ハロウィンの夜、アイルランドは無情の雨。
おかげさまで静かな夜を迎えることができました。
天気がよかったら、花火だらけで騒々しいことこの上なし。
こどもたちが家をたずね歩くのは、それなりにかわいいし、伝統行事なので大事にしたいところですが、毎年のことになるとなかなかそうも言っていられません。
特に家でひとりでいるときは。ハロウィンの夜、マークはアメリカへ競馬(ブリーダーズカップ)を観戦に行っていて留守。彼から「ドアベル鳴っても出ちゃだめよ」ときつく言われてました。
お菓子も用意もしていなかったし。
でも今年のハロウィンの夜の静けさといったら・・ちょっと、さみしいくらいでした。
窓からそーっと外を見ると、ジャケットのフードを深くかぶってもびしょぬれのこどもたちが、親につきそわれながら、むなしく家々をめぐる姿が、わずかに見られるだけでした。
先週、アイルランドに戻ってきたばかりのあたくし。
まずは成田でフライトが2時間以上遅れてる旨の告知。はいはい。
成田空港第一ターミナルですが、南ウィングはひさしぶりなので、喜んでぶらぶら。
これはきっと経由地コペンハーゲンで1泊コースねと思い、マークに電話。
しかし、公衆電話から国際電話をかけるのにまず往生。どうするんだっけ??
ま、時間、あるし・苦笑
ずーっと、あたくしを注視してるひとがいたとしたら、すっごく面白かったと思います。
テレフォンカード購入後、入れてはいけませんって書いてあるとこに、疑いもなくカードつっこんだりするし。
ようやく電話できてもアイルランドは夜中なので、当然、相棒マークは電話に出ないし。
「フライト遅れてます。ダブリン空港に来る前に情報をチェックせよ」とい短いメッセージを残し、今のネット環境に珍しく感謝。彼は空港へ向かう前に、わたしのフライト状況を知るでしょう。
以前は、空港でしかわからないことが多く、何度も足を運ばせたりしたのよ~
最終的に、コペンで1泊はならず。
したい。ってリクエストしたのに「だめ。今日中にダブリンに着けるフライト見つけたから」と、無情な告知。しかし、走らされるのだ。だって次のフライトはデュッセルドルフ(それってどこだっけ?)行き10分後発。「大丈夫よ~チェックインすんでるから待っててくれるって」。
すばらしいね、エア・リンガス。
待っててくれただけでなく、「無理。間に合わないから、はしょろう」って寄らなかったトランスファーデスク(搭乗券がないときは、ここで出してもらわないと、ほんとは乗れません)が気がかりだったのですが、理由を話すと搭乗券を出してくれました。
遅れてたのよ、ここも・苦笑
スーツケースは予感していたように、ダブリンでは受け取れませんでした。
あたしがやっと乗れたのに、スーツケースが間に合うわけ、ないもんね。
ニューブリッジの家まで届けてくれるというので、らくちん~と喜んで帰ったのですが、
手元に来るまで2日を要しました。
あたしはいいよ、家に着替えあるし。
友人がダブリンに1週間の予定で遊びに来たとき、スーツケースが出ず、手元に来るまで3日かかったことがあり、以来、最低限必要なものは手荷物に入れておこうと学習したのでした。
あ、滅多にあることではないので、ご心配しすぎないよう。
こういうことを経て、何事にも動じないニンゲンになっていくので、旅は素晴らしい学習の場なんですよ
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