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松井ゆみ子のアイルランド・キッチン・ダイアリー「海藻料理本」

2009-12-21 23:44:32 | 松井ゆみ子のキッチン・ダイアリー
 ようやく出版されました!Dr. Prannieの海藻料理本「The Seaweed Kitchen」。
ネットで検索すると、11月末に開催されたバーミンガムやダブリンのフードショウでの、彼女の料理デモの様子などが見られるようです。

ニューブリッジの冬景色。実は今年の春先に撮影したものです。アイルランドでは、めったに雪は降りませんが、たまーにはこんな日も。マークと初めてクリスマス・イヴの夜、教会のマース(ミサ)に行ったときは雪でした。
日本でも買える燻製サバの缶詰。パッケージの写真そのまま、黒コショウがばっちりきいてて、しっとりしてて旨いです。
 まだ、本のネット販売はしていないようなのだけど、アイルランドの本屋さんでは入手できるはずなので、旅される方は探してみてください!

 実はまだ、わたしも現物を見ていないので、早く見てみたい~
クリスマスで郵便が混雑してるため、送ってくれるのは年明けかな。

 レシピが100ほど入っていて、海藻の図鑑みたいなページもあり、すごく濃い内容です。

 あ、原稿の段階ではパソコンで見ているので。
 レシピは、UKやアイルランドの著名シェフからも寄せられています。
写真も、シェフご指名のフォトグラファーや、向こうのメディアで活躍しているフォトグラファーなど、何人か起用されていて、その中に、わたしの写真もまざっている(はず・笑)って、光栄なことです。

 最後の最後で、撮りこぼしたカットを東京で撮影して、メールで送ったりしたのだけど、あれは間に合ったのかな。本を手にするのが楽しみです。

 いずれ、日本でも出版できるといいなと思っています!

 プラニーのだんなさん、ジョニーがサバ漁船の船長さんという話は、前にも書きました。よね?

 アイルランドのサバやアジ、けっこう日本に輸入されているんですよ。
 だいたいアジなんて、現地ではちっとも売られていないのに、西荻の西友で「アイルランド産アジ」を見たときに、なんだ捕れるんじゃん!と、かなりびっくりしました。

 おまけに開きになってるし。どこの時点で開きになるのか、わかりませんが、どんな魚も頭つきで開きにしたものなんて、アイルランドじゃあ見たことありません。

 サバは、燻製にしたものの缶詰があって、これが日本でも手に入ります。旨いです!

 燻製サバは、アイルランドでポピュラーになっています。ファーマーズマーケットで、スモークした魚を細々と売っていた職人さんが、少しずつ顧客を増やし、結果、大手スーパーマーケットのテスコのブランドに買い取られた例もあるくらい。

 彼の燻製サバは、黒コショウいっぱいで、いちばんのお気に入りです。
が、日本で入手できるサバ缶、同じくらいイケます。

 缶詰といっても、オイルづけになっているので、身がしっとりしてて、そのままほぐしても食べられますが、わたしのおすすめは、この食べ方。


@サバ缶のディップ
 サバの身をほぐす。ここに、くずしたゆで卵1個、パセリのみじん切り適量、レモン汁適量、ショウユ少々をまぜあわせます。これをパンや、クラッカーにのせれば、カンタン前菜のできあがり。

 マヨネーズでもオッケーです。バルサミコをちょいとふったり、パセリのかわりに、ディルを使ったり、タマネギのみじん切りや、小ネギなどをまぜても。細かくきざんだリンゴとキューリも合います。

 クリスマスや、お正月のオードブルに「アイルランドのサバだよ~」って登場させてあげてください。

 サバ缶「燻製サバスパイシー・オイル漬」は、川口貿易さんで買えます。わたしは吉祥寺の三浦屋で買ってましたが、取り扱い店も教えてくれます。
http://www.kawabo.com

 伝統食材の燻製ニシン、キッパーも缶詰になっていて、こちらも川口貿易さんで買えます。

 キッパーは、卵との相性がよく、またご飯にも合うので、日本流の食べ方を考案したいと思っています。

 そーだ、きっとマッシュポテトにまぜて、コロッケにしたり、フィッシュケーキにしてもおいしいと思う。ホワイトソースにからめて、マッシュポテトでふたしてオーブンで焼くフィッシュパイにしてもいいかも。よし、試してみよう!

 これだっていうのができたら、またご報告しますね。

 さてさて、今年もまもなく暮れようとしています。
 今年は、たくさんの新しい出会いがあり、充実した1年でした。

 来年は、たぶん夏になる前に、本が出せそうです!やった~
 新年明けて第一弾のキッチンダイアリーでは、拙著新作が、どんな本になろうとしているのか、”ちょい予告”をしたいと思っています。

 少し早いですけども、今年はこれにて冬ごもりに入ります。
 愛読してくださって、ありがとうございました!来年も、ひき続き、どうぞよろしくご贔屓のほどを。

 Happy X'mas & Happy new year !! from Yumiko XXX


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松井ゆみ子のアイルランド・キッチン・ダイアリー「グリーンスポット」

2009-12-07 00:25:53 | 松井ゆみ子のキッチン・ダイアリー
 ウィスキーのおいしい季節になりました。
日本では、ハイボールが流行ってるんですって?

グリーンスポット。輸入元・エイコーンから写真をご提供いただきました。通販してますので、クリスマスプレゼントにいかが??もちろん、あげないで自分のものにするのも賢い選択です!
http://www.acornsquare.jp/index/irish/irish.html
 ふぅーん。1杯目には、よござんす。氷を入れて、ソーダで割って、飲みやすいしね。
 しかし、飲み続けるには、どうなのかなぁ?お腹がいっぱいになんない?炭酸で。

 ウィスキーは大人の飲み物ですんでね、やはり味わいを大切にしませんと。
できれば、生のままで。身体のことを考えたら、お湯割りがいいです。香りはそのままに、アルコールだけちょっと飛びますから。

 それに、ウィスキーはやはり冬の飲み物ですから、身体をあたためなければウソよ。

 スコッチのことは知りませんが、アイルランド流の飲み方は、お湯割りか、水道水をすこうし入れて割ったもの。生のまま、水道水をチェイサーにする人もいます。

 初めて飲みました、グリーンスポット。アイリッシュ・ウィスキーです。
ついこの間まで、ダブリンのシェルボーンホテルのすぐ近くにあった老舗酒屋のミッチェル社のオリジナルブランドのウィスキーです。

 これ、日本で入手できるんですよ!
輸入元の業者さんからサンプルをいただいて飲んでみたのですが、香りが美しくて、おいしい!!

 冬の夜長を豊かなものにしてくれます。
 今まではジェイムソン一辺倒で、レモンとクローブ入れたホットウィスキーにしてましたが、グリーンスポットは、そのまま飲むのがいいかも。強すぎると思う方は、お酒と同量のお湯で割るのがいいかな。

 ダブリンのミッチェル社、今は元シアターポイント、現Q2方面のドックランドに場所を移して営業中。クリスマス・ギフトを探すならミッチェルにって、マークの兄さんに教えてもらい、何度かシェルボーン近くの店に行ったことがあります。

 親切に相談にのってくれて、試飲もさせてくれるし、居心地のいいお店でした。
きっと今も、大きな店舗になったみたいだけど、お店の哲学は同じだと信じています。

 ビール命のわたくしですが、そろそろ、ゆっくりじっくり飲めるお酒が恋しい季節になりました。
日本酒なら澤の井、ウィスキーはアイリッシュ。食もお酒も「ローカル」で。


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