先週末、友人の結婚式に出席しました。
新郎新婦ともに、なかよしなので、新しい門出に立ちあえるのは嬉しいものです。
アイルランドのへそとよばれるBirrの近くの小さなヴィレッジが、新婦の故郷。地元の教会でのセレモニーは、クワイアがとっても素晴らしく、感動的でした。
2時間の長丁場ですが、あっという間。ディナーは、Birrの町を少しはずれたところにある大きなホテルでおこなわれるため、各々車で移動するのですが、その前に小一時間ほど教会近くのパブに分散して、仲間と一杯ひっかけます。
ほとんどのゲストは、式場の近くに宿をとります。幸い、マークとわたしは、新郎の友人たちとともに式場のあるホテルにお泊まり。
アイルランドの結婚式は、すごく長丁場なので、途中で抜け出して部屋でひと息つくのは、けっこう重要なポイントです。
ディナーにそなえて、朝シリアルを食べたきりで、すきっ腹なところに、よくばりなわたしはウェルカムドリンクのピンクシャンペーンを2杯もいただき、すでにほろ酔い。ディナーは、スモークサーモンのスターターから始まりました。フレンチキュイジーヌスタイルで、こじんまりとしたもりつけが嬉しい。マークはメインに魚を選んだので、スターターは生ハムとメロン。もちろん、少し盗み食いします。
次にレモンソルベ。マークはスープを選んだけどパンはスキップ。ようやく学習したらしい。わたしらは、パンが大好きで、おしゃべりしながらワインでパンをつまんでいるうちに、メインがくる頃お腹がふくらんで何度後悔したことか。
メインは、中部地方ですからね、やっぱり肉でしょう。ビーフですが、ステーキではなくロースト。グレービーがたっぷりかかっていてウレシイ。クリーム状のマッシュポテトの上に鎮座ましますビーフスライスの隣にローストポテト。ご丁寧に、別皿にもられたチャンプ(マッシュポテトにスカリオン=あさつき、が、まぜてある)をもってしまう、アイリッシュなわたし・・。
マークが選んだ魚料理は、ちょっと珍しい。サーモンとタラが重ねてあり、マッシュポテトとともにミルフィーユ状にしたもの。
「ビーフORサーモン」は、アイルランドで有名なジャンプレースの馬の名ですが、昔スタイルのレストランでは「肉料理にしますか、魚料理にしますか?」でなく「ビーフまたはサーモン」の選択がポピュラーでした。今は少しかわってきてるけど。
デザートは、プチフール。これもアイルランドでは新しいスタイルなの。
ふつうは、どっかんと、ひと種類が、どうだ!という感じで登場します。
甘党でないわたしは、少しずついろんな種類が味わえるので、プチフールの盛り合わせはありがたいのだけど、甘党のマークは、食べた気がしないと少々不満気味。どっちが贅沢なんだろう??
小さなシュークリーム、ミニチュアのパヴァロヴァ(メレンゲの上にクリームとフルーツがのったお菓子)、ゴーフルにもったアイスクリーム、リッチなチョコスポンジ。コーヒーをいただいたところで、沈没。いったん部屋に引き揚げます。
この後は、同じ場所で延々、無礼講が続きます。
ちょっとうとうとして、ようやく気力が戻ったのは12時を回ったところ。しかし「絶対にまだもりあがってる」と確信してたので、式場に戻ってみると案の定、式場はダンスパーティと化していました。
DJが(バンドなことも多い)、もんのすごい音量でガンガン音楽を流しています。日本であまり大きくないコンサートをしたカトリーナ&ウェイヴスの曲で、みんな大喜びして踊るのにびっくり。逆に、U2ではダンスフロアがガラすきになって、ちょっとさみしい。けど、踊りにくいのかも。
Birr出身のシンガーソングライター、マンディの曲は大もりあがり。
踊るのは若い子だけでなく、新郎新婦のご両親や親戚もしっかり加わり、最後はほとんどフォークダンスののりに。みんなで手をつないで、フロア中を使って踊り、というか駆け巡るというか。
この間、新婦はずぅっとウエディングドレスのままで、最後は靴を脱いで裸足のまま、踊りの輪の中心にいるのがすごい。そのスタミナダンスパーティがお開きになった後は、バーに移動し、さらにみんな酒を酌み交わすのですが、さすがにバーも閉めるという頃、外はすっかり明るくなっていました。
1日がかりのウエディングは、アイルランドではごくノーマルなことです。
マークとわたしが、15年ちかくつきあっているのに、いまだにケッコンにふみきれない大きな理由は、このタフなケッコン式をどう乗りきるか?という点につきるような気がしています。
