事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

台風

2008-11-23 | 事務職員部報

51r4g4jgrdl 今回の台風は、まったく久しぶりに進路予想が山形県どまんなかということで様々な対応がとられたようです。三年前の台風三連発のドタバタが背後にあるのでしょう。東北は台風の襲来回数自体が少ないため、ノウハウが蓄積されていないのが弱点だとは前から指摘されていました。危機管理がなっていない、というわけ。

 たとえば台風が「来るのが当然」な関西や九州沖縄では、【午前七時に台風による暴風警報が出ていれば自宅待機。午前九時に継続していれば休校とする】こんなルールが確立しているところが多い。

 まあ、休校にしない理由として給食の実施に会計処理の関係から拘泥したり、保護者の送迎の事情や授業日数の確保といった理屈はあるのでしょうが。

 わたしがしかし言いたいのはただひとつ『そこまでして登校しなければならないのか』です。学校は教育の場である以前に、身を守るテクを持たないこどもが“集合する”場所でもある。その分リスクは極大化するわけでしょう?昔ながらの「どんな風雪のなかでも学校にキチンと登校する」皆勤を賞揚する時代は、もうとっくに終わっています。そして、そのことにいちばん気づいていないのが、当の学校自身ではないのでしょうか。    

07年9月21日付事務職員部報「日当①」より

画像は「ゴーでいこうぜ」ヒキタクニオ。
沖縄におけるいじめっ子の典型がDA PUMP。いじめられっ子の典型がORANGE RANGEってネタには笑った。

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「東京バンドワゴン」小路幸也著 集英社刊

2008-11-23 | 事務職員部報

2006_11_22_01  ブラウン管のなかの、特にホームドラマの食事シーンはとても不自然だった。今では文化財あつかいの卓袱台の、カメラに近いサイドには誰もすわらないのだ。その不自然さをも笑い飛ばす芸を見せたのが「ムー」や「時間ですよ」(TBS)。

「どうしてそっち側にはすわらないのかしらねー」

オキテ破りの発言は常に樹木希林(当時は悠木千帆)。そんな雰囲気を醸成したのが演出の久世光彦だった。

「東京バンドワゴン」と続篇の「シー・ラブズ・ユー」は、そんな久世ドラマへのオマージュ。下町の古本屋兼カフェを舞台に、わけありの大家族がくり広げるゆるいミステリ。伝説のロッカーである父親は、誰がどう読んでも内田裕也(小路はロッド・スチュワートの要素も入れたと主張している)。映像化のオファーが殺到しているらしいが、さて、はたして誰が演じるものだか。「寺内貫太郎一家」のファンには絶対のおすすめ。ロケンロール。

07年9月14日付事務職員部報「新財務システム⑥」より

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