チャンネル6「のど自慢」篇はこちら。
「山形新幹線つばさ」新庄延伸の日、イベント好きな私と義母は当時1歳の娘を連れて新庄駅へ。ちっとも意識はしていなかったのですが、YTSのアナウンサーがリポートしている後ろにずっと立っていたらしく、テレビに子どもを抱いた私がばっちり映っていたそうです(本人は見ていない)。それを見ていた教員が、次の日の学級だよりに乗せてくれました…
同じ日にNHK山形にも映っていたそうで、夕方義姉から「今映ってだ」と電話がありました。きっと夜もやるだろうと、9時ごろのニュースを家族で見た記憶があります。
先日、ゆめりあにギャル曽根が来たときにも1時間半も前から待ってみてきましたが、残念ながら、米粒のような聴衆の中に自分の姿は発見できませんでした。(娘は見つけたのですが)
……イベント好き、というだけではかたづけられない野次馬ぶり。この、ローカルニュースに“映ってしまう”というのがテレビ出演の王道だなあ。「ぼくのわたしのTV出演」前シリーズでもそんなパターンが多かったし。
テレビ出演は、平穏な日常に訪れる一瞬のハレの場。でもそれ以上に、ブラウン管(近ごろは液晶やプラズマもありか)のなかにいる『自分をさがす』というお楽しみでもある。
まず鏡に映る自分とは左右が逆ってのが新鮮。三面鏡を初めて観たときの驚きに近い。写真でも同じことなんだけどカメラ目線じゃないので『自分の知らない自分の顔』になるしね。同時に、まわりにたくさん人が映っていることが多いから、なんか冷静に他人と比べちゃう。で、「こんなはずはないっ!オレはもっとかっこいい!」と思う人も多いはず。気持ちはよくわかります。
にしても、ローカルニュースってけっこうみんな見てるんだよね。若いころは、なんでこんなに事件がないんだ山形には!と嘆いていた。でも「学校給食に地元の食材が~」なんて時事ネタがトップニュースだと、今はしみじみとホッとします。
※ギャル曽根って、自分がキワモノであることをかなり強力に意識していて、他の芸人たちに遠慮している感じがかわいい。胃袋の方は、遠慮もへったくれもないわけだけど。
チャンネル8「街頭インタビュー」につづく。