いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

一度決めたら変えられません!@高齢福祉課

2005-09-09 | Weblog
 お役所は、自分勝手である。自らが決定したり、失敗したことの処理は実に素早く、また、変更する理由付けもうまい。しかし、一度決めたことを、区民が変更依頼すると普通は「いかに出来ないか」という理由を説明して、頑として変えない、という特性がある。

 またまた、この特性を実証する事件があった。それは「100歳以上祝い金」という事業の実施でだ。これは、100歳以上の高齢者に5万円の祝い金をお届けする、という事業である。

 8月に訪問日時などの都合をうかがう文書を住民票の住所に出した。ところが、多くの高齢者はご自宅ではなく、特別養護老人ホームや老人保健施設に入所されている。そこで、先月の保健福祉委員会において、入所者について祝い金は、どこに届けるのか質問したところ、高齢福祉課長は自信を持って「入所先にお届けします!」と答弁された。

 ところが、この答弁はウソだったのだ。今日、ある民間高齢者施設の担当者から「本当に施設に持ってきてくれるのか確認したい」との電話が、私にあった。担当窓口の電話を教えると、数分後に「自宅あてに届ける。今更変更は出来ない。」と区職員に言われた、と怒って電話があった。

 ふざけるな!早速、課長に電話すると不在。担当者に直接聞いた。ちなみに、区の管理職は担当者に議員が直接話しをすることを異常なくらい嫌がる。事前に調整(口裏あわせ?)が出来ないからだろか、それとも、その場しのぎの委員会答弁がバレるのが困るからだろうか。

 担当者によれば、8月に、祝い金をお届けするご都合を伺う手紙を出し、Sの返信により、7名の区職員が150名余りの100歳以上の高齢者をまわるのだ、という。そして、9月初旬(まだ初旬だが…)には、ずべて調整が終わったので、変更は困難(役所では不可能という意味)だ、とのこと。

 では伺うが、課長は「入所先に届ける」と答弁したが、どうやって、入所先を調べるのか聞くと「ご家族のご希望による」そうだ。詭弁である。なぜなら、祝い金をお届けする日時を記入する用紙には、自宅に届けるのか、入所先に届けるのかの選択肢はどこにもない。

 「ご希望、ご都合」を書く欄はあるが、余程の家族や高齢者でなければ、ここに「入所先にして欲しい」とは書かないだろう。ましてや、今回「困難」と言われた、ご本人がいる入所先は、「調整済み」の届け先である自宅から100メートルの地点だ。

 さんざん文句を言って、最後は「わかったよ!そんなに難しいことなら俺が届けるから、前日によこせ。」と怒鳴った。流石に、貧乏いぬぶしに5万円も渡したら、借金返済に使われちまうと思ったのか、渋々「こちらでやります」。

 どうせやるなら、「ハイ」の一言でやれないのかね、お役人さんよ!来年からは、担当課長の「ご高配」で、お届け先欄に「入所先」という欄が出来るそうだ。

 おめでとう!ご長寿の大田区民の皆さん!

気をつけよう!オークション詐欺

2005-09-07 | Weblog
 世の中には、本当にずる賢い連中がいるものだ。昨日、友人が「やられた~」と青い顔をしていたので事情を聞いた。すると状況は以下のようなものだった。

 彼は、ヤフ-のオークションで、カーナビを8万円で落札した。落札後、すぐに「落札ありがとう」というメールが入り、振込先、出品者の住所などが示されていたので、何の疑いもなく送金した。ところが、送金後、本来の落札者から同様のメールが来て、あわてて振り込んだ相手に電話したところ、まったく別人の電話だった、というのだ。

 彼は、ヤフ-のIDをそのままメールアドレスにしていたので、詐欺師は、落札情報をみて、出品者と落札者情報を確認。いちかばちか、ID@Yahoo.co.jpにメールを送ったのだろう。そして、まんまと、メールが届き、一件落着。

 彼には「8万円で良かったネ。80万のものを落札しても、もう騙されないから、結果、80万騙されないですんだ、と思えば、72万円得したじゃないか。」と慰めた。でも、8万円は悔しいだろうな。

