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松井ゆみ子のアイルランド・キッチン・ダイアリー「Many thanx !!」

2011-12-26 09:11:01 | 松井ゆみ子のキッチン・ダイアリー
 横浜「外交官の家」でのイベントが無事終了しました。
 いらしてくださった方々、どうもありがとうございました!!

コークの人なつっこいパブ猫。
 すてきな会場でアイルランドの話をすることができて、わたしもすごく楽しませていただきました。
 拙著やこのブログを読んでくださっている方たちにお会いすることができて、嬉しかったです!
 もうね、すっかりクセになってしまいまして、必ずや来年も何かしら企てたいと思っています。

 「これからアイルランドに旅します」という方たちにも少なからずお会いすることができました。
 すてきな思い出をたくさんつくってきてくださいね!
 
 可憐な歌声と美しいアイリッシュハープの調べを奏でてくれた、奈加靖子さんとはほとんど「アイルランド同好会」状態で、きっとまた一緒にイベントすると思います。

 だってね、すごいのよ。今日判明したの。奈加さんとわたし、お誕生日が一緒。
 奈加さんのがずっと若いですけども。
 これはきっと、ご縁なんですよね!

 つい最近読んだ新聞に、留学する大学生が減ったという記事がありました。
 残念なことです。行けるチャンスがあるのなら、ぜひとも異国を見てきてください。

 って、わたしも初めて海外旅行したのは30代半ばでしたから、大きなことは言えません。
 英語が苦手で、アルファベットを使う国に出かけることはない!と確信してたのに、今でも「英語圏で暮らしてるって、なぜ??」と不思議に思うことが多々ありますが。

 でも、アイルランドに行くことがなかったら、本をつくる機会もなかったでしょうし、相棒マークに出会うこともなかった。今のわたしではなかったのか、と思うと、こわくなります。
 そのくらい、アイルランドと出会ってからの人生は幸せで、充実しています。

 初めてアイルランドに行くために仕事を辞め、長年つきあっていたボーイフレンドと別れ、ふつー考えたらオソロシイ状況でしたけど、得たものが大きかったので、失くすものがあっても仕方ないかなーと思えたの。
 
 手にしたものを失くせ~と勧めているわけではありません!
 異国に行くことがすべて、と言うつもりもありません。

 でも、人生一度だもんね。心残りのないように、チャレンジしてみたいと思うことは、トライしたほうがいいと、わたしは思います。

 いいじゃん、ちょっとくらいイタイ思いしたって。痛い思いなしに、前進はない。と思います。
ああ、ちょっとエラソーなこと言ったかな?

 今年、またわたしは大事なものを失くしました。
 でも、見合うか見合わないかはわからないけど、大事なものを得ることもできました。
 禅問答みたいで、ごめんね。

 アイルランド人は、好きなんですよ、こういう会話。
 ・・・ってとこで〆ることにしよっと。

 年が明けて、少ししたらまたアイルランドに行ってきます!
 料理本、完成させるために。

 よいお年を迎えてくださいね!

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松井ゆみ子のアイルランド・キッチン・ダイアリー「ポークinサイダー」

2011-12-12 09:15:03 | 松井ゆみ子のキッチン・ダイアリー
 先週末、松江で開催されたアイリッシュ・チャリティイベント、たくさんの方たちの尽力で無事に終えることができました。

好評だったポークinサイダー。レシピは近々、山陰日本アイルランド協会のHPにアップされるはずです。来年までお待ちいただければ、わたしの料理本にも掲載されると思います。
 「IRELAND supports JAPAN」と題して、アイルランド関連団体が東日本大震災からの復興支援のために次々とチャリティイベントを開催しているのですが、今回の松江のイベントもその一環です。

 ずっと、何ができて何をすべきか迷ったままでしたので、今回は遅ればせながら、すこうしお手伝いできて安堵するとともに、これをスタートにしたいと思ってもいます。

 主催者の山陰日本アイルランド協会は、アイルランド出身の作家の小泉八雲のひ孫にあたる小泉凡さんと、奥さまの祥子さんのおふたりが中心になり、松江で精力的にアイルランド文化を広める活動を続けています。

 ですから、いやはや松江の「アイルランド度数」の高いこと!
 今回いただいたトークのお題も「モダン・アイリッシュの食卓」でした。

 祥子さんいわく「松江の人たちはすでに、アイルランドの伝統料理のことはよく理解しているので、その次の話を」と、ハードルを上げてきます。

 でも、わたしのほうも、最近のアイルランドのレポートを発表する場はあまりないので、ありがたいテーマでした。
 
 また、サンプリングとはいえ100人規模でアイルランド料理をつくったのは、正直この日が初めて。
でも有能なスタッフの方たちが、てきぱきと手伝ってくださったので、実に順調に料理することができ、いらした方たちも「おいしい!」と言っていただいて、感無量です。

 メニューは、キッパーのディップのブラウンブレッド・オープンサンドを前菜に、メインはポークinサイダー。これは自画自賛したくなるくらい、カンタンでおいしいので、今つくっている料理本にも急遽入れようかなと思い始めているところです。デザートは、プラニーの海藻料理本からのレシピで、海苔と抹茶のアイスクリーム。これに、ホットウィスキーをおつけしました。

