いつか食べようと思って、大事にとってあったのが、キッパーの缶詰です。
日本で、アイルランド産のキッパー(にしんの燻製)の缶詰が食べられるなんて、素晴らしいことです。
燻煙の度合で、ライトとストロングと2種類あるのも、贅沢なことです。食べ方が広がるもん。
今日開けたのは、ライトのほう。これがね、かなりのすぐれもの。
アイルランドにいるときも、東京にいるときも、いつも常備しているのはツナ缶でした。
トシを経て、肉を食べる回数を少し減らしているのですが、新鮮な魚を食べるには、こまめに買い物に行かなければなりません。
アイルランドのインランド(中部域)ニューブリッジでは、ほんとうに買いたくなるような魚に出あう機会が少ないです。島国なのに、なんで?と不思議に思っていましたが、まずひとつは、魚の人気そのものが薄いこと。
近年のヘルシー志向で、魚を食べる回数を増やそうとする傾向はあるものの、やはり肉に比べてごちそう感が少ないみたい。
調理も面倒と思われているふしがありますし。骨があって食べにくいなんて、こどもみたいなこと口にする人も少なくないです。
だから、せっかくアンコウとか、スズキとか、お!って思うものが並ぶフィッシュカウンターも、需要が少ないために魚たちは疲れた様子になっていって残念しごく。
今日、肉はパスって思った日に、いい魚が買えない場合、ツナ缶はけっこう活躍してくれます。
サラダはもちろん、お蕎麦のトッピングや、寿司ネタにもなりますし、ディップにして酒のつまみにすることもしばしば。
しかし。日本で買うツナ缶は小さいし、身もぐずぐずしていることが多く、今ひとつ不満でした。
ツナ缶より、ずーっと重宝!と思ったのが、このキッパーの缶詰です。
まず、身がしっかりしてて、魚っぽいのが得点1。
燻煙してあるので味がしっかりしてるし、塩気もあるので、加える調味料をおさえられるのが得点2。
手を加えず、ふつーにお皿に出して、「魚の切り身」として食べられます。
缶詰に、あんまり手を加えるのはどうか?って思いません?
ちゃんと調理する時間や気構えがあるのなら、新鮮食材を仕入れるところから始めるほうが達成感があるでしょう?
缶詰は、やはり「手軽に、手早く」料理をつくりたいときに利用するもの。
だったら、あんまり、あれこれするのは野暮というもの。
キッパーライトは、じゃがいもとのコンビネーションがすごくよいので、まずは、ふつーに茹でたじゃがいもと、お皿の上でまぜまぜしながらいただきました。
しっとりしているので、調味料はまったく使いませんでした。
たとえば、レモンをしぼったり、ブラックペッパーやパセリをかけたり、お醤油ひとたらしもいいかも。
もうひとつは、フォークで魚の身をほぐし、そこに、みじん切りした新タマネギとピーマンをまぜてみました。つなぎは、まったくなし。これは、軽く茹でたジャガイモをオリーブオイルで表面カリカリに焼いたじゃがいもといただきました。マヨネーズなどのつなぎを使わずとも、しっとりしてて旨い。
身をほぐしてマヨネーズと和えたら、それはそれでもちろんイケます。
もうツナ缶は卒業だな。
ツナ缶に比べたら、すこぅしお高い感じがするかもしれませんが、内容量は抱負で、実はお得かも。
ひとり身のわたしは、3回にわけていただきました。
これ、冷たいお蕎麦の具にも使えると思う。カイワレとわさびとまぜて、トッピングにするの。
本家アイルランドのキッパーは、朝食の定番メニューとして今もしっかり伝統を守っています。
スモークの強いタイプ(キッパーストロング)は卵との相性がよいし、牛乳で煮たりするので、グラタンに合うかなと密かに思っているところですが、これはまたの宿題に。
どちらのタイプも、川口貿易さんで購入できます。
アイルランドの魚の缶詰が、日本の食卓で活躍するのって嬉しいな。
川口貿易 www.kawabo.com
