カノウおにいさんの気象・地震再発見

気象や地震についての目からうろこが出る話全集です。
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猛暑続く 三重県桑名で38・9℃ 熊谷で38℃ 東京は3日連続猛暑日35・7℃ 仙台でも本年初猛暑日

2010-07-23 18:03:20 | インポート

①7月23日12時の天気図 気象庁HPより引用

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②7月23日9時気象庁発表のAXFE578図 日本気象予報士会HPより引用

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③7月23日15時までの全国最高気温分布図 気象庁HPより引用

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7月23日も、東北から近畿地方中心として、各地で厳しい暑さとなりました。

三重県桑名や岐阜県多治見 群馬県館林では最高気温38・9℃を観測したほか、熊谷で38・0℃ 名古屋で36・6℃ 京都で37・3℃ 大阪で36・0℃の最高気温を観測しています。

さらに、東京(気象庁のある千代田区大手町)では最高気温35・7℃と3日連続の猛暑日を観測しましたし、仙台でも本年初猛暑日となる35・0℃の最高気温となりました。

この数日、地上付近から500hpaにかけて、ほぼ同様な気圧配置が続いていますが、引用図②の上側図に注目!シベリアから中国東北部にかけて、500hpaの気圧の谷が姿を見せてきました。次第に南下してきています。

大雑把な言い方になりますが、500hpaの気圧の谷=上空5500m付近で周辺よりも相対的に気温の低い部分 となるもの。換言すれば、上空5500m付近で500hpaの気圧の谷は寒気を伴っている と言うことになりますから、日本列島各地とも、次第に、上空(5500m付近)に寒気が流れこんで、大気が不安定になっていくでしょう。急な強い雨や落雷等に用心する必要がありそうです。

明日7月24日以降、屋外でのレジャー・行事等には充分注意してください!!


23日早朝 関東で強い地震 茨城県鹿嶋で震度5弱

2010-07-23 08:42:05 | インポート

引用図は7月23日6時06分発生の地震の震央と各地震度分布図です。気象庁HPより引用・加工

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23日06時06分頃関東地方で強い地震がありました。

震源地は千葉県北東部 ( 北緯35・9度、東経140・5度)で震源の深さは約30km、地震の規模(マグニチュード)は5・3と推定されます。※この地震のマグニチュードは、その後、4・9と訂正がありましたが。

この地震で、茨城県鹿嶋市鉢形では震度5弱を観測したほか、茨城県南部から千葉県北東部や印旛地区の所々で震度4を観測しました。

震度5弱を観測した鹿嶋市内では、一部地域で水道が断水したり、窓ガラスが割れたり、屋内の棚の物が落下したりしたようですが、大きな被害は報告されていない様子です。

なお、この地震は、関東平野が載っている北米プレートの下側を沈み込む、フィリピン海プレート(伊豆半島や伊豆諸島が載っているプレート)との境界部分で発生した地震と推定されます。