大10同好会

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神無月(土井)

2010年10月09日 10時34分49秒 | Weblog
十月(かむなづき)時雨に逢へる黄葉(もみぢば)の吹かば散りなむ風のまにまに 
                                 ( 万葉集・大伴池主)

きみがさすみかさの山のもみぢばのいろかみな月しぐれの雨のそめるなりけり
                                  (古今集・紀貫之)

すでに古くから詠まれている神無月は陰暦十月のことで神在(有)月、時雨月、初霜月などとも呼ばれます。
この月諸国の八百万(やおよろず)の神々が出雲大社に集まるので、諸国は神無月になり出雲では神在(有)月になるというのが通説となっています。
しかしこれも一つの俗説で、「な」は「の」の意味で「神な月」は「神の月」即ち神祭りの月を意味するものだとか、雷の無い月だからとか諸説があるようです。

理屈は抜きにして陽暦十月の今は一年中で最も過ごしやすい時で、世間では文化、体育その他各種の行事が盛り沢山です。
私も明日は市の俳句大会があり披講(読み上げ)の役を仰せつかっていますが、提出する雑詠5句がまだ出来ていないので今日中に何とかしなければなりません。

   同期会の会費振り込む神無月

   太鼓打つ妓の眦(まなじり)も神無月   寂聴

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