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松井ゆみ子のアイルランド・キッチン・ダイアリー「牛」

2008-05-26 23:03:16 | 松井ゆみ子のキッチン・ダイアリー
 東京からアイルランドに遊びに来た友人と、クレアに出かけました。
 崖好きというので、そりゃあクリフ・モハーにお連れしなくっちゃと2泊3日の小旅行。土曜日の午後エニスに入り、モハーには翌日、バスで行く予定でした。

クレアの牛たち。まもなく食卓にのぼるんだそうです。
 が、たまたま宿まで乗ったタクシーのドライバーと世間話が弾んだ勢いで、半日観光を頼むことに。ちなみにバスは往復で20ユーロちかく、おまけに帰りのバスが来るまで3時間も崖近辺で待たなければなりません。

 タクシー貸し切りでモハーまで往復し、現地で1時間ほど観光というので、ひとり約45ユーロ。安くはないけども、限られた時間の中では、ありがたい手段です。

 そして翌日。みごとな土砂降りで、バスじゃなくてよかったーとドライバー氏に感謝。おまけに雲行きを上手に計算し、まずバレン高原に向かって時間をかせぎ、モハーに着いたときには、雨雲を通り越して晴れ間を拝めて、さらに感謝。思いがけずバレンも見せられたし。

 滞在したB&Bはエニスの町から歩いて20分ほど離れ、近くに湖のある静かなロケーション。ぶらぶら散歩してると川辺の野っぱらに放牧されてる牛たちを発見。

 続いて、牛の世話をしているファーマーも発見。えらく陽気な人で、あいさつついでに「この牛たちはオスよね?」とたずねると「そうそう。みんなボーイ」。

 何歳かしら?と聞くと「2歳。もうすぐ、工場に行くんだ」と明るい表情で、首をはねるジェスチャーを・・・。

 彼の乗り込んだ車が通りすぎたとき、ふと見たら後部座席の窓ガラスがなかった。
 食用の牛を育てているファーマーは、なかなか個性的な人が多い気がします。

 エニスに出て、ドライバー氏が勧めてくれたパブ&レストランで夕飯を食べる段になって、友人が「そういえばアイルランド滞在中にまだ牛肉を食べてなかった」と言って、ビーフバーガー&チップスを選びました。わたしはスカンピ。エビをフライにしたもので、ビールに合うのよ。

 友人が選んだバーガーは、ああ、そうだった。ハンバーグステーキのことだったんだっけ。パンにはさまれたバーガーを想像していた友人は、きょとんとしています。そうそう、わたしも間違えて、ええーっと驚いたんだっけ。すっかり忘れていました。ややこしいのは、バーガーといって、ハンバーガーを出す店もあるの。パンにはさんだやつよね?と念を押すのが賢明なようです。

 しかし幸いなことに、友人はハンバーグステーキを楽しんでくれたようで「肉の味が堪能できる」としっかりたいらげていました。

 そういえば、わたしも久しく牛肉を食べてないな。
 アイルランドの牛肉は、しっかりと獣の匂いがするワイルドな食べ物で、すぐに血となり肉となる感じがします。

 すぐに肉になると困るので、最近ちょっとご無沙汰してるところです。


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松井ゆみ子のアイルランド・キッチン・ダイアリー「ラック・オブ・ラム」

2008-05-19 22:15:31 | 松井ゆみ子のキッチン・ダイアリー
 暦の上で夏を迎えた5月1日を境に、ぐっと初夏らしくなって、庭で冷たいワインを楽しめるような日があって幸せです。


ラムのあばら肉。塩、コショウ、月桂樹をしのばせ、オーブンに入れるだけ。簡単しごくのご馳走です。
チャンプ(マッシュポテト&きざんだコネギ)と茹でたてグリーンピースを添えたラム。
 まだ、ババシャツが手ばなせないような4月半ばにアイルランドに戻ってきたのですが、季節ものだし、とラムはずいぶんと食べました。

 イースターの日に食べるのは、もも肉ですが、ふだんづかいでおいしい部位は、
 Rack of lamb、あばらです。

 ローストするときは骨つきにこしたことはありません。
 ミントソースがトラッドですが、バジルペストも合いますし、トマトソースもいいですね。でも肉がうんとおいしいときは、塩&コショウでシンプルにいただくときも。

