大10同好会

普通の高齢者の生活と情報

機窓の絶景(土井)

2006年07月22日 14時50分33秒 | Weblog
ブリスベン空港内で手続き中に日が昇ってしまい、大陸の日の出を見逃してしまいました。
シドニー経由関空への往路は太平洋をひとっ飛びする朝から夜にかけての行程でした。
殆どの窓は閉められ映画を見ている人もいましたが、多くの人はいかにも遊び疲れたといった感じで眠りこけていました。私も少し寝ましたが開けて見た窓外の景色は感動する美しさで、昼間から夕焼け、そして夜へ移り行く様を堪能しながら見続けました。
普通は仰ぎ見る入道雲(雲の峰)が眼下に見えるのです。それも幾つも、幾つも並び立って・・・・・・・。
また一際大きいのは機よりも高く聳え、幅も巨大で、あの高速のジャンボ機が傍を飛んでも、たちまち後ろへ過ぎ行くどころか、まるで飛行機が止まっているかの如くしか後退しませんでした。
夕焼けも見下ろす雲海を染め、そして又徐々に薄れて闇となってゆく様は心に残る光景でした。

    機窓より樹氷のごとき雲の峰
    太平洋機下に林立雲の峰
    ジャンボ機の眼下に聳ゆ雲の峰
    雲の峰機はゆっくりと傍を過ぐ
    入日染む太平洋や雲の峰
    太平洋覆ふ積雲ジャンボ行く
    機下過ぐる積雲白く輝きて
    雲海を染む夕焼やJALの窓
    薄れゆく夕焼光や空の旅
    夕焼の残光淡き機窓かな

(写真は歳の割には元気な3人です。寮生時代の面影は残っているでしょうか?写真をクリックすると大きくなります)