お詫びとお知らせ 株式会社 高島屋
さて、このたび、弊社東京店八階催会場におきまして開催いたしました「大九州展」のイートインコーナーにて、「天草豪快うに丼3,150円(一人前・税込)」を、151食販売させていただきましたが、この商品につきまして、催事期間中、実際にお客様にご提供したものより、「大九州展」の新聞折込チラシに写真で掲載されたものの方が、うにが多く盛り付けられていたことが判明いたしました。
つきましては、当該商品をお召し上がりになったお客様におかれましては、誠にお手数をお掛けいたしますが、、お問い合わせ先までご連絡をお願い申しあげます。
弊社において確認をさせていただいた上で、後日、郵送にてご返金手続きをとらせていただきます。なお、売り場でのご返金は、ご容赦願います。
読者から送られてきた先月(2004年5月)の読売ネタ、確かにツッコミどころ満載。まるで読解能力が試されているようだ。いくら豪快とはいえ、うに丼ごときが3,000円もすることや、期間中に151食って数字はどうなの?という疑問はおいといて、最大の謎は
【いったいどうやってうに丼を食べた客を判別するのか】
これにつきる。しかしこれは当然言ったもん勝ちだろうし、高島屋も倍の300人ぐらい申し出があることは覚悟の上のはず。トラブル対策専門のセクションがあるくらいの業界だ、「ウニが足りねーじゃないか!」という、いわば因縁に過剰に対応してしまうのも無理からぬことかも。チラシ写真ではうにの下のご飯は見えないが、販売されたものはごはんが見えていたらしいのはさすがにちょっと。でもわたしも気になって調べてみたら、このクレーム、たった一人しか寄せていないのである。すごいな。ひょっとしてそいつ総○屋?(総菜屋じゃないよ)
こんなトラブルの陰で、実は笑いがとまらないヤツがいる。新聞社である。この不況下、広告出稿量は減り続け、おかげで全面で数千万円と言われる全国紙の広告料も、今はかなりダンピングされている。そんななか、必ず定価で売れる謝罪広告は、新聞社にとって涙がでるほどうれしい存在なのだ。さあ今日も三面下の謝罪広告チェックだ。あそこにこそ“現代”はあるもんな。
……2008年現在、謝罪広告はまさしくシャレならん状態になっている。“偽装”という言葉でひとくくりにされるあたりがなお痛い。特に考えこまされるのが製紙業界。要するにリサイクルをやってたら勝ち残れない、というのが業界全体の常識だったわけでしょう?うーん。