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一昨年末に6年間続けた詩吟の稽古を止めました。
理由はいろいろありますが自分に音感がなく、教えられたように出来ないことが一番でした。
稽古から解放された昨年は随分楽になりました。
先ず毎週1回の稽古がないので時間的にも余裕ができ、昇段試験や年4回の発表会(錬成会)や忘年会その他の行事も何も関係なくなりました。
大先生のことも、気に入らなかった同僚弟子のことについても気を使わなくてよくなり、精神的にも穏やかになりました。
そんなことで詩吟とは縁の切れた昨年でしたが今年からまた縁が復活しました。
大先生の下で一緒に習っていた先輩弟子が先生の資格を得て独立した教室(吟詩会)を持つようになり、是非にと誘われたからです。
という訳で今年初めから新しい先生の自宅でのレッスンに行っています。
他の4人のお弟子さんは何れも女性で本部の行事にも参加していますが、私は会費¥4300/月は納めるがこの教室以外の行事や稽古には不参加の特例会員です。
気心の知れた先生と弟子仲間で気軽にお茶休憩をはさんでの稽古ですがレッスンそのものは先生も弟子も熱心で真面目そのものです。
そこで思い知らされたのが1年間のブランクで、多少はあった筈の過去の稽古の成果が雨散霧消してしまっていて、全くの初歩から始めなければならなかったことです。
そしてその時少し分かりかけてきたことも次の週にはまた忘れてしまっているという始末です。
俳句やゴルフにも一脈通じるものがあると思いますが、一般的に稽古ごとはいい先生の指導の下に真面目に学び、学んだことを繰り返し練習努力して自分のものにするしか上達の道は無いようです。
頭の中では分かっていても日常を省みる時忸怩たるものを禁じ得ません。
新しい先生と私です。
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