガスなども輸入されていましたけど、高かったし。
それがEUが始まってからは、加盟国から様々な野菜が安く入ってくるようになり、アイルランドの食卓はずいぶんと変化に富むようになりました。その分、自国の旬のものがわかりづらくなり、最近では極力アイルランド産のものを買うように心がけているところです。
相棒マークにくっついて、オーガニック・ファーマーズマーケットに通うようになってから、スーパーマーケットで買い物をすることが、ほとんどなくなりました。せいぜいテスコで再生紙のトイレットペーペーを買うくらい。生鮮食品はなるべく生産者から直接買うにしています。
ウィックロウで野菜づくりをしているペニーから買うことが多いかな。ドイツ人のご主人とふたりでつくる野菜は、ペニーの性格そっくりで、おおらかなやさしさに満ちた味がします。ニンジンは鮮やかなオレンジ色で、皮をむく必要もないくらい。こぶりなものは、ブラシでよーく泥をおとして皮ごと茹でたり、ワインをちょっとふりかけて丸ごとローストしたりします。
大きなものは、切るとみずみずしくて、じんわりと汗をかいたように汁気があふれるほど。こういうのは生で、マヨネーズに醤油をまぜあわせたディップをちょいとつけて、ばりばり食べます。水分が多いので保存はむずかしく、すぐにしなびてしまうので、食べきれないときはスープにします。ジンジャーとコリアンダーをたくさん入れると味にパンチが出ますね。
さっと茹でたホウレンソウに、ゴーツチーズをのせてオーブン焼き、という食べ方はペニーに教わったもの。袋入りになったサラダ用リーフ・ミックスには、2、3種類のレタスの他に、ロケットやチャービルなどもまざっていて、すごく便利。
ペニーの野菜を無駄にしたらたいへんと思うので、計画的に使う習慣もつきました。野菜料理はたくさんの可能性があるので、冒険できるのが楽しい。素材の持ち味をいかしつつ、へぇー! と驚く一品をつくるのが、目下の楽しみです。
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ズッキーニを荒めにすりおろして生クリームと和えたパスタソース。 |
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ウィックロウで野菜づくりをしているペニーから買うことが多いかな。ドイツ人のご主人とふたりでつくる野菜は、ペニーの性格そっくりで、おおらかなやさしさに満ちた味がします。ニンジンは鮮やかなオレンジ色で、皮をむく必要もないくらい。こぶりなものは、ブラシでよーく泥をおとして皮ごと茹でたり、ワインをちょっとふりかけて丸ごとローストしたりします。
大きなものは、切るとみずみずしくて、じんわりと汗をかいたように汁気があふれるほど。こういうのは生で、マヨネーズに醤油をまぜあわせたディップをちょいとつけて、ばりばり食べます。水分が多いので保存はむずかしく、すぐにしなびてしまうので、食べきれないときはスープにします。ジンジャーとコリアンダーをたくさん入れると味にパンチが出ますね。
さっと茹でたホウレンソウに、ゴーツチーズをのせてオーブン焼き、という食べ方はペニーに教わったもの。袋入りになったサラダ用リーフ・ミックスには、2、3種類のレタスの他に、ロケットやチャービルなどもまざっていて、すごく便利。
ペニーの野菜を無駄にしたらたいへんと思うので、計画的に使う習慣もつきました。野菜料理はたくさんの可能性があるので、冒険できるのが楽しい。素材の持ち味をいかしつつ、へぇー! と驚く一品をつくるのが、目下の楽しみです。
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