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おれは河原の枯れすすき
おなじお前も枯れすすき
どうせ二人はこの世では
花の咲かない枯れすすき
1番から5番まであるこの歌は野口雨情が1921(大正10)年に民謡「枯れすすき」として作詞したものに中山晋平が曲をつけて翌1992(大正11)年に「枯れすすき」を改題し「船頭小唄」として発表されたものだといわれています。
森繁久彌の哀調を帯びた歌声であれ、その他の歌手の歌であれ我々の年代はこの曲を聞きながら育ったといっても過言ではない程懐かしい曲の一つだろうと思います。
しかし戦後の経済発展と共に世の中も厭世気分から抜け出し、明るさを増すと共にこの曲を聞くことも少なくなったので今の若い人たちには馴染みも薄くなっていることと思います。
そして今枯れすすきはこの時期の風物として人々の目を楽しませる存在になっています。
私の例では最も印象に残っているのは箱根仙石原のすすき原です。
木曽川の河原も枯れすすきの見事な候となってきました。
枯れすすき木曽川(きそ)の河原を埋め尽し
鈴鹿嶺を染むる落暉や枯れすすき
木曽川や夕日にほのと枯れすすき