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日本で、アイルランド産のキッパー(にしんの燻製)の缶詰が食べられるなんて、素晴らしいことです。
茹でたジャガイモとキッパーライト。新タマネギとピクルスを添えた簡単ブランチです。 |
今日開けたのは、ライトのほう。これがね、かなりのすぐれもの。
アイルランドにいるときも、東京にいるときも、いつも常備しているのはツナ缶でした。
トシを経て、肉を食べる回数を少し減らしているのですが、新鮮な魚を食べるには、こまめに買い物に行かなければなりません。
アイルランドのインランド(中部域)ニューブリッジでは、ほんとうに買いたくなるような魚に出あう機会が少ないです。島国なのに、なんで?と不思議に思っていましたが、まずひとつは、魚の人気そのものが薄いこと。
近年のヘルシー志向で、魚を食べる回数を増やそうとする傾向はあるものの、やはり肉に比べてごちそう感が少ないみたい。
調理も面倒と思われているふしがありますし。骨があって食べにくいなんて、こどもみたいなこと口にする人も少なくないです。
だから、せっかくアンコウとか、スズキとか、お!って思うものが並ぶフィッシュカウンターも、需要が少ないために魚たちは疲れた様子になっていって残念しごく。
今日、肉はパスって思った日に、いい魚が買えない場合、ツナ缶はけっこう活躍してくれます。
サラダはもちろん、お蕎麦のトッピングや、寿司ネタにもなりますし、ディップにして酒のつまみにすることもしばしば。
しかし。日本で買うツナ缶は小さいし、身もぐずぐずしていることが多く、今ひとつ不満でした。
ツナ缶より、ずーっと重宝!と思ったのが、このキッパーの缶詰です。
まず、身がしっかりしてて、魚っぽいのが得点1。
燻煙してあるので味がしっかりしてるし、塩気もあるので、加える調味料をおさえられるのが得点2。
手を加えず、ふつーにお皿に出して、「魚の切り身」として食べられます。
缶詰に、あんまり手を加えるのはどうか?って思いません?
ちゃんと調理する時間や気構えがあるのなら、新鮮食材を仕入れるところから始めるほうが達成感があるでしょう?
缶詰は、やはり「手軽に、手早く」料理をつくりたいときに利用するもの。
だったら、あんまり、あれこれするのは野暮というもの。
キッパーライトは、じゃがいもとのコンビネーションがすごくよいので、まずは、ふつーに茹でたじゃがいもと、お皿の上でまぜまぜしながらいただきました。
しっとりしているので、調味料はまったく使いませんでした。
たとえば、レモンをしぼったり、ブラックペッパーやパセリをかけたり、お醤油ひとたらしもいいかも。
もうひとつは、フォークで魚の身をほぐし、そこに、みじん切りした新タマネギとピーマンをまぜてみました。つなぎは、まったくなし。これは、軽く茹でたジャガイモをオリーブオイルで表面カリカリに焼いたじゃがいもといただきました。マヨネーズなどのつなぎを使わずとも、しっとりしてて旨い。
身をほぐしてマヨネーズと和えたら、それはそれでもちろんイケます。
もうツナ缶は卒業だな。
ツナ缶に比べたら、すこぅしお高い感じがするかもしれませんが、内容量は抱負で、実はお得かも。
ひとり身のわたしは、3回にわけていただきました。
これ、冷たいお蕎麦の具にも使えると思う。カイワレとわさびとまぜて、トッピングにするの。
本家アイルランドのキッパーは、朝食の定番メニューとして今もしっかり伝統を守っています。
スモークの強いタイプ(キッパーストロング)は卵との相性がよいし、牛乳で煮たりするので、グラタンに合うかなと密かに思っているところですが、これはまたの宿題に。
どちらのタイプも、川口貿易さんで購入できます。
アイルランドの魚の缶詰が、日本の食卓で活躍するのって嬉しいな。
川口貿易 www.kawabo.com
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