今つくっている料理本がどんなものなのか、ほとんどお知らせしていませんでしたね。
「和食の本ですか?」と聞かれることが多いのですが、和洋折衷です。
ばら寿司や、お味噌汁などの定番和食も紹介していますが、完全にわたしのオリジナルレシピで、みりんも、おかかも使っていません。出汁は基本、干ししいたけ(オランダ産オーガニックしいたけを家で干したもの)とアイルランドのケルプ(昆布)を使います。これだけで、けっこう味が決まるの。寿司酢はレモンとハチミツ、アイルランド産の良質なシーソルトとケルプで。
海外で売られている和食の料理本では、かつお節を使った出汁が紹介されていますけど、「出汁」とか「旨味」って聞いた時点で、家庭料理としてはぐっとハードルが高くなってしまうんですよね。レストランのシェフたちは、未知の世界で燃えるらしく、味噌やみりんなどを積極的に取り入れていますけど。
初めてアイルランドに来た20年前、みりんなんてアジア食材やで埃かぶっているのを見かけるくらいでしたけど、今やスーパーに外国ブランドのものまで並んでいるほど。
でもね〜せっかくの料理がぶち壊しになるようなしろものばっか。
みんなに強調しているのは「飲めないみりんは使うな」。
で、代用というにはあまりに素晴らしいものを発見。アイリッシュウィスキーです!!
香りがいいし、甘みがあるし、洋食だけでなく和食にも抜群の力を発揮するんです。
ニューブリッジあたりでさえ、スーパーで乾麺のうどんや日本蕎麦、パック入りの豆腐や味噌、醤油はもちろん、みりんやごま油まで買えるようになったものの、レシピは一向に紹介されず・・されても、え??っと思っちゃうものが多く。しょうゆの量が異常に多かったり(危険!)魚にお味噌塗りたくってグリルするだけとか、お味噌汁に出汁のおかかが具の合間にちらばってるとか、どんな大口でも食べづらい具だくさんの手巻き寿司とか。
外来の食材が根付くまでには時間がかかるし、その国のひとたちの好みがあるので、口出しする気がなかったのですけど、「せっかくなら、おいしく食べようよ!」と、おせっかいの気持ちからの料理本づくりなのです。
正直、わたしはさほど「和食命」というわけではなく、アイルランドに「通って」いる頃は、ここで日本食をつくることも、食べに行くことも、ほとんどありませんでした。
帰国したら、母がつくってくれるので、ここでは、ここでしか食べられないものだけ食べていたかった。それはどこの国に旅しても同じで、中華料理屋でさえ、滅多に行きません。
中華料理を食べまくったのは所用で出かけた北京だけ。
そんななので、日本を離れてもあまり不自由を感じないのかもしれません。
お弁当にテーマをしぼったのは、ここのランチボックスが、サンドウィッチ一辺倒でバリエーションがなく、日本のお弁当文化を少しでも伝えられたらいいなと思ったからです。
母がお弁当名人で、わたしが就職してからもつくり続けてくれて、うちの伝統でもあるから。
前の日の残りものでも、ちょっと手を加えてくれて。朝の忙しいときに、揚げものまでしてくれて、お刺身のフライや、揚げシュウマイ、お昼まで待てなくて、学生時代は早弁の常習でした・苦笑
もう少し詳しく本の紹介するつもりでしたけど、長くなるのでまた次回。
レシピはすでにおさめていて、まもなくデザインワークが始まるので、わくわく。
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「和食の本ですか?」と聞かれることが多いのですが、和洋折衷です。
これは本用なく、マークの”どか弁”。夏は競馬の開催が毎日あり、スタジオにカンヅメなので昼用と夜食分でこんな量。ダイエットはむずかしいな〜 |
海外で売られている和食の料理本では、かつお節を使った出汁が紹介されていますけど、「出汁」とか「旨味」って聞いた時点で、家庭料理としてはぐっとハードルが高くなってしまうんですよね。レストランのシェフたちは、未知の世界で燃えるらしく、味噌やみりんなどを積極的に取り入れていますけど。
初めてアイルランドに来た20年前、みりんなんてアジア食材やで埃かぶっているのを見かけるくらいでしたけど、今やスーパーに外国ブランドのものまで並んでいるほど。
でもね〜せっかくの料理がぶち壊しになるようなしろものばっか。
みんなに強調しているのは「飲めないみりんは使うな」。
で、代用というにはあまりに素晴らしいものを発見。アイリッシュウィスキーです!!
香りがいいし、甘みがあるし、洋食だけでなく和食にも抜群の力を発揮するんです。
ニューブリッジあたりでさえ、スーパーで乾麺のうどんや日本蕎麦、パック入りの豆腐や味噌、醤油はもちろん、みりんやごま油まで買えるようになったものの、レシピは一向に紹介されず・・されても、え??っと思っちゃうものが多く。しょうゆの量が異常に多かったり(危険!)魚にお味噌塗りたくってグリルするだけとか、お味噌汁に出汁のおかかが具の合間にちらばってるとか、どんな大口でも食べづらい具だくさんの手巻き寿司とか。
外来の食材が根付くまでには時間がかかるし、その国のひとたちの好みがあるので、口出しする気がなかったのですけど、「せっかくなら、おいしく食べようよ!」と、おせっかいの気持ちからの料理本づくりなのです。
正直、わたしはさほど「和食命」というわけではなく、アイルランドに「通って」いる頃は、ここで日本食をつくることも、食べに行くことも、ほとんどありませんでした。
帰国したら、母がつくってくれるので、ここでは、ここでしか食べられないものだけ食べていたかった。それはどこの国に旅しても同じで、中華料理屋でさえ、滅多に行きません。
中華料理を食べまくったのは所用で出かけた北京だけ。
そんななので、日本を離れてもあまり不自由を感じないのかもしれません。
お弁当にテーマをしぼったのは、ここのランチボックスが、サンドウィッチ一辺倒でバリエーションがなく、日本のお弁当文化を少しでも伝えられたらいいなと思ったからです。
母がお弁当名人で、わたしが就職してからもつくり続けてくれて、うちの伝統でもあるから。
前の日の残りものでも、ちょっと手を加えてくれて。朝の忙しいときに、揚げものまでしてくれて、お刺身のフライや、揚げシュウマイ、お昼まで待てなくて、学生時代は早弁の常習でした・苦笑
もう少し詳しく本の紹介するつもりでしたけど、長くなるのでまた次回。
レシピはすでにおさめていて、まもなくデザインワークが始まるので、わくわく。
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★松井ゆみ子さんへの講演やイベントのご相談、私信などは左側メニューにある「メッセージを送る」から、お名前、メールアドレス、内容を記入してお送りください(コメント欄でのコメントはメールアドレスが記載されないので、こちらからご連絡ができませんのでご了承ください)★
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