大10同好会

普通の高齢者の生活と情報

俳句の披講(土井)

2010年11月19日 13時01分59秒 | Weblog
宮中歌会始で披露される入選歌や両陛下をはじめとする皇族方の歌の独特な節回しには部外者たる我々一般人も興味を引かれます。
一寸調べてみるとこの披講は司会や節をつけずに読む人、節をつけて読む人など7人のチームによって行われているそうで、披講所役というそれらの人達は「披講会」という団体に属する旧華族の子弟が宮内庁式部職の嘱託として務めているそうです。
披講は綾小路流だそうです。

そういう専門職と違って一般のそこらの句会の披講役は会員が順番で1人または2人で分担して務めるのが一般的です。
しかし誰でもという訳にも行かないので披講役を決めている所や、全員ではなく数人の中の順番で行っている所もあるようです。
何故誰でもという訳に行かないかというと、この披講役の技量によって句会そのものがうまく行ったりまずくなったりするからです。
披講役に求められる条件は先ず全員に聞こえるような大きな声の出せること、難しい漢字も結構あるのでそれが読めて意味が分かること、句をパッと見て意味とリズムが摑めること、会場の状況と雰囲気が分かること等です。
歌会始のように入念な下準備がある訳ではなく、下手な字や誤字、または乱雑な書き方もある選句用紙が集められたらすぐ(下読みの間もなく)順番に読んでいくのですから即断即決力が求められます。
先回の市民俳句大会で私にお鉢が回ってきたのは、それ迄務められていた大先輩が亡くなられたからに他なりません。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