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松井ゆみ子のアイルランド・キッチン・ダイアリー「イーストを使ったパン」

2010-10-25 21:57:23 | 松井ゆみ子のキッチン・ダイアリー
 もうご存知のように、アイルランドの伝統的なパンは、重曹を使ってふくらませるソーダブレッドとよばれる類のものです。

自家製イースト入りパン第一号。家中パンの香ばしい匂いに包まれるのが嬉しい。
 イーストを使ったパンを家庭でつくることは、ごく稀だったようで、今でもよほど料理の好きな人しかトライしないみたいです。

 その証拠に、スーパーで売っているイーストは、たいてい1回ぶんずつ小分けされたドライタイプのものくらいで「たまにしか使わない人向け」。でも、この小分けされたイースト、けっこう便利ですが。

 イーストの入ったパン、人気がないわけではないんですよ。
 信頼できるベーカリーで買うものとされていて、ファーマーズマーケットでも、バゲットや、ふわふわのホワイトブレッドは飛ぶように売れています。フォカッチだのチバタなども大好き。デーツなどをまぜこんだイーストパンも人気があります。
 
 長らく、わたしもイーストパンはパン屋さんで買うものとしてきました。
東京にいるときも、わが西荻はケーキも含めて、ベーカリーの激戦区。おいしいパンは簡単に手に入るので、わざわざ家で焼くことないか。と思えて。

 それが、ひょんなことでパン焼き器をGETしたのです。
不祝儀のお返しで、カタログから選ぶスタイルがあるでしょう?それで、前から興味だけはあったパン焼き器を選んだのです。ちょっとシュールな話ですが。

 あいかわらず母のいる病院に通っているもので、なかなかパン屋さんが開いている時間に買い物ができなくて、少々不便してもいましたし。

 おかげさまで母は週末たんびに帰宅できるようになり、毎回おいしいパンが食べたい!とリクエストされるので、家でつくれると便利だなぁと思い始めているところでもありました。

 新しもの好きの母は、パン焼き器自体にもずっと、わたし以上に興味津々でしたので、じゃあ、この際、これをいただくことにしようと決めたわけです。
 
 いちばんシンプルなタイプの機械ですが、なかなかよくできてますね!
何度かイースト入りパンづくりにトライしたことはありますが、おお!と自画自賛のよい出来のときもあれば、何これ?って悲惨なときもあり、コンスタントに「よし」とできないのがくやしかった。

 パン焼き器のなかで発酵が始まると、ぷーっと見事にふくらんで、焼き上がりもいい感じ。

 まずはインストラクション通りにつくってみたのですが、バターを増やしてみたり、改良の余地がありそう。生地だけ機械を使って、オーブンで焼いたり、遊べそう。
 
 すでに進化したパン焼き器がどんどん登場し、2台目、3台目を使ってる方も多いでしょうから、何を今さらって感じですけど、台所にやってくる新しい遊び道具はいつだって楽しいもんです。

 今度アイルランドに戻ったら、向こうにも絶対1台導入しよっと。


*前回は、またお休みしてしまって、ごめんなさい!
今後、月2回ペースは守りたいと思っていますので、どうぞあきれずにご贔屓のほどを!!
11月1日にも更新するので、ご覧くださいね。
ゆみこ


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