 じわじわと人気が上がって、なかなか買えなくなっちゃった、ピーターの牧場で育つラムを入手できたときは、上手に調理しなくちゃと、どきどきします。

 いじらずに、シンプルに、肉の旨みをこわさないようにローストするのみ。
 先月、友人たちとウィックロウの宿に泊ったときに、宿の敷地内で育てている子羊の肉をふるまってもらったのですが、それはもう、甘くて、なんの臭みもなく、ものすごくおいしかった。噛むほどに味わいが、口いっぱいに広がる、至福の食材でありました。

 マークの次兄も、ロバの他に子羊を飼い始めたそうで、このイースターには食卓にのぼった由。

 なるほど、家畜の意味が理解できるなぁ。
 売る目的だけでなく、家族で食せる家畜はたいへんな贅沢かも。

 根っからの都会っ子のわたしは、野菜づくりもままならないので、家畜は卵生産のニワトリがやっとかも。それでも、いつかは自給率を高めたいとねらいつつ、今できるのは、近くに住む、腕のいい生産者を厳選することかな。

 野菜も、収穫できるものがじわじわと増え、料理が楽しい季節になってきました。
 アイルランドも5月アタマには連休があり、日本と同じように休暇モード。

 日々が日曜みたいなわたしも、さらにお休みモードですみません。
 ひさしぶりに、友人たちと田舎めぐりなどした話など、おっていたしますね~


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松井ゆみ子のアイルランド・キッチン・ダイアリー「アラン島の寿司」

2008-05-12 22:54:12 | 松井ゆみ子のキッチン・ダイアリー
 去年の春、初めてイニシュモアに飛行機で渡りました。
 取材だったので、スケジュールの都合から行きは飛行機で、帰りは船でということになり、朝いちばんのフライトを体験。

アラン島のレストランで食べたお寿司。日本食ブームの一端を見た気がしました。
 8人乗りの小さな飛行機は、駐機場でスタッフひとりが、ひっぱってきたのよ。もうびっくり。

 待ち合い室にある大きな体重計に、フライトにのせる小包などの郵便物が、ぼんぼんのせられます。総量を計ったのち、今度は乗客ひとりひとりの体重を計ります。

 飛行機がバランスとれるよう、体重によって席が決められます。
 機内は、まるで遊園地ののりもののような小ささ。きゅうくつっていうほどではないけれど、お相撲さんは無理じゃないかな。大きなビールっ腹は、どうするんだろう。

 高所恐怖症のわたし、あんまり嬉しいチョイスではなかったのだけど、なんでも初めてっていうのは、ありがたいもんです。

 幸い、珍しく風のない、おだやかな朝で、飛行機は波もたたない海の上を驚くほどの低空でずんずんと進みます。空から見る海のきれいなこと!

 本土を離れると、もうすぐにアラン諸島が見えてきます。
 ダンエンガスも空から見たぞ。絵ハガキそのままでした。大人げない表現だけど。
 10分ほどの超短いフライトは、無事に到着し、やっぱりちょっとほっとしました。

 アラン島は、いつ行っても、ちがう表情をしています。
 この日は、汗ばむほどあたたかでお天気もよく、西の果ての小島も、こんなに静かなときがあるんだと、逆に新鮮でした。

 潮の引いた岩場には、あざらしの家族がだら~んと日光浴。
 島を案内してくれている、地元タクシーの運転手さんが、「あざらしも、こういうのどかな日が好きらしいよ」と教えてくれました。

 撮影に行ったダンエンガスも、今ひとつ迫力に欠けていて、こんな表情もあるんだと妙に感心。それでも、きりたった崖っぷちの光景は圧巻なのですが。

 この日のびっくりは、もうひとつ。
 ランチを食べに入ったレストランで、メニューにお寿司があったこと。
 話のタネに注文してみました。

 海苔巻きに、お刺し身。うーん、海苔巻きのご飯は今ふたつ、くらいでしたが、
 ホタテのお刺し身は旨かったぞ。すんごく甘くて。

 この島で、ケルトのドルイド式の結婚式があげられるのをご存知ですか?
 ICTがアレンジしてくれるので、ご興味ある方は問い合わせてみてね。


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