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アイルランド・ハイスクール・ダイアリー「Vol.49/学生登録に行こう!」

2007-12-14 01:17:08 | アイルランド・ハイスクール・ダイアリー
 長期学生が嫌でも避けて通れないのが、移民局(Immigration, イミグレーション)での外国人登録。これをしないと不法滞在になってしまいます! 高校生は1-3年の長期留学になるので、途中、一時帰国することもしばしば。きちんと登録をしないと、再入国の時に大きなトラブルになっちゃいます。。

リフィー川沿いにあるダブリンのイミグレーション。
 学生登録に必要なのは、パスポートのほかに学校の在学証明レター、アイルランドの銀行のステイトメント(残高証明書)、高校生にはこちらからガーディアン(保護者)の証明レターを発行してあげています。

 ところで最近、特にダブリンでは外国人が増えていて、イミグレーションの方針がころころ変わっているのが現状。ある日突然、「学生の登録は月-木の午後2時から」なんてお触れが出て午後は大混乱、次の週には「月-金の午前11時から」に変わっていました。

 順番のチケットも以前は自分で引けたんだけど(だから子どものために早く行ってひいてあげることもできたんだけど)、多めに取って後から来た友達にあげたり、逆に戻ってこなかったりする人もいて、フェアじゃないし無駄も多かったので、最近ではチケット受け取りにも簡単な審査をやるようになりました。

 18歳以上は登録料100ユーロを支払わなければならなくなったのも去年突然のこと。6年生の中には、誕生日によって17歳と18歳以上の子がいるので、一緒にイミグレーションに行って、一人は払ってもう一人は払わなくていい、なんてことも。「不公平だぁ~」と嘆く子どもの気持ち、わかるけど、こればかりはしょうがないよねー。。

 ちなみに今年、ダブリンのイミグレでは去年、最新の薄型テレビが3台もつきました・・・最近導入した登録料で買ったのか???

「イミグレーションに行くといろんな外国人がいて、ダブリンも多民族化したなーって思う」と卒業生のEちゃん。滞在中の3年間を通して、刻々と国際化が進むダブリンを肌で感じています。
 イミグレーションに足を踏み入れると、アジア人、黒人、アラブ人、白人・・・本当にありとあらゆる外国人満載。アイルランドじゃないみたい。

各都市のイミグレーション事情
【ダブリン】
 外国人が多いためか、とても機械的にさばいている感じ。アイルランド中の愛想のないアイリッシュが集結してるんじゃないかというくらいみんな無愛想。

 とにかく一日に来る外国人の数はものすごい。そんなわけでとにかく待つ、待つ、待つ。
 ブースはいっぱいあるのに、フルでブースが働いていることを見たことがないのが不思議。1時間に4人くらいしか進んでないこともありました。。

 そしてオフィサーによって全然足並みがそろってないのもここ。あっさりスタンプをくれる人もいれば、「両親はどこなの?」とか「誰と住んでるの?」「いつまでコースがあるの?」と尋問してくる人もいる。全く無言の人もいれば、「へー、12歳に見えるねー」なんてたまに愛想がいいことを言う人も。

 学校に電話一本かけて確認すればわかることも基本的にやってくれません。大人数をさばいているので、余計なサービスは一切せず、融通がきかない感じ・・・

 今年のイミグレのの混みっぷりもひどいです。5時間、6時間待つこともざら。放課後行くともうチケットがなかったりで、朝から学校をお休みしていく羽目になった子もいます。

【ドロヘダ】
 警察署の一室にあります。ダブリンが一つ一つガラス越しのブースになってるのに対し、こちらはフツーのデスク。
 学校の書類やステイトメントも毎回そろえて行っていますが、子どもの制服(Drogheda Grammar School)を見ると、あっさり何も聞かずに(レターも読まずに!?)スタンプをくれました。日本の話とかソニーの話とかあんまり関係ない話も。まだまだ人情が残ってるって感じます。古き良き(?)アイルランド!?

【ニューブリッジ】
 ここは管轄が同じ県にあるキルデア市の警察署なので、キルデアまで行きます。ここは完全予約制。予約なので現地で余り待たなくていいけど、予約が1ヶ月先なんてことも。
 キチッとした女のオフィサーが担当です。海外旅行者保険証(*)を求められ持って来てなかったところを、「後でコピーを郵送で送って」と融通がきかせてくれたのは地方ならでは。
(*留学生は必ず海外旅行者保険に加入してください)

 審査が通れば、パスポートに学生としての滞在許可のスタンプを押してくれます。それと一緒に写真つきの登録カードがもらえます(写真はその場で撮ってくれます)。

 パスポートに記された滞在許可の日付と登録カードにプリントされた日付を確認。次に再入国することがある時は、必ずパスポートと一緒に登録カードもパスポート・コントロール(入国審査)で提示しましょう。


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