 また、再発防止のため、警察とヤフ-、さらには銀行への通報をすすめた。

 オークションマニアの私も他人事ではない。IDをメルアドにされている皆さん、ご注意あれ。


庁舎が変わると公務員も変わる?@ハローワーク大森

2005-09-06 | Weblog
 今日は、経営する会社の用件でハローワーク大森(大森職業安定所)に出向いた。以前は、恐ろしく古い建物だったが、近年、東京法務局の建物の跡地に、しゃれた建物を新築して移転した。

 まだ古い建物だったころ、対応のヒドサに激怒して、経営者なのか、議員の立場なのかわからない文句を言ったことがある。経営者は雇用保険に入れないが、バカ高い保険料を負担し、その保険料を、旧労働省貴族たちが、勝手気ままに浪費している実態を聞くにつけ腹がたったものだ。

 さて、今日応対してくれた、30代とおぼしき女性職員さん。素晴らしかった!一言一言がフレンドリーで、世間話をしながら的確に業務をこなす。さらに「お急ぎですか?」と聞かれたので、「前の道路に駐車してます」と答えると「それは大変。この時間帯は危険です(取り締まりで)。書類は処理して郵送します。」と。

 いやはや、恐れ入った。旧庁舎の時には、ひたすら待たされ、感じが悪いイメージだけだったが、庁舎が変わると心も新しくなるのか。いや、きっと、あの職員さんだったら、古い庁舎でも感じよかったんだろう。

 あんまり嬉しかったので、建物を出て、すぐに携帯で、上司の方にお礼の電話をした。「公務員が皆あんな職員さんのようになるといいですね」と一言付け加えたが…

 勿論、誰も私が区議会議員であることは知らないし、言ってもいない。

Good Job!大森ハローワークさん。

そういえば、8月31日に書いた「池上警察署の飴」は撤去されていた。残念!やっぱりね…書くんじゃなかった!




怪文書へのご返事

2005-09-05 | Weblog
 区議になってからというもの、怪文書だの中傷ビラ、苦情メールの嵐である。特に、左巻きの方々がお嫌いな案件に手を出すと、凄まじい量のゴミ箱行きメールが来る。

 今週の怪文書は、ある町会関係者のもとに匿名で届いた。受け取ったご本人は「大変だ~」と、ご心配されて自宅にお電話を頂いたが、私にとって、日常の出来事なので、またか、という位だ。

 ただ、せっかくお出し頂いたので、ご返事をネット上でしておこうと思う。まあ、願わくば、匿名ではなく正々堂々と実名でご連絡頂ければ、ご返事も出来るのに、と残念である。

 怪文書には以下のような内容が書いてあったらしい。(実物は見ていない)

1.町会幹部のAさんが、産業廃棄物を近所の公園に投棄した。それを隠すために、犬伏議員に命令して税金で砂をいれさせた。
2.都議会議員選挙の際、町会会館で特定政党の個人演説会を開催させたのは、公金で補助をもらっている会館の趣旨にあわない。

 では、ご返事を。

1.について事実は次のようなものである。町会幹部でもあり、建設関係の仕事を経営されているAさんは、区民に公園管理をまかせている「ふれあいパーク活動」の責任者である。常々、当該公園の樹木の根元の土が流れているのを気にしていた。すると、久が原(区内の高級住宅地の地名)の現場で、良質の黒土が出たので、トラックに載せてこの公園の樹木の下にまいた。そして、この件とは別に、公園の広場部分の地面の土が出ているので、砂を入れて欲しい、との要望がA氏を含め、数人から私にあったので、区担当に依頼したところ、丁度、整備の時期だったので、砂を入れた。というものである。私は命令された覚えはない。また、黒土を産業廃棄物と言うのだろうか。

2.については私がお答えすべきものではないが、見解だけお示しする。確かに、会館建設には区から2000万円の補助金が支給されているので、公的な施設である。これを、特定の政党だけに貸し出すとすれば大問題であるが、今回のケースは、たまたま二人の候補者から借用(有料)の申し出があり、同じ政党だった、というだけの話である。公的施設を選挙の際の演説会場にすることは、公職選挙法においても認められており、現に私自身も、小学校や中学校の施設をお借りして演説会を開催した。政治と町会が無関係を装うのは、かえて奇異である。地域の問題を政治家と共に考えることが本来の姿であろう。

 以上、姿の見えない「匿名さん」へのご回答としたい。