事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

高速無料化

2010-07-15 | まち歩き

高速道無料化 社会実験交通量増全国3位独占

 全国37路線50区間の高速道路を対象とした無料化の社会実験で、国土交通省が6日にまとめた開始前後の交通量調査で、県内区間は、増減率(平日)で全国トップ3を占めるなど顕著な効果が表れたことが分かった。一方、無料化区間と並行する一般道の交通量は、軒並み減少した。交通量調査では、実験開始後の6月28日~7月2日と、開始前の6月21日~25日の平均値を比較した。

 その結果、東北中央自動車道(山形上山―山形中央間)が4.22倍、米沢南陽道(米沢北―南陽高畠間)が3.68倍、山形自動車道(庄内空港―酒田間)が3.46倍と上位3位を独占した。

全区間で見ても、平日は約1.8倍増となり、利用の少なかった路線を中心に交通量の増加が目立った。一方で、並行する一般道は交通量が減少し、混雑緩和に一定の効果が見えた。6月29日と同22日を比較したデータでは、全国平均で18%減。県内の並行一般道は、山形自動車道西川―月山間が37%減、米沢南陽道米沢北―南陽高畠間が29%減、山形自動車道庄内空港―酒田間が9%減、東北中央自動車道山形上山―山形中央間が8%減だった。
(2010年7月7日  読売新聞)

「料金ハ、ゼロ円デス。」

 どうして山形県内が上位を独占するようなことになったんだろう。考えられるのは

・山形県人はケチなのでいままで利用したくてもしていなかった。

・ちょうどさくらんぼ狩りの季節とバッティングした。

・いままでがあまりにも利用数が少なかった。

・みんなが利用するんならオレも、と付和雷同した。

……おそらく、みんな正解なんだと思うな。

わたしは毎朝、酒田みなとIC~酒田IC間の山形自動車道の下をくぐって通勤している。これまではめったに自動車道を通るクルマを見かけなかったのに、いまは通勤ラッシュとあいまってビュンビュンである。

眺めながら、ちょっとくやしい思いでいるのだ。なぜなら、酒田の場合は最上川に架橋されているのが(事実上)出羽大橋と両羽橋だけだったのに、この無料化によって、もう一本の橋が架けられたのと同様の効果を生んでいるわけ。まことにめでたい。でもこういうことは去年までの、オレが出羽大橋を通っていた時期にやってくれないと(笑)。

わたしが自動車道を利用すれば便利なのと同時に、冬期間のあの気が遠くなるような一般道のラッシュが緩和されるに違いないからだ。かくして、県内の自動車道利用者はもっと伸びるにちがいない。数字がのびなかったら実験は失敗という結論になるだろうから、ひとまずホッ。ちょっとくやしいけどホッ。おそらくは民主党もホッ。

コメント (1)
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