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新郎新婦ともに、なかよしなので、新しい門出に立ちあえるのは嬉しいものです。
アイルランドのへそとよばれるBirrの近くの小さなヴィレッジが、新婦の故郷。地元の教会でのセレモニーは、クワイアがとっても素晴らしく、感動的でした。
2時間の長丁場ですが、あっという間。ディナーは、Birrの町を少しはずれたところにある大きなホテルでおこなわれるため、各々車で移動するのですが、その前に小一時間ほど教会近くのパブに分散して、仲間と一杯ひっかけます。
ほとんどのゲストは、式場の近くに宿をとります。幸い、マークとわたしは、新郎の友人たちとともに式場のあるホテルにお泊まり。
アイルランドの結婚式は、すごく長丁場なので、途中で抜け出して部屋でひと息つくのは、けっこう重要なポイントです。
ディナーにそなえて、朝シリアルを食べたきりで、すきっ腹なところに、よくばりなわたしはウェルカムドリンクのピンクシャンペーンを2杯もいただき、すでにほろ酔い。ディナーは、スモークサーモンのスターターから始まりました。フレンチキュイジーヌスタイルで、こじんまりとしたもりつけが嬉しい。マークはメインに魚を選んだので、スターターは生ハムとメロン。もちろん、少し盗み食いします。
次にレモンソルベ。マークはスープを選んだけどパンはスキップ。ようやく学習したらしい。わたしらは、パンが大好きで、おしゃべりしながらワインでパンをつまんでいるうちに、メインがくる頃お腹がふくらんで何度後悔したことか。
メインは、中部地方ですからね、やっぱり肉でしょう。ビーフですが、ステーキではなくロースト。グレービーがたっぷりかかっていてウレシイ。クリーム状のマッシュポテトの上に鎮座ましますビーフスライスの隣にローストポテト。ご丁寧に、別皿にもられたチャンプ(マッシュポテトにスカリオン=あさつき、が、まぜてある)をもってしまう、アイリッシュなわたし・・。
マークが選んだ魚料理は、ちょっと珍しい。サーモンとタラが重ねてあり、マッシュポテトとともにミルフィーユ状にしたもの。
「ビーフORサーモン」は、アイルランドで有名なジャンプレースの馬の名ですが、昔スタイルのレストランでは「肉料理にしますか、魚料理にしますか?」でなく「ビーフまたはサーモン」の選択がポピュラーでした。今は少しかわってきてるけど。
デザートは、プチフール。これもアイルランドでは新しいスタイルなの。
ふつうは、どっかんと、ひと種類が、どうだ!という感じで登場します。
甘党でないわたしは、少しずついろんな種類が味わえるので、プチフールの盛り合わせはありがたいのだけど、甘党のマークは、食べた気がしないと少々不満気味。どっちが贅沢なんだろう??
小さなシュークリーム、ミニチュアのパヴァロヴァ(メレンゲの上にクリームとフルーツがのったお菓子)、ゴーフルにもったアイスクリーム、リッチなチョコスポンジ。コーヒーをいただいたところで、沈没。いったん部屋に引き揚げます。
この後は、同じ場所で延々、無礼講が続きます。
ちょっとうとうとして、ようやく気力が戻ったのは12時を回ったところ。しかし「絶対にまだもりあがってる」と確信してたので、式場に戻ってみると案の定、式場はダンスパーティと化していました。
DJが(バンドなことも多い)、もんのすごい音量でガンガン音楽を流しています。日本であまり大きくないコンサートをしたカトリーナ&ウェイヴスの曲で、みんな大喜びして踊るのにびっくり。逆に、U2ではダンスフロアがガラすきになって、ちょっとさみしい。けど、踊りにくいのかも。
Birr出身のシンガーソングライター、マンディの曲は大もりあがり。
踊るのは若い子だけでなく、新郎新婦のご両親や親戚もしっかり加わり、最後はほとんどフォークダンスののりに。みんなで手をつないで、フロア中を使って踊り、というか駆け巡るというか。
この間、新婦はずぅっとウエディングドレスのままで、最後は靴を脱いで裸足のまま、踊りの輪の中心にいるのがすごい。そのスタミナダンスパーティがお開きになった後は、バーに移動し、さらにみんな酒を酌み交わすのですが、さすがにバーも閉めるという頃、外はすっかり明るくなっていました。
1日がかりのウエディングは、アイルランドではごくノーマルなことです。
マークとわたしが、15年ちかくつきあっているのに、いまだにケッコンにふみきれない大きな理由は、このタフなケッコン式をどう乗りきるか?という点につきるような気がしています。
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