 ピーター・バラカンさんのお話も興味深く、アイルランドの音楽が世界各国に渡って影響を与えていく様子を、たくさんの楽曲を聴きながら説明してくださいました。
 あらためて、ああ、そうだったのかと、納得できたり驚いたり。目からウロコの連続でした。

 小泉凡さんは、震災後に宮城県を訪れています。「みちのく八雲会」という八雲の研究会のつながりで、このチャリティイベントで得られた義援金も、八雲会のリーダーの方へ渡るそうです。

 多くの義援金が、使いみちが決まらずプールされるばっかりとか、公平にと1人あたり微々たる金額になってしまうなどと耳にするたび、残念な気がしていました。
 ですから、このように凡さんが懇意にしている方たちを通じて、義援金を使っていただけるのは理想的だと思います。

 意義あるイベントによんでいただいたことを光栄に感じました。
 もう純粋に楽しかったので、それだけで充分だったのですけど、アイルランド流の「困っている人は、ほっておけない」気質から始まった「IRELAND supports JAPAN」に参加できて嬉しく思うととも に、継続していきたいと意識をあらたにもしています。

 ご来場くださった松江の方々、尽力されたスタッフの方々に、この場を借りてお礼申し上げたいです。
ありがとうございました!

 松江の風景や、太陽の光線が、びっくりするほどアイルランドに似ています。
 大好きな町です。みなさんも、一度遊びに行ってみてくださいね!「いちばん近いアイルランド」かも。



※イベントの詳細はクリックすると、大きく表示できます。

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松井ゆみ子のアイルランド・キッチン・ダイアリー「イベント真っ最中」

2011-12-05 09:50:26 | 松井ゆみ子のキッチン・ダイアリー
 先週から、横浜「外交官の家」でのイベント「ケルトの国のクリスマス」が始まりました。
いやもう、会場になっている洋館の素敵なことといったら。打合せや飾りつけでもうすでに何度かお邪魔しているのですが、すっかり住人の気分。

これがヌーナン家のノリタケのディナープレート。クラシカルでしょう?どんなお料理にも合うし、柄が主張しすぎず飽きません。
 お花のアレンジの先生とスタッフの方たちの、クリスマスデコレーションも素晴らしいです。
テーブルセッティングで使われているのは、ノリタケのアイルランドバージョン”エイダン”シリーズ。
これはまだ見たことなかったなぁ。

 マークのママがそろえた、ヌーナン家のディナープレートセットはノリタケでした。
今は、マークとわたしの家にすべて持ってきていて家宝になっています。

 最初見たときは、とてもヨーロッパっぽい柄なので、きっとイギリス製と思いました。
 お皿を裏っ返すと、ノリタケの文字。アイルランドに工場があるなんて当時は知りませんでしたから、ずいぶんと驚いたものです。

 マークのママは日本製品のファンだったようで、車もニッサンでした。壊れなくていいって。
靴を脱いで、ストッキングのままアクセル踏んでる姿が思い出されます。

 その車も16歳で廃車になっちゃいましたが、ノリタケのお皿たちは現役です。

 外交官の家の大広間で、なかよしの奈加靖子さんの歌とアイリッシュハープの調べを聴くのは至福のとき。素晴らしいので、ぜひ聴きにいらしてくださいね!

 18日には、ICTを代表して、岡田のり子ちゃんがアイルランド旅行&留学に関するお話をしてくれます。行ってみたいなぁと思う方は必聴です。

 フレンドリーな、のりこちゃんですから、質問などにもたくさん答えてくれますよ~
 さて、わたしはといえば、次はワークショップです。

 おかげさまで「ミンスパイ」にご興味お持ちの方が多いらしく、予約がいっぱいになりつつあり、すでに11時30分からという「追加講演(?)」を設けました。

 まだ少し、席があるようですので、行ってみようかな?と思ってくださっていたら、お早めにご予約くださいませ~

 試食用のミンスパイ、そろそろ仕込みを始めます。
 本来のレシピだと10月に入ってミンスづくりを始めるのですが、クリスマス直前でも間に合うつくりかたを研究したので、それをご披露したいと思います。

 アイルランドでは今でもミンスパイは、クリスマスのときにしかつくりません。
 本格的につくろうと思うと、材料もたくさん要るし、なによりミンスをつけこむためのお酒が要るし、そこそこ贅沢なお菓子なのです。

 そんなお話もまじえつつ、かんたんバージョンのレシピもお伝えする楽しい会になるはずですから、ぜひお越しくださいね!

 初日にも、ブログを見ていらした方にお会いして、とても嬉しかったです!
 23日のフィドルとアイリッシュハープのワークショップには、生徒で参加する予定。すみっこで、こそーっと静かに弾いてみます。

 今週末は、いよいよ松江のイベント。
 スタッフのチームワークもばっちりで、今からとっても楽しみ!
 当日のレシピなど、また後日談をご報告しまーす。



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