事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

おくりびと~酒田観光案内8「港座」

2008-11-10 | まち歩き

Okuribito08 台町篇はこちら

港座は台町にある映画館。かつて「ラストショー」を特集したときに紹介しました。大劇場、中劇場、小劇場の3スクリーンがあったので、シネコンの形態を早くからとっていたわけ。納棺師の山崎努が業界向けのDVDを撮影する場面で使われました。死体役が本木の初仕事。おむつ姿は「シコふんじゃった」のまわし姿へのオマージュともとれる。

先日わたしは、この閉館した劇場に入れてもらい、撮影で使われた大劇場のスクリーン前の舞台に立たせてもらいました。あまりにも昔と変わっていないのでびっくり。だから他の人とは順番が逆で、中をうかがいながら訪れる本木が、まるでわたしの行動をトレースしているかのような錯覚を。実際に使われていた『本日の上映は終了しました』なんて看板がいい味をだしています。

港座のオーナーはこの劇場を塩漬けにしておくのが悔しいようだし、いずれ港座で「おくりびと」を観る機会がもうけられるかもしれない。ちなみに、いま港座に行くと正面に「おくりびと」関係の展示が用意されています。エンドタイトルにはオーナーの会社名がちゃんと出ていたし、撮影の時も最前列で見学させてもらったのだそうだ。うらやましい。

次回は「斎場

Okuribito09

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おくりびと~酒田観光案内7「台町」

2008-11-10 | まち歩き

Okuribito06 「小幡」篇はこちら

今回の特集は台町。
港町酒田を代表する歓楽街。本木が初仕事に向かうときに歩くシーンが撮影された。クラブやスナックが今でもひしめいているけれど、“大人の街”の印象が強すぎて、若い連中はめったに足を踏み入れない傾向にあります。

他人ごとのように言ってるけど、いい中年であるわたしだってしばらく訪れていなかった。昔は中町の居酒屋で飲み、二次会三次会とすすむにつれ、台町方向に“のぼる”(実際に坂になっている)のがルーティンだったのに。

画面には出てきませんが、台町には東北一のキャバレーとよばれた「白ばら」という店が存在します。景気が良かったころ(わたしが生まれる前だけど)は札ビラをばらまくお大尽や、興行でやって来た芸能人でにぎわったそうなのに、今は普通のフィリピンパブ。わたしはこの店で先輩に置いてきぼりにされてしまい、たったひとりの客としてホステスさんたちと「♪ギンギラギンにラシモアパー!」とマッチの「ギンギラギンにさりげなく」をタガログ語で絶唱させられた痛恨の思い出があります。

Okuribito07 次回特集は「港座

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おくりびと~酒田観光案内6「小幡」

2008-11-10 | まち歩き

Okuribito04_2 中町篇はこちら

本木の再就職先「NKエージェント」(NKは“のうかん”の略。略じゃないって)の事務所は、今は廃業した高名な料亭「小幡(おばた)」の外観が利用された。あつらえたようにフィットしている。ロケの醍醐味。

この小幡、港に面していることが売りだったのに、海側にマンションが建ってしまって眺望権で大もめ。それ以上に、わたしが遊佐の中学校に転勤したときに歓迎会が開かれた場所として知られています。嘘です。

次回は「台町

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