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アイルランド・ハイスクール・ダイアリー「Vol.22/ダブリン自転車通学事情」

2006-04-21 19:06:08 | アイルランド・ハイスクール・ダイアリー
 通学制の高校に通う留学生たちは、ホストファミリーから徒歩、またはバスやDART(ダート)と呼ばれるダブリン近郊を走る列車などを使って登校しています。

 ダブリンの通学制高校に通う5年生のSくんは自転車通学。日本の自転車事情とはちょっと違うダブリンの自転車通学。Sくんがレポートしてくれました。

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【ダブリンでの自転車通学】
自転車専用レーン。
蛍光ベストを着用したサイクリスト。
男性用自転車。
女性用自転車・・・自転車のフレームの違いは乗り方の違い??
 ダブリンの公共交通機関はまだまだ日本ほど路線が発達していないため、電車は海岸線のみです。それをカバーするために路面電車LUASが新たに開通しましたが、これも少し内陸過ぎます。それらをカバーするために、ダブリンではバスが活躍しています。複雑なルートを網羅しており、僕も始めはバスを使用していました。しかしバス停が家から20分の距離にあること。バス料金が高いことなどを懸念して、去年の秋ごろから自転車通学を始めました。

 ダブリンでは自転車通学はあまりポピュラーではないようです。学校にもせいぜい20人程度しか通学者がいません。その理由としては、まず安全性の問題があります。日本と違い、自転車は歩道を走れず、自転車専用レーンを走らなければなりません。しかしこのレーンも自動車と隣り合わせで、バスの専用レーンと被っているのでなかなかどうして危ないようです。そのため自転車通勤者=サイクリストの多くはヘルメットを被り、蛍光色の反射テープがついたベストを着用しています。

 第二に、この天候に問題があります。割と雨が多い時期があったり、突然の降雨があるので、やはりみんな濡れたくないようです。

 これらがサイクリストが少数な理由です。

 そのほかには、古い都市を一気に近代化したお陰で、路面状況がよくありません。インフラ整備をしまくっているので、どこもボコボコです。さらに道には割れたビンなどが散らかっていることがあるため、パンクの回数が非常に多いです。多いときは一週間に3度もパンクしました。お陰で自分でパンクを直せるようになったので良いと言えば良いです。

 ちなみにアイルランドでは自転車は全てマウンテンバイク仕様になっています。やはり日本の自転車に比べると、使いやすさを感じるパーツが少ないように思います。まずライトが標準でない、泥除けもないものが多い、籠もほとんどない、自転車を立てて固定する補助脚も標準でないし、更にチェーンがむき出しなのでズボンのすそが汚れたり、などなどいろいろ苦悶はあります。

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 ・・・なるほどね。では自転車通学の利点は?

「そうですね、利点としては、自分の場合、バス停に行くのに歩いて20分かかって、そこからバスで5分、そしてまた降りて10分くらい歩くわけで、それに比べて自転車なら20分で着きます。それに渋滞でも車の間をチョコチョコと走って信号の先頭まで来れるので、早いです。あとはやはり健康のためと、節約が出来ることですかね」

 最近、ダブリンも暖かくなって、自転車が気持ちのいい季節! 雨は降っても、少し待てばやんだり、日本のようなどしゃ降りがないのはいいところ。

 でも自転車はくれぐれも気をつけて!! Sくんの指摘どおり、車道を走らなければならないので無茶な運転はせず、蛍光ベストやベルトを着用したり、反射鏡や取り外し可能なライトをリュックにつけるなど、車に自分の存在をしっかりアピールして身を守りましょう!


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