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松井ゆみ子のアイルランド・キッチン・ダイアリー「ひとりごはん」

2010-01-25 00:21:27 | 松井ゆみ子のキッチン・ダイアリー
 いつも「ひとりでいる時間が少ない」と、贅沢な不平を言っていました。
 今までのわたしの人生、ひとり暮らしの経験が、おそろしく少ないのです。

アイルランド直輸入のセルフレイジング・フラワー(ベーキングパウダー入り小麦粉)でつくった甘くないパンケーキの朝ごはん。どっしりした小麦粉の味がうれしい。
 20代は、ほとんど仕事場ですごしていたし、30代中盤からのほとんどは、マークとすごすか、実家で両親と暮らしてきたし。

 それが今、突然のひとり暮らし。といっても、母が病院から戻るまでのいっときなんですが。

 幸い、母は積極的に治療にのぞみ、経過もよく、病院での食事もしっかりたいらげ、元気な患者しています。やれやれ。

 気の毒な父は、ショートステイ中ですが、こちらも変わりなく、わたしは病院とホームを行ったり来たりの落ち着かない生活ですけども、顔見に行かないと、もっと落ち着かないので、日々ばたばたとすごしているとこです。
 
 3人家族が、いっきにひとり。予測してなかった事態なので、注文してあった生協の野菜やら、お肉やらをひとりで食べていくのが、大きな課題です。これも贅沢な話なんですが。

 でもねぇ、お米5キロ、まったく減りません・・
 最初の頃は、寒い夕暮れの病院帰りに、ちょいと1杯、日本酒であったまりたいなんて、近所のお蕎麦屋さんに寄ったりしていたのですが、2日ほど続けると、テキトーでもいいから家で食事したくなるもんですね。

 昨日は、サバの味噌煮に、ほうれんそうのおひたし。しかし、魚屋さんで「サバ一切れ」と言いかけて、待てよ、煮ておけば明日もつまみにできるしな、と二切れ買うことに。

 いいサバだったのよ、大きかったし。
 この間は、肉じゃがの残りの肉をたまごとじにして、牛丼風にして、かっこんでたところに、おとなりのママから、お手製ちらし寿司の差し入れが。

 ママはお料理上手で、具だくさんのお寿司はおいしそう。
 どんぶり一杯ご飯食べたあとだったのに、ちょっと時間をおいて、お寿司も完食。ひゃ~

 ばてたらいけないと思うもんで、えらく、がっつり食べてる今日この頃。
 おまけに、野菜など、材料が少し残っても”うざい”し、しぼんでは元も子もないので、えーい使ってしまえと、一発使いの一発食い。

 親の介護生活なんて地味な事態なのに、体重増やした、わたしっていったい・・・

 アイルランドでひとり暮らしを強いられているマークは、仕事が休みの日に、大きな肉の塊(ラムだったり、塩漬けの豚つまりハムなど)を買い込んでローストしたり、大なべで煮込み料理をつくって、数日間食いつないでいるようですが、わたしも同じようなもの。

 でもね「つくりすぎない」というのも大事なポイントかも。わたしはやはり、同じものを2日以上続けて食べると、ちょっと飽きちゃうので。

 たとえば煮込みだったら、最初はシンプルな野菜(たまねぎ、にんじん、マッシュルームくらい)でつくっておいて、それに翌日トマトとかじゃがいもとか、ニュアンス変えられる材料を投入していく手もありますが。

 今日は、牛肉を二手にわけて、多いほうでビーフストロガノフを、少ないほうで大阪風の肉吸いをつくりました。

 肉吸い、食べたことないんだけど、牛肉でだしをとり、ねぎのみじん切りをわーっと入れたものらしく(詳しい方、これ読んで「ちゃうねんなぁ」と首をふらないでね。なんせ、雑誌でちょろっと見ただけなので)

 その真似事して、おうどん入れたのだけど、おいしかったよ~
 これならアイルランドでもウケそうだな。


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松井ゆみ子のアイルランド・キッチン・ダイアリー「アイルランドから来たフィドル」

2010-01-11 13:23:38 | 松井ゆみ子のキッチン・ダイアリー
 買っちゃいました!アイルランドから直輸入されたフィドル!!

ついにGET。アイルランド直輸入の新”アンティーク”のMYフィドルです。
 なんだかんだで、習い始めて1年がたち。続くかどうか、わからなかったので、とりあえずの気持ちで買った安い楽器が、少々もの足りなく感じ始めまして。

 最初に、まずいい楽器を買っちゃって、自分にプレッシャーをかける。という手もあるのですが、わたしは「道具にたよらず、まず練習」と思う方。

 カメラも、そうでした。そこそこの機材で、ばんばん撮りまくって、もの足りなくなったら、ちょっとずついい機材をそろえていく。・・・って、結局、 今も、そこそこの機材のままなんですけど・笑

 話は少しそれますが、わたしが愛用していたのは、ニコンのFM2。今は、FM10という名になり、デジカメ全盛のなか、かろうじて生き残ってくれました。

 これをそこそこっていっちゃ、失礼だわね。すぐれものなんです。
必要最小限の機能で、軽量だし、露出計も敏感すぎず「ま、こんな感じ」と、おおざっぱに教えてくれて、「ほんとかよ?」って半信半疑でも、そのとおりの露出で撮影すると、ちゃんと撮れてます。

 昔、FM2のお兄さん的存在のF3を使ってましたが、これは露出計が敏感すぎて、アイルランドには向かなかった。だって、陽が差したり、曇ったり、忙しい場所でしょ?露出計が、ぴこぴこ狂ったように動くのよ。結局、自分の勘を頼りにすることが多かった気がする。

 FM2のいいとこは、うまく間をとって「こんなもんでしょ」って教えてくれて、たいてい、わたしが望むような感じで撮らせてもらえたの。

 だからフィドルも、わたしの腕に余るようなものではなく、でもちゃんといい音が出て、楽しく使えるものが欲しいなあって思い始めていました。

 ときどきレッスンしていただいているフィドルの先生は、田村拓志さんといいます。

 アイルランドのトラッドミュージックの雑誌に紹介されていて「ひゃ~日本でも、フィドルを教えている方がいるんだ。おまけに生徒さんもたくさん!」って、かなり驚きました。

 田村さんは、長いことゴールウエイに住んでいらして、地元のミュージシャンたちとCDを制作し、現地のCDセールスチャートにもランクインしている凄腕です。

 まさか、わたしが田村さんのレッスンを受けるチャンスがあるなんて、そのときは思ってもみませんでした。

 WEBで検索してみると、レッスンは中野で、ニューブリッジからダブリンに行くより近いじゃないですか!ただ人気が高くて、なかなか予約がとれないのですが、去年の秋から、ときどき通い始めています。

 東京にいながら、アイルランド流のフィドルが習えるなんて、素晴らしいでしょう?

 田村さんは、アイルランド現地からフィドルを取り寄せることがありHPで「1本入荷」の告知をしていました。

 12月にアイルランドに行くつもりだったわたしは「今回は、絶対フィドル買ってくるぞ」って決めていたのに、かなわなくなっちゃったので、これは田村さんから買うしかないなと思いをつのらせ、でももう売れちゃったかな?と遅ればせの連絡をしてみたら、なんとまだありました。

 これはもう、わたしが買うようにできておる。で、買っちゃいました!

 レッスンの日に、試し弾きをさせていただいて、気に入ったら購入。という段取りだったのですが、もうすっかり買う気になっていたわたしは、「帰りに楽器2台持つのは、たいへんかな」なんて、ずぼらなことを考え、自分の楽器を持たずに行ってしまいました。

 田村さんの驚きのひと声「あれ?楽器は??」
 新しい楽器(新しい、といってもアンティークですが)は、すぐに弾けませんよといわれて、びっくり。

 でも、そうなの。今までのヴァイオリン仕様の楽器と、アイルランドでフィドル仕様に手直しされた楽器は、まったく異なっていました。

 伝統音楽特有の装飾音が弾きやすいように、弦を持ち上げている駒が低くなっていて、弦同士の距離が近づいた感じ。気をつけないと、すぐに隣の弦を一緒に弾いてしまいます。その分、弓はすべるように弦を行き来してくれるのだけど。

 なによりかにより、フィドルのケースをあけたら、アイルランドの匂いがしたのが、まず嬉しかった。

 音も、そりゃ、ぜんぜんちがいます。今度は、ヴァイオリンではなく、フィドルの音がします。

 「弾きたい気持ちが先走ってますね。まずは弓をちゃんと使いましょう」先生に指摘される。

 ああ。いつも、そうだ。頭のなかでは、こう弾きたい!が渦巻いてるけど、いきなりできるわけないのにね。

 朝、目が覚めると、もう弾いてみたいの。練習って感じじゃないです。ただもう、こどもみたいに、楽器にさわっていたい感じ。

 何度弾いても、思ったようには弾けないし、でもたまに、へぇ?!ってびっくりするような、いい音が出て、これがもと続くといいなと思うと、やめられなくなります。

 2010年。わたしにとってのフィドル元年です。

 田村さんのフィドルレッスンにご興味のある方は、
http://www.geocities.jp/irishfiddlemusic/


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松井ゆみ子のアイルランド・キッチン・ダイアリー「新著予告・他」

2010-01-05 23:00:33 | 松井ゆみ子のキッチン・ダイアリー
 あけまして、おめでとうございます!

キャシェルの大衆食堂で食べたチキンパイ。やさしい味で、おいしかった~。日本でいえば、親子丼とかを食べる感じかな。フツーだけど、いつ食べても嬉しくて、あたたかい気分になれる一品です。
 東京のこの冬は、なかなかしっかり寒いですね。アイルランドは大寒波らしく、氷点下の日が続いているとか。路面が凍結して車を走らせるのがコワイと、マークは仕事場に車を置いて電車とバスで帰宅した日もあったそうです。

 91年に、わたしが初めてダブリンに行った年もそんな感じで、朝方は夜露が凍るのか、いっつも道がつるつるで、こわかったなー。松葉杖ついている人が目立ち、スケートリンクみたいな町だなと思ったものです。以来、アイルランドの冬は何度も体験したけど、地球温暖化を実感するような、ゆるい冬が多かったのですが、今年は本来のアイルランドに戻ったかのよう、らしいです。

 クリスマスあたりのこと。
映画「ONCE」ですっかり日本でも著名になったグレン・ハンサードが、ダブリンの町中でバスキングをしたと聞きました。なんと、そこに乱入したのが、U2のボノさま!

 いいなー、アイルランドって、なんでもありなのよ。
ボノが道で歌っても、大混乱になってしまわないところが、あの国のいいとこなんだよな~
 
 さて。今年は「ケルトの国のごちそうめぐり」以来の新刊が出ます。やった~
タイトルはまだ未定ですが、アイルランドで、わたしが泊まり歩いた「学べる宿」がテーマです。

 料理レッスンや乗馬などを楽しめる「体験型の宿」をとりあげつつ、アイディア豊富なアイルランド人の魅力や、アイルランドを旅するときのヒントになるような話題を満載する予定です。

 千早書房といって、旅にまつわる良書をたくさん出している出版社から、です。
初めてのチームとの仕事は、とてもエキサイティングです!
今年の夏までの出版を目指しているので、ご期待くださいませ!!


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