①本日7月17日午前中筆者自宅(東京都渋谷区内)屋上より撮影 新宿副都心高層ビル街背景とした夏空
気象庁より17日午前中に、関東以西の各地(九州南部だけは除きますが)で梅雨明けしたと見られるとの発表がありました。
関東甲信地方では、昨年より3日遅く、平年より3日早い梅雨明けとなりました。
梅雨明けした各地では、暑い晴天となり、福井県小浜と兵庫県豊岡で35・2℃、群馬県館林で34・8℃ 埼玉県熊谷で34・4℃、東京都練馬で34・2℃の最高気温をを観測しました。気象庁のある東京千代田区大手町でも、最高気温32・1℃と、本年最高の暑さとなりました。
②7月17日9時の天気図 気象庁HPより引用
③7月17日9時の日本付近雲画像図(赤外画像で拡大版) 気象庁HPより引用
④7月17日9時気象庁発表AXFE578図 日本気象予報士会HPより引用
引用図②より、地上天気図上では、本州上には梅雨前線は描かれていません。引用図③より、梅雨前線の名残とも言うべき帯状の雲の集団が、東北南部から関東北部、甲信越地方北部へと広がっているのみとなりました。引用図④上側図より、500hpaの5940m等高度線は、昨日(本ブログでの昨日の記事引用図②上側図を参照)より更に西側へと広がり、四国付近と達していますね。
これで、関東以西の各地では名実とも真夏となりました。この分だと、東北地方の梅雨明けも時間の問題でしょう。
ただ、懸念することが。
それは、地上天気図上に前線が表現されていなくても、前線の名残ともいうべき帯状の雲が葉かかっている地域は、下層に暖湿流が流れ込んで大気の状態が不安定となっている地域でもあります。こういう地域には、日中、雷雲が発生・発達し易く、局地的には強い降水も発生したりします。
引用図③にて、当該帯状雲がかかっていた地域である、東北地方南部や関東地方北部、甲信越地方北部の地域には、17日15時現在、大雨警報や洪水警報の発表されている地域があります。
それにもうひとつ、引用図④上側図より、500hpaの気圧の峰が、その勢力を本州上にまで広げてきました。500hpaの気圧の峰の直下では、気温が上昇するもの。18日以降、関東以西の各地では、気温が一層上昇します。熱中症にはご用心!
さて、私自身、今夜は、梅雨明けと言うことで、ビールをたらふく飲むか。いや、焼酎の氷割りもいいよな。いっそのこと、まとめて両方で酒盛りするか。つまみは、勿論、枝豆の塩茹でに限るね!!さ~っ!!飲むぞ~っ!!!