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松井ゆみ子のアイルランド・キッチン・ダイアリー「ウィックロウ・ブルー」

2008-06-02 00:29:40 | 松井ゆみ子のキッチン・ダイアリー
 今いちばん気に入っているアイリッシュチーズが、ウィックロウ・ブルーです。
 何度も書いた気がしますが、わたしはまだチーズのビギナーなので、クセの強いチーズはちょっと苦手。匂いがきついのは、喜んで食べることができません。

右がウィックロウ・ブルーチーズ。左は北アイルランド産の海藻入りチェダーチーズ。
 なので、ブルーチーズも得意ではなかったのですが、ウィックロウ・ブルーは大丈夫。ミルクの味がしっかり残っていて、でもちゃんと熟成もしていて、バランスがとっても好みなの。

 大きいバージョンもあるのですが、写真の、小さい食べきりサイズを常備しています。お店の人が「あ、ミニチュアサイズの方ね」と言ってて、かわいい呼び方も気に入っています。確か、ダブリン空港でも売っていたはずなので、おみやげに、ぜひ。

 アイルランドのブルーチーズでは、キャシェル・ブルーが有名で、こちらもおいしいです。ウィックロウに比べると、もう少し熟成してるかな。大人の味です。

 写真にある、北アイルランド産の海藻入りチェダーも、まろやかな味。ほのかな海藻の塩気でワインがすすんじゃいます。使われている海藻は、以前紹介した海藻ドルス(デリスク)。日本人としては、もうちょびっと海藻っぽい風味が残っててもいいなって感じたのですが、邪道でしょうか。

 チーズを扱う店では、必ず試食をさせてくれるので、失敗がなく助かります。
 まず好みを聞かれるので、「マイルドで塩気がきいてるのが好き」から始まって、その日の気分で、勧められたシープ(羊)ミルクのチーズにしたり、少しずつ冒険していきます。

 ゴーツ(山羊)ミルクのチーズも、匂いが苦手だったけども、ぼちぼちおいしさがわかってきたところ。でも、ほんのひとくちかな。

 冷蔵庫に、チーズをきらせちゃったときは、さみしい気持ちになっちゃいます。
 安心して買える店は、ニューブリッジ界隈だと、ぐっと少ないので、ときどきストックを足しそこねてしまいます。

 ダブリンに出たときは、グラフトン・ストリートをちょいと曲がったとこにあるシェリダンズに寄ります。ファーマーズマーケットに出かけたときは、チーズとオリーブ、セミ・ドライドトマトはマスト・アイテムだな。

 写真のチーズは、友人ジェニーのファーム・ショップで買ったもの。
 ジェニーはチーズに詳しく、セレクションもフレンチやバスクのチーズなど揃えていて、味見しながら好みの幅を広げていけるので助かっています。

 チェダーにクミンシード入りとか、ハーブ入りも好き。
 おいしいチーズとワインのある夜は至福のひとときです。


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