第29話「新天地、長崎」はこちら。
いやはや視聴率は最低を更新し、15.8%まで下降した。ナビゲイター篇のしょっぱながこれではNHKも頭が痛いだろう。今週はフジの26時間テレビまであるから、なお下降する可能性もある。
さて、どうして視聴率が下がってしまったのだろう。
・志士の論争が続きすぎ、怒鳴り合いに視聴者がひいた。
・ドラマの一方の核であるホームドラマの要素がなくなった。
・同様に、恋愛ドラマの要素も希薄になった。
・重鎮的な俳優がいなくなり、キャストロールのトメである倍賞美津子の出番もほとんどない。
こんなところかな。今回からはチビTこと桐谷健太と、「おくりびと」で泣かせた余貴美子が登場し、蒼井優が隠れキリシタンであること、長崎奉行の石橋凌の下で働くことの苦悩をうかがわせるなどしてドラマを牽引している。
第三部においては、(株)亀山社中など、商売を通じて薩摩と長州の間をとりもつあたりが描かれるのだろう。革命が経済の趨勢に影響されるってのは歴史の常道だし、商人は勝ち組に投資しようとアンテナをはりめぐらす。そうでなくっちゃ。
ところで、わたしはリドリー・スコットの「グラディエーター」が大好きで何度も観ている。先日も久しぶりに観たら、ハンス・ジマーの音楽にのせて歌っているのはリサ・ジェラルドなのに気づきました。ほんとに、有名な人だったんだなあ。ほんとに、今さらですが。
ってことで今回の視聴率は……16%台ではないかと。
次回「西郷はまだか」につづく。年配の女性に圧倒的な人気を誇る上川隆也登場